- 「この岩にはまともな武勇伝を語れる奴はいねえのか?」
- ―アイベス・ザ・クア[出典]
アイベス・ザ・クア(Ibess the Qua)はミリアランの男性で、帝国時代にロカナ・レイダーの一員として活動した海賊。武勇伝を聞くのが好きなことで知られ、アイベスがスティンガー・タッシュを新船長に推薦した理由も、彼女の逸話が気に入ったからだった。3 ABY当時、アイベスたちはスティンガーの命令に従いケピ星系の大墓所で宝探しを行った。アイベスはこの墓所に眠っていると言われるケピ・ガーディアン・ドロイドの存在を信じていた。
経歴[]
ロカナの海賊[]
- 「スティンガー。賞金首かどうか調べよう」
- ―アイベス・ザ・クア[出典]
ミリアランの男性、アイベス・ザ・クアは銀河内戦期に台頭した海賊団ロカナ・レイダーの一員であり、スティンガー・タッシュが船長になる前からこのグループに所属していた。武勇伝が好きなアイベスは、スティンガーが海賊になるまでの逸話を気に入り、彼女を船長に推した。3 ABY当時、ロカナの海賊たちはセイマ星雲内にある“ケピの墳墓”に閉じこもり、スティンガーの命令でケピの財宝探しに従事した。当時、アイベスはロカナの中でも古株となっており、同じだけの古参はほとんど残っていなかった。アイベスはしばしば墳墓の中に設けられた酒場に出入りし、仲間たちに武勇伝を話すよう促した。アイベスはつまらない武勇伝を語った仲間に、スケルトのマグを投げつけたこともあった。[1]
3 ABY、ロカナ・レイダーが無法者ケイ・ヴェスのEML-850軽貨物船<トレイルブレイザー>を捕まえた際、アイベス・ザ・クアは他数名の仲間とともに船内に乗り込んだ。スティンガー・タッシュはその場でケイを殺そうとしたが、アイベスはまず彼女が賞金首かどうか調べるべきだと発言した。そのためスティンガーはケイを生かすか殺すか多数決をとることに決め、結果的にケイは生きたまま墳墓の牢獄へ連れていかれることになった。その後、ケイは牢獄で出会ったホンドー・オナカーと協力して脱獄し、のちにロカナ・レイダーに変装して再び墳墓に戻ってきた。[1]
埋葬室の多数決[]
- 「そいつはよそ者だ。信用できる訳ねえだろ」
- ―ホンドー・オナカーについて、アイベス[出典]
アイベス・ザ・クアが墳墓の酒場で他の海賊たちと会話していた時、ロカナ・レイダーに変装したケイ・ヴェスが姿を現した。アイベスはこの“新入り”に声をかけ、武勇伝を披露するよう言った。ケイの冒険譚を聞いた後、アイベスは墳墓に眠っているとされるケピ・ガーディアン・ドロイドの存在を彼女に教えた。[1]
それからしばらくして、スティンガーが墳墓の埋葬室の扉を開くことに成功した。アイベス・ザ・クアはエース・サンスピナーやバーブ婆をはじめとする仲間たちとともに埋葬室に集まった。するとそこへ、財宝のカギとされる“アーキテクトの笏”の半分を持ったホンドーが姿を現した。ホンドーはスティンガーの指導者としての資質に疑問を呈し、投票で新船長を決めようと提案した。この時、海賊に変装したケイはホンドーを支持する発言を行ったが、アイベスはよそ者のホンドーを信用することはできないと反対した。[1]
アイベスの票をホンドーに入れてもらうため、ケイは彼の武勇伝を強調し、アイベスの気を引いた。[1]
投票の後、墳墓は混乱状態に陥り、最終的にスティンガーは命を落とした。結局、誰も宝を得ることはできず、ケイとホンドーは<トレイルブレイザー>で逃げ去っていった。[1]
人物[]
- 「アイベスがまた酔っぱらってる。誰か慰めになる話を聞かせてやってくれ。酒場でスケルトのマグを投げつけられるのはもうごめんだ!」
- ―ロカナ・レイダー[出典]
ロカナ・レイダーの新船長に投票するアイベス
アイベス・ザ・クアは緑色の肌に茶色の目をしたミリアランの男性で、白い髪の毛と髭を生やしていた。彼は顎にミリアラン特有のタトゥーを入れていた。アイベスは武勇伝好きとして知られ、しばしば仲間たちに面白い話を聞かせるよう迫った。またスティンガー・タッシュを船長に推したのも、彼女の逸話が気に入ったからだった。アイベスは墳墓に眠るケピ・ガーディアン・ドロイドの存在を信じてはいたが、さほど大きな脅威とは見なしていなかった。[1]
装備[]
- 「だが心配ねえ。ブラスターさえ手放さなきゃ恐ろしい目には遭わねえさ」
- ―アイベス・ザ・クア[出典]
他のロカナ・レイダーと同様、アイベス・ザ・クアも紫色のベストを身に着け、その下に紫色のシャツと青いパンツ、灰色のベルトを着用していた。彼のベストにはロカナ・レイダーの紋章が描かれていた。またアイベスはネックレスをつけ、ブラスター・ピストルで武装していた。[1]
制作の舞台裏[]
アイベス・ザ・クアは2025年5月15日に配信されたゲーム『スター・ウォーズ 無法者たち』のダウンロード・コンテンツ『A Pirate's Fortune』で初めて登場した。プレイヤーはメインクエスト「死人の話」の途中で酒場に立ち寄り、任意でアイベスと会話することができる。アイベスとの会話を開始した場合、彼にどの武勇伝を語って聞かせるかオプションが発生する。「難破船」を選ぶとトーシャーラで<カステラン>に乗り込んだ時の話、「ランコア」はタトゥイーンでジャバのランコアから逃れた時の話、「コマンドー・ドロイド」は<リヴェレーター>でND-5から逃れた時の話、「海賊の女王」はプロキオン・ワイを倒した時の話である。なお「海賊の女王」の選択肢は、事前に「乗客」クエストをクリアしていた場合のみ表示される。どの選択肢を選んでもアイベスや周囲の海賊たちの反応に変化はなく、同じ会話に合流する。[1]
埋葬室の投票シーンで、プレイヤーはアイベス・ザ・クアをはじめとする海賊たちを説得するため、複数の会話の選択肢を迫られる。選択の結果、物語はスティンガーが勝利して“アーキテクトの笏”を完成させるルートか、ホンドーが勝利して笏を完成させるルート、あるいはホンドーが勝利するも笏を完成させないルートのどれかに進む。最初の2つのルートでは、ケピ・ガーディアン・ドロイドが目を覚まし、海賊たちを襲撃する。最後のルートでは、スティンガーが埋葬室を閉鎖して墳墓を破壊しようとする。しかしいずれの結末でもアイベス・ザ・クアの生死は描かれておらず、彼がどうなったかは不明である。[1]
登場作品[]
- スター・ウォーズ 無法者たち (初登場) (DLC:A Pirate's Fortune)