アシェガ(Ashiga)はメリートウの女性で、帝国時代に惑星キジーミの犯罪組織アシェガ・クランを率いた女王。何世代にも渡ってクランを治め、銀河帝国をキジーミから遠ざけてきたことにより評価を集めていた。しかし彼女は銀河内戦勃発時に帝国の圧力に屈し、武器契約と引き換えにキジーミのライドニウム鉱山を明け渡した。これにより、アシェガ武器工場では帝国のために爆弾の製造が行われるようになった。またアシェガはアウター・リムの星系への進出も計画していた。こうした新方針は娘のクリスク・アシェガをはじめとする組織内部からの反発を招き、クランではクーデターの機運が高まった。[1]
帝国への譲歩を非難されたアシェガ女王は、錯乱してさらに偏執的になり、クランは弱体化のきざしを見せ始めた。同時期、レディ・キーラ率いる犯罪組織クリムゾン・ドーンがキジーミ・シティで勢力を拡大し、クランへの巻き返しを図った。3 ABY、無法者ケイ・ヴェスがキジーミに現れ、クリムゾン・ドーンがクランから盗んだ遺物バン・プーディラを取り戻して女王に渡した。しかしアシェガは、ケイからの要求であるアンク・パラコの解放を拒否した。その後、ケイは女王失脚を狙うクリスクと手を結び、武器工場からアンクを解放した。またケイはキーラの陰謀に乗せられ、メリートウのハイブの力の源であるオリジン・ストランドをアシェガ・クラン要塞で手に入れた。その結果、女王とクリスクの命運はキーラの判断に左右されることになった。[1]
制作の舞台裏[]
アシェガ女王は2024年発売のゲーム『スター・ウォーズ 無法者たち』で初登場を果たした。メインイベント「ハイブ」のラストで、プレイヤーはオリジン・ストランドをアシェガ女王とクリスクのどちらに渡すか決断を迫られる。女王に渡すとクリスクは殺され、クランは帝国との協力体制を継続する。クリスクに渡すと女王は彼女の手にかかって殺され、新たなリーダーとなったクリスクは帝国を拒む。また前者の場合クリムゾン・ドーンからの評判が上がり、後者ではアシェガ・クランからの評判が上がる。しかしいずれのルートでもケイ・ヴェスはキーラに操られてアシェガ・クランを弱体化させたという結果に落ち着き、ストーリーに決定的な分岐が生じるわけではない。[1]
登場作品[]
- スター・ウォーズ 無法者たち (初登場)