『アイソアへの侵攻』(原題:Dark Tide II: Ruin)は、マイケル・A・スタックポールによる小説作品。ニュー・ジェダイ・オーダー・シリーズの3作目で、暗黒の潮流2部作の第2弾。富永和子訳。2000年8月、ソニー・マガジンズから発売。
原書[]
『アイソアへの侵攻』の原書、『Dark Tide II: Ruin』は2000年6月6日に発売された。原書のカバー・イラストを担当したのは、シリーズ前作と同様ジョン・ハリス。
出版社による作品紹介[]
上巻裏表紙[]
謎に満ちた侵略者ユージャン・ヴォングは、ルークたちの必死の抵抗をものともせず、猛攻の手をゆるめなかった。彼らにとって、これは神の意志に従った聖戦なのだ。苦痛や死を恐れぬ種族――奇怪な敵を知ることに、戦いを避ける糸口を求めて、カーマスの大使エレゴスは敵陣に乗り込む。一方、レイアは帝国の協力をあおぎ、ペレオン提督のもとへ向かった。銀河を襲う新たなる脅威を描くスター・ウォーズ小説シリーズ最新作。
下巻裏表紙[]
血で血を洗うような壮絶なる戦いの日々がつづく。侵攻するユージャン・ヴォングの次なる標的は平和な惑星アイソアだった。今こそ銀河は一丸となって敵にあたるとき。しかし、敵は外にいるとは限らない。友を失い、満身創痍で戦うジェダイだが、新共和国の人々の彼らに対する不信は募るばかりだった。そして、この戦いを機に、新共和国、帝国ともに不満の芽が次々と噴きだす。銀河はまさに、崩壊の序章を迎えようとしているのだった!
あらすじ[]
銀河系の外からやって来た種族、ユージャン・ヴォングは、ルーク・スカイウォーカーらジェダイや新共和国の抵抗もものともせず猛攻をしかけていた。ユージャン・ヴォングの司令官、シェダオ・シャイは、ジェダイに個人的な恨みを持っていた。彼の祖父、モンゲイ・シャイの遺体をジェダイに無礼に扱われていたのである。そのシャイ司令官のもとを、新共和国の元老院議員エレゴス・アクラが訪れた。アクラは新共和国の特使として彼らと平和的な交流を望んだ。シャイはこの議員と多くの会話を交わし、お互いに相手の文化を知る。だが、アクラがシャイの復讐対象であるジェダイ個人と親しい仲であることを知った司令官は、そのジェダイの名前を聞きだした後にこのカーマシの議員を殺害した。
一方、シャイの標的であるコラン・ホーンは、ジェイセン・ソロやガナー・リソーディとともにガーキでユージャン・ヴォングと戦い、驚くべき新事実を発見した。敵の戦士のよろいに使われているヴォンドーム蟹は、アイソア原産の植物、バッフォーの木に反応して激しく痙攣するのだ。これは、ヴォンドーム蟹を身にまとう戦士にとって致命的な効果を上げるのである。 平和を好むアイソリアンの出身地、森林の惑星アイソアはユージャン・ヴォングの次の標的に選ばれた。新共和国防衛軍のトレイスト・クレフェイはインペリアル・レムナントのギラッド・ペレオン提督と協力してシェダオ・シャイ率いる軍隊と戦った。また、チス・アセンダンシーからもジャグド・フェルたちが新共和国側に派遣され、アイソアの戦いで戦った。
シェダオ・シャイはエレゴス・アクラの頭蓋骨を飾り、ジェダイ・ホーンにメッセージを送った。これに対し、ホーンは惑星アイソアを賭けた1対1の決闘をシャイに求めた。シャイこの決闘に応じ、ふたりはルークとシャイの副官デイン・リアンが見守る中戦い、ホーンが勝利を収めた。だが、シャイの副官は約束を破り、アイソアを生物兵器で荒廃させてしまった。新共和国は敵軍の<レガシー・オブ・トーメント>を破壊するが、とても手放しで喜べる勝利ではなかった。結果的に平和の星は滅び、コラン・ホーンは新共和国市民の非難を浴びてニュー・ジェダイ・オーダーを去っていった。
登場人物・用語[]
登場人物 | クリーチャー | ドロイド | 出来事 | 場所 |
組織 | 種族 | 乗物 | テクノロジー | その他 |
スター・ウォーズ レジェンズの翻訳小説 | |
---|---|
1978年 | スター・ウォーズ - 侵略の惑星 |
1980年 | 帝国の逆襲 |
1983年 | ジェダイの復讐 |
1992年 | 帝国の後継者 - 帝国の復活 - ジェダイの遺産 |
1993年 | 暗黒の艦隊 - ゾルバの復讐 - 運命の惑星 - 帝国の女王 |
1994年 | 最後の指令 - 暗黒の預言者 - バクラの休戦 |
1995年 | レイアへの求婚 - ジェダイの末裔 - 暗黒卿の復活 |
1996年 | フォースの覇者 - ジェダイの遺児 - クリスタル・スター - コレリアの反乱 - セロニア奇襲作戦 |
1997年 | 決戦センターポイント - 帝国の影 - 新生ローグ中隊 - ダークセーバー - 首都奪回への賭け - 黄昏の惑星 - 嵐の予兆 |
1998年 | 偽りの盾 - 暴君の試練 - クライトスの罠 - 新反乱軍 - バクタ大戦 |
1999年 | 聖地の罠 - ハットの策略 - ファントム・メナス - 反乱の夜明け - 過去の亡霊 - 未来への展望 - 新たなる脅威 |
2000年 | 暗黒の潮流 - ローグ・プラネット - アイソアへの侵攻 - 英雄の試練 - ジェダイの失墜 |
2001年 | バランス・ポイント - ダース・モール 闇の狩人 - 征服 - 偽りの仮面 - 復活 - 猟獣 |
2002年 | 陥落 - 崩壊の序曲 - クローンの攻撃 - 暗黒の旅路 - レベル・ドリーム - 魔都潜入 |
2003年 | 反逆者 - 運命の道 - レムナント - 逃亡者 - タトゥイーン・ゴースト - 再会 |
2004年 | 最後の予言 - 迷走 - 統合 - 破砕点 - セスタスの偽り - 生存者の探索 |
2005年 | ジェダイの試練 - 暗黒の会合 - 悪の迷宮 - シスの復讐 - 暗黒卿ダース・ヴェイダー |
2006年 | 危険なミッション - 外宇宙航行計画 - 闇の警告 - ジョイナーの王 - 影の女王 - 冒険のはじまり - 師弟のきずな |
2007年 | キリック戦争 - アンダーワールド - 危険なゲーム - ナブーに死す - 皇帝の罠 - ダークサイドの誘惑 - ダークサイドの陰謀 - 指導者学校の秘密 |
2008年 | ダース・ヴェイダー 光と影 - シャドー・トラップ - 忠誠 - 真実の瞬間 - クーデターの真相 - クローン・ウォーズ - デス・スター - 偽りの平和 - 最後の対決 |
2009年 | フォース・アンリーシュド ダース・ヴェイダーの弟子 - オビ=ワン・ケノービの伝説 - ミレニアム・ファルコン |
2010年 | ボバ・フェット① - ボバ・フェット② - ボバ・フェット③ |
2011年 | ルーク・スカイウォーカー伝 - ボバ・フェット④ |
[テンプレート] |