- 「裏切り者!」
「かつてはな。今は違う」 - ―サンジェイ・ラッシュ王とタンディン[出典]
アケナーセン・タンディン(Akenathen Tandin)は人間の男性で、オンダロン近衛兵を率いた将軍。クローン戦争中、分離主義者のサンジェイ・ラッシュ王に逆らい、前王ラムシス・デンダップやオンダロン反乱軍の側に組した。
経歴[]
- 「戦は力だけでするものではない」
- ―タンディン[出典]

タンディン
クローン戦争当時、タンディンは独立星系連合の支持者であるサンジェイ・ラッシュ王に仕えていた。オンダロン反乱軍が内戦を引き起こした際、分離主義勢力の指導者であるドゥークー伯爵はラッシュ王のもとへスーパー・タクティカル・ドロイドのカラーニ将軍を送りこむ。しかし、タンディンとカラーニは反乱軍との戦い方を巡って意見が対立した。タンディンは反乱軍がドロイドばかりを狙っていることに着目し、自分たち近衛兵が前線に立てばおのずと交渉の道も開けると考えていたが、カラーニは交渉など論外と反論し、純粋な軍事力で敵をねじ伏せれば問題は解決すると主張した。内戦中、タンディンは反乱軍の中心人物の名前(スティーラとソウ・ゲレラ、故ミーナ・ボンテリ元老院議員の息子で政治犯のラックス)を突き止め、ラッシュやカラーニに報告した。反乱がこれ以上拡大するのを阻止するため、ラッシュは前王のラムシス・デンダップをヨーラン広場で公開処刑することに決めた。
その夜、ソウ・ゲレラがデンダップを救出するためユニファー寺院の庭園に忍び込み、警備のバトル・ドロイドに捕えられた。カラーニはソウを拷問したが、タンディンは唯一の情報源を死なせてはならないという理由で拷問を中止させた。その後タンディンは寺院の一室でソウと会話を交わす。ソウは自分たちはテロリストではなく愛国者だと語り、前王デンダップが中立を選んだにも関わらずオンダロンが分離主義勢力の支配下にあるのは国民の怠慢だと言い放った。ソウの主張はタンディンの心を突き動かした。

タンディンとソウ・ゲレラ
翌日、サンジェイ・ラッシュは広場に民衆を集め、デンダップを処刑しようとした。反乱軍はデンダップとソウを救い出そうとしたが、待ち構えていたバトル・ドロイドに包囲され、武器を捨てて降伏する。その様子を見ていたタンディンはラッシュへの離反を決意し、オンダロン・ガードを率いて処刑場へなだれ込んだ。デンダップや反乱軍兵士を逃がした後、タンディンもラッシュを人質に取りながら退却した。彼は1人だけ逃げ遅れそうになったが、ジェダイ・パダワンのアソーカ・タノがフォースで敵をなぎ倒したおかげで、脱出のチャンスが生まれた。ラッシュはドロイドに追撃を命じたが、一連の事件を見て奮い立ったオンダロンの民衆に行く手を阻まれる。
その後、反乱軍は首都イジズ郊外にある高地でドロイド軍との最後の決戦に臨んだ。デンダップ王はスティーラ・ゲレラを指導者に任命し、タンディンたち近衛兵も彼女の指揮下に入った。反乱軍と近衛兵はカラーニ将軍が派遣した新型のHMPドロイド・ガンシップに苦しめられたが、アナキン・スカイウォーカーの依頼を受けた海賊ホンドー・オナカーが彼らのもとへ強力なミサイル・ランチャーを届けたことで、戦いの流れが変わる。タンディンたちがドロイドに勝利した後、ドゥークー伯爵はカラーニに命じてラッシュ王を始末した。デンダップは解放されたオンダロンの国王に返り咲き、タンディンたちと共にイジズへ帰還する。
人物[]

タンディンの手の甲に彫られたタトゥー
タンディンはがっしりとした体格の人間の男性で、身長は1.77メートルだった。クローン戦争当時、タンディンの頭には白髪が混じり、口ひげを生やしていた。彼の肌は褐色で、目の色は青かった。ラムシス・デンダップやその他のオンダロニアンと同じく、タンディンは手の甲に琴のような模様のタトゥーを入れていた。
装備[]
オンダロン近衛兵の隊員たちと同様、タンディンも装甲服を身に着けレーザー・ランスを装備していた。
登場作品[]
クローン・ウォーズ – 王の奪還 (初登場)
クローン・ウォーズ – ターニング・ポイント