アクアリッシュ(Aqualish)は惑星アンドー出身のヒューマノイド型知覚種族。黒くて丸い目と牙、毛皮が特徴的だった。アクアリッシュの中には目が4つある者もいた。また、彼らの手の平の形も個体によってさまざまだった。3本指の毛のない手を持つ者もいれば、ポンダ・バーバのように毛が生えた5本指の手を持つ者もいた。彼らの血は暗い赤色だった。アクアリッシュの固有言語は人間にも習得することが可能だった。しかし、銀河帝国のマーケス・チュア大臣はこの言語を話すことはおろか理解することもできなかった。アクアリッシュの武器商人アムダ・ワボと取り引きした際、チュアはプロトコル・ドロイドを通訳に使った。
生態と特徴[]
アクアリッシュは一般的に禿げ頭で、頬の周囲に毛が生えており、顎の下へ巨大な牙が伸びていた。アクアリッシュには目がふたつの者と4つの者がいた。犯罪者のポンダ・バーバは毛が生えた5本指の手を持っていたが、銀河元老院に参加していたアクアリッシュの中には毛のない3本指の者がいた。彼らの血は暗い赤色で、ライトセーバーでも焼灼されなかった。彼らはアクアリッシュ語を話した。
歴史[]
アクアリッシュは惑星アンドーの固有種族だったが、武器商人のアムダ・ワボのように母星を離れて生活する者もいた。銀河共和国の時代、アクアリッシュの姿は銀河系コミュニティの中で一般的に見受けられ、共和国の元老院に代表団も派遣されていた。しかし、アクアリッシュの中には共和国の方針に反対してドゥークー伯爵の分離主義運動に加わった者たちもいた。ドゥークー率いる反共和国派閥独立星系連合では複数のアクアリッシュが活動していた。連合と共和国の間にクローン戦争が勃発した後、ニモーディアンのロク・ダード将軍のもとで1名のアクアリッシュが働いていた。彼は将軍と共にマリダンで共和国軍に捕えられた。クローン戦争が終わった後、共和国は銀河帝国へと再編された。その際、惑星ムスタファーで分離主義者の幹部を務めるアクアリッシュ2名がシス卿ダース・ヴェイダーに殺害された。
銀河系におけるアクアリッシュ[]
銀河系社会において、アクアリッシュは銀河共和国の元老院議員や連合軍の将校、武器商人など様々な職に就き、中には犯罪者として生きる者もいた。クローン戦争中、アトンク・ヒッドという名のアクアリッシュのガンマンが惑星コルサントにあるティグズ・レオの酒場を訪れた。また、アクアリッシュの犯罪者ポンダ・バーバは、ドクター・コーネリアス・エヴァザンと組んで活動し、12の星系で死刑を宣告されていた。ヤヴィンの戦いの直前、バーバはタトゥイーンにあるチャルマンの宇宙港カンティーナでトラブルを起こし、ジェダイ・マスターのオビ=ワン・ケノービによってライトセーバーで片腕を切断された。アクアリッシュの武器商人アムダ・ワボは、惑星ガレル等で事業を展開していた。帝国時代、ワボはT-7イオン・ディスラプター・ライフルを帝国のマーケス・チュア大臣に売ろうとした。しかし、ロザルからやって来た反乱者たちが彼らの取り引きを妨害し、ディスラプターを奪って逃げ去った。ワボの商品の一部は、反乱者によって犯罪王シカトロ・ヴィザーゴのもとへ届けられた。タトゥイーンにあるジャバ・ザ・ハットの宮殿には、少なくとも1名のアクアリッシュがたむろしていた。
登場作品[]
参考資料[]
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
- ↑ スター・ウォーズ キャラクター事典 完全保存版
- ↑ Star Wars バトルフロント II
- ↑ ダーク・ディサイプル
- ↑ スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
- ↑ スター・ウォーズ ヘルメット・コレクション 2 (Databank A-Z: Alzoc III—Antilles)
- ↑ 反乱者たち – 嘆きのドロイド