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「私たちのブラスターじゃ太刀打ちできない」
キャラシンシア・デューン[出典]

アウトランドTIEファイター(Outland TIE fighter)は銀河帝国が領土を失いつつあった時代に設計されたTIEシリーズスターファイターである。見た目は標準的なTIE/ln制宙スターファイターとよく似ていたが、アウトランドTIEファイターは着陸時にソーラー・コレクター・パネルを折り曲げ、Xウイング・スターファイターSフォイル展開時に似た状態になることで、コックピットへのアクセスを容易にすることができた。またこのTIEは飛行時には収容される着地用ギアをポッドの底部に搭載していた。新共和国時代帝国軍残存勢力を率いるモフギデオンは、アウトランドTIEファイターを自ら操縦し、惑星ネヴァロマンダロリアン賞金稼ぎディン・ジャリンらと戦った

特徴

「喜ぶのは早すぎた」
―アウトランドTIEファイターの出現に気付いたザ・ミスロル[出典]

アウトランドTIEファイターの内装

TIEシリーズスターファイターの一種であるアウトランドTIEファイターは、サイナー・フリート・システムズ社が製造したTIE/ln制宙スターファイターとよく似た外見をしていた。[6] この機種も標準的なTIEと同じくパイロット1人乗りで、レーザー砲を搭載していた。[3] 標準型との違いは、着陸時にコックピット・ポッドの両脇にあるソーラー・コレクターの2枚のパネルをそれぞれV字型に折りたためることであり、パネル収納時のアウトランドTIEファイターは、ちょうどXウイング・スターファイターSフォイル翼を展開した時のような状態になった。[6]

翼を折りたたんだアウトランドTIEファイターは全高が低くなり[6]、コックピッド・ポッドの底部に格納されている着陸ギアを接地させることで、パイロットがコックピットに乗り込みやすくなっていた。3脚式着陸ギアと折りたたみパネルのおかげで、、アウトランドTIEファイターはハンガー・ラック機構や特殊な着陸用パッドを必要とせず、でこぼこした地面や荒野に降り立つこともできた。[4] アウトランドTIEファイターのコックピットには、機体の状態を知らせるモニター装置と[3]照準コンピューターなどの機材が備わっていた。[2]

歴史

「あいつ外したぞ」
「次は外さない」
―ギデオンのTIEについて、グリーフ・カルガとディン・ジャリン[出典]

銀河帝国反乱同盟新共和国が繰り広げた[7] 銀河内戦の大部分を通し、帝国軍のTIE/ln制宙スターファイターは充分な備蓄のあるドッキング・ベイやキャリアー・クラフト、基地など、専用の軍事施設から出撃を行っていた。しかし帝国がしだいに領土を失っていくにつれ、あまり理想的とは言えない環境でも離着陸を可能にするため、TIEファイターに折り畳み式のパネルと着陸ギアが搭載されるようになった。[4]

新共和国時代、モフギデオン率いる帝国軍残存勢力がアウトランドTIEファイターを保有していた。アウター・リム惑星ネヴァロにある古い帝国軍基地には、複数のアウトランドTIEが駐機されていた。[2] またギデオンは自らこのうちの1機を操縦することがあった。9 ABY、帝国軍残存勢力がネヴァロ・シティマンダロリアン賞金稼ぎディン・ジャリンらを追い詰めた際、ギデオンはアウトランドTIEファイターで現地に駆け付けた。[5]

墜落したアウトランドTIEの上に立つギデオン

ジャリンがキャラシンシア・デューングリーフ・カルガIG-11らと一緒にグローグーを連れてネヴァロのカンティーナから脱出した後、ギデオンはアウトランドTIEファイターに乗って彼らを追い、溶岩の平原の上空から銃撃を行った。ギデオンが最初の銃撃を外した後、カルガはグローグーにフォースを使ってTIEを撃退するよう命じたが、このエイリアンの幼児は命令を理解できなかった。ギデオンの戦闘機が再接近して銃撃を再開した際、ジャリンはジェットパックを噴射して飛翔し、ウィップコード発射装置を使って機体にしがみついた。ジャリンはコックピットをブラスターで銃撃したが効果はなく、代わりに爆弾を使ってTIEを破壊することにした。ギデオンが機を回転させて妨害したため、ジャリンは1つ目の爆弾を落としたが、2つ目を翼の基部に設置することに成功した。TIEファイターは爆発で制御を失って墜落し[3]、ジャリンはギデオンが亡したと思い込んだ。[2] しかしギデオンは墜落を生き延び、ダークセーバーで隔壁を切り開いて機体から脱出した。[3]

それからしばらくして、カルガ監督官とデューン保安官ミスロル、そしてジャリンがネヴァロから帝国軍残党を完全に追い出すため、古い軍事基地を襲撃した。反応炉への破壊工作で基地が爆破された際、TIEファイター・パイロットが操縦する4機のアウトランドTIEがハンガーから飛翔し、デューンが操縦するトレクスラー・マローダーを追跡した。パイロットたちは街に戻るため谷間を疾走するマローダーを銃撃したが、カルガの反撃で1機撃墜された。残る3機も、マローダーを追い詰める直前でジャリンのガンシップレイザー・クレスト>によって破壊された。[2]

制作の舞台裏

「後ろにあるのはTIEファイターだ。脚を出して着陸してる姿はこれまで描かれたことがない。翼は撮影後にCGで追加する。翼を折りたたむのはダグ・チャンの描画がベースになっている。何年か前のデザインだが映画では使われなくて、僕らの物語に取り入れることにした」
ジョン・ファヴロー[出典]

アウトランドTIEファイター

アウトランドTIEファイターは2019年10月4日にモバイル・アプリ『スター・ウォーズ:カード・トレーダー』で初めて紹介された。[6] 同年12月18日ジョン・ファヴローによるスター・ウォーズの実写TVシリーズ『マンダロリアンシーズン1チャプター7:罰』で初登場を果たした。[5]

この宇宙船はもともと、インダストリアル・ライト&マジックのコンセプト・アーティストであるダグ・チャン2015年の映画『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』のためにデザインしたものであるが[8]、映画では未採用に終わった。のちにファヴローは『マンダロリアン』の制作にあたってダグ・チャンのデザインを自分のシリーズに盛り込むことに決めた。撮影現場では、ネヴァロ・シティのセットに実際にアウトランドTIEファイターのプロップが製作された。ただし折りたたまれた状態の翼は、撮影後にCGで追加された。[9]

登場作品

参考資料

脚注

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