アソーカ・タノ(Ahsoka Tano)は惑星シリ出身のトグルータの女性で、銀河帝国に抵抗する反乱ネットワークの形成に助力した元ジェダイ・パダワンである。ジェダイ・マスターのプロ・クーンによってフォースの素質を見出されたアソーカは、コルサントのジェダイ・テンプルで訓練を受けた。クローン戦争中、彼女はグランド・マスター・ヨーダによってジェダイ・ナイト・アナキン・スカイウォーカーのパダワンに割り当てられる。当初、アナキンは無鉄砲な性格のアソーカを弟子にすることに前向きではなかったが、クリストフシスの戦いで良好な関係を築いた後、共にジャバ・ザ・ハットの息子ロッタを分離主義勢力から救出する任務を成功させた。
アソーカは共和国グランド・アーミーの司令官として各地の戦場へ赴き、第501軍団のクローン・キャプテン・レックスらと親しくなった。戦争中、アソーカはドゥークー伯爵の弟子アサージ・ヴェントレスやドロイド軍を指揮するグリーヴァス将軍、賞金稼ぎのキャド・ベインやオーラ・シングといった強敵たちと複数回にわたって対決し、幾度も共和国軍の勝利に貢献した。また、彼女はモーティスでフォース使いの一族と遭遇し、サンの陰謀に巻き込まれて命を落としたが、ドーターの犠牲によって蘇った。クローン戦争終盤、アソーカはジェダイ・テンプルの爆破とレッタ・ターモンド殺人事件の濡れ衣を着せられ、汚名を晴らすためコルサントのアンダーワールドへ逃亡した。ヴェントレスと手を取り合うという思いがけない展開の後、彼女は共和国軍に逮捕されジェダイ・オーダーから追放処分となった。ところが、間もなくアナキンによって真犯人のバリス・オフィーが捕えられた。無実は証明されたものの、ジェダイへの信頼を失ったアソーカは、オーダーへの復帰を拒否した。
銀河帝国の誕生後、アソーカはベイル・オーガナ元老院議員と共に反乱勢力のネットワーク形成に寄与した。彼女は“フルクラム”という暗号名で活動し、ヘラ・シンドゥーラ率いるスペクターズを始めとする各地の反乱分子に情報を提供した。初期反乱運動が拡大する中、アソーカはジェダイの反乱者ケイナン・ジャラスやその弟子のエズラ・ブリッジャーたちと協力し、かつての師匠であるアナキン(彼はダークサイドに転向してシスの暗黒卿ダース・ヴェイダーになっていた)や、帝国に仕える尋問官たちに立ち向かった。3 BBY、アソーカたちは惑星マラコアのシス・テンプルでヴェイダーや尋問官との決戦に臨んだ。アソーカはヴェイダーと一対一の対決を繰り広げたが、テンプルが超兵器の暴走で崩壊した際に行方不明になり、仲間たちは彼女が死んだと思い込んだ。しかし、彼女は未来のエズラによって“はざまの世界”へと引き込まれ、ヴェイダーとの対決を生き延びていた。はざまの世界でダース・シディアスの干渉をしのいだ後、アソーカはエズラと別れ、もといた時空に戻った。エンドアの戦いでヴェイダーやシディアスが死んだ後、アソーカはロザル解放戦で行方不明となったエズラを探すため、サビーヌ・レンとともに旅に出た。
9 ABY、アソーカ・タノはスローン大提督の居場所を探るため、森林惑星コルヴァスの町カロダンを支配するモーガン・エルズベスの勢力とたったひとりで争いを繰り広げていた。アソーカがエルズベスに最後通牒を突きつけた後、マンダロリアンの賞金稼ぎディン・ジャリンがフォースの力を持つ“ザ・チャイルド”をアソーカに引き渡すためコルヴァスにやってきた。アソーカはこのエイリアンの幼児がグローグーという名前で、かつてジェダイ・オーダーのメンバーだったことをジャリンに教えた。アソーカはジャリンに懐いているグローグーをジェダイとして訓練することを拒否したが、ジャリンの助けを借りてカロダンの町をエルズベスから解放した後、グローグーをタイソンの古い寺院に連れていくようジャリンに助言した。
経歴
生い立ち
36 BBY(ヤヴィンの戦いの36年前)、トグルータの女性であるアソーカ・タノは惑星シリに生まれた。彼女が3歳の時、ジェダイ・マスターのプロ・クーンがシリを訪れ、強いフォースを備えたこの少女を発見した。クーンによって惑星コルサントのジェダイ・テンプルへ連れて行かれた幼いアソーカは、ジェダイ・オーダーのメンバーとして訓練を受けることになった。[1] アソーカは14歳でパダワン見習いに昇格する段階に達した。[7] 当時、クローン戦争の戦火が銀河系の各地に広まり、ジェダイは銀河共和国のために独立星系連合のドロイド軍団と戦っていた。[5]
クローン戦争
クリストフシスの戦い
- 「お前は無鉄砲すぎる。とてもオビ=ワンのパダワンは務まらない。でも僕のなら別だ。来いよ」
- ―アナキン・スカイウォーカー[出典]
22 BBY、グランド・マスターのヨーダは、アソーカ・タノをジェダイ・ナイト・アナキン・スカイウォーカーのパダワンに割り当てた。[5] ジェダイ評議会は楽観的な性格のアソーカと神経の張りつめたアナキンを一緒にすることが双方にとって益になるだろうと考えていた。評議会は才能のある若きジェダイを弟子に持ったアナキンが、執着心の放棄という教訓を得ることを願っていたのである。[1] 当時、アナキンはマスター・オビ=ワン・ケノービと共に惑星クリストフシスにおける戦いに参加していた。ジェダイ評議会は2人に新しい任務を与えようとしていたが、戦場と連絡がとれなかったため、アソーカを伝令役として派遣した。クリストフシスの地上に到着した後、アソーカはヨーダからの言葉をアナキンとオビ=ワンに伝えた。アソーカがオビ=ワンの弟子になるものだと思い込んでいたアナキンは、当初この少女を訓練することに前向きではなかった。[5]
その後、偏向シールドのドームに守られた分離主義勢力のバトル・ドロイド軍が、ウォーム・ロースサム将軍の指揮のもと進撃を開始した。砲撃が通用しない敵を倒すため、アナキンとアソーカはシールド発生装置を破壊する手段を模索した。彼女たちはドロイド軍の進路上に置かれた箱に隠れてシールド内に入ったが、不運にもドロイデカに発見されてしまった。アソーカは逃げずに戦うべきだと言い張ったが、アナキンは一度退却することでドロイデカを移動モードに変形させ、シールドの無い状態を狙って破壊した。シールド発生装置に到着した際、アソーカはうかつにもセンサーに接触し、大量のリテイル・ドロイドを起動させてしまう。アナキンがバトル・ドロイドを相手に時間を稼ぐ中、アソーカは爆弾のセッティングを開始した。[5]
爆弾設置中、アソーカは背後に現れたバトル・ドロイドをライトセーバーで一刀両断した。ところが、破壊されたドロイドのボディがセンサーの上を転がっていき、さらに多くのドロイドが目をさましてしまった。爆弾をセットし終えたアソーカは、近くに穴の開いた壁があることに気づき、フォースを使ってそれを倒せばアナキンを除く全員をぺしゃんこにできると考えた。アソーカのアイデアはうまくいったが、アナキンは彼女の無鉄砲なやり方を叱責した。その後、シールド発生装置の爆破によって戦いの流れが変わり、共和国軍は分離主義勢力に勝利した。アソーカは新しいマスターに嫌われたと考えて落ち込んだが、アナキンは彼女を慰め、弟子として受け入れることに決めた。[5]
テスの戦い
- 「ジェダイは常に謙虚であれと習わなかったのか? このお調子者」
- ―アナキン・スカイウォーカー[出典]
クリストフシスの戦いの後、アナキンとそのパダワンは誘拐されたジャバ・ザ・ハットの息子ロッタを救出するため惑星テスへ派遣された。オビ=ワンは犯罪王本人と直接交渉するためタトゥイーンの宮殿へ向かった。共和国軍がジャバの支配するアウター・リム・テリトリーの航路を安全に通過できるか否かは、ロッタ救出任務の成功にかかっていた。任務へ出発する直前、アソーカはクリストフシスでアナキンの命を“救った”顛末を面白おかしく説明し、クローン・トルーパーたちを笑わせた。テスに到着後、ロッタが監禁されているボマー・オーダー修道院に直接着陸することは不可能だとわかり、共和国軍は修道院を目指して垂直に切り立った台地を登ることになった。アナキンとアソーカはどちらが先に頂上に到着できるかを競った。[5]
アソーカは崖を登るAT-TEウォーカーの上に乗り、ドワーフ・スパイダー・ドロイドの攻撃をライトセーバーで偏向した。アナキンはB1バトル・ドロイドの操縦するSTAPを奪い、アソーカやクローンたちよりも先に修道院にたどり着いた。遅れて到着したアソーカたちは、アナキンの前に立ちはだかった3体のドロイデカをAT-TEの砲台で破壊した。修道院を制圧した一行は、管理人のプロトコル・ドロイド4A-7からロッタの居場所を聞き出した。数体のバトル・ドロイドを破壊した後、ジェダイはジャバの息子(まだ赤ん坊だった)を発見した。4A-7はジェダイがロッタをバックパックに詰め込もうとする様子をホログラムに録画していた。4A-7はドゥークー伯爵の弟子アサージ・ヴェントレスの使用人だったのである。ヴェントレスから映像を受け取ったドゥークーは、ジャバの前でそれを投影し、ロッタを誘拐した犯人はジェダイだと嘘をついた。[5]
ジェダイは分離主義者がジャバの息子を“取り戻す”ため送りこんだバトル・ドロイド軍と戦った。彼女たちはロッタが病気であることに気付き、惑星を離れる手段を探した。ヴェントレスが迫りくる中、ふたりは別の岩山に離着陸用プラットフォームがあるのに気付いた。アソーカはヴェントレスの攻撃をしのぎ、アナキンと共にキャン=セルに乗って台地から飛び去った。アソーカはプラットフォームに泊めてあるG9リガー級軽貨物船<トワイライト>の搭乗口で4A-7を発見し、ライトセーバーで破壊した。ジェダイは奪った貨物船でヴェネター級スター・デストロイヤーと合流しようとしたが、艦の格納庫は分離主義勢力の攻撃を受けて破壊されてしまった。ジェダイは仕方なく古い貨物船で直接タトゥイーンへ向かうことになった。航行中、アソーカは船内の医薬品を使ってロッタを治療した。[5]
タトゥイーンの対決
- 「パダワンって思った以上に大変」
- ―アソーカ・タノ[出典]
<トワイライト>はアナキンの故郷であるタトゥイーンに到着したが、マグナガードのローグ級スターファイターの攻撃で損傷を負い、地上の砂漠に不時着した。ふたりはジャバの宮殿を目指して広大なデューン・シーを徒歩で移動することになる。道中、アソーカはマスターの過去について詳しく知りたがったが、アナキンは多くを語らなかった。その後、フォースのダークサイドを感知したアナキンは、ロッタを背負うアソーカと別行動をとることに決めた。アナキンは計画通りドゥークーを誘き寄せたが、アソーカも宮殿の近くでマグナガード3体の待ち伏せを受けた。彼女は戦闘中に崖から落下し、マグナガードを始末するのに時間がかかった。ドゥークーとの戦いを切り上げたアナキンは、弟子よりも先にジャバの宮殿に到着した。[5]
ジャバはロッタを連れてこなかったアナキンを処刑しようとしたが、マグナガードを全て破壊したアソーカがタイミングよく駆け付け、ロッタを父親のもとへ送り届けた。しかし、まだジェダイの陰謀を疑っていたジャバは、アナキンとアソーカをまとめて殺すよう部下に命じた。攻撃が始まろうとした次の瞬間、幸運なことにナブー代表のパドメ・アミダラ元老院議員からジャバに連絡が入り、彼のおじズィロ・ザ・ハットが誘拐に関わっていたことが明かされた。逮捕されたズィロ本人が事の顛末を白状すると、ジャバはジェダイに感謝し、共和国軍との協定締結を約束した。また、ジャバはハット・クランに対して罪を犯したドゥークー伯爵を裁きの場へ引き出すようジェダイに求めた。その後、オビ=ワンやヨーダがアナキンとアソーカ師弟を迎えにやって来た。[5]
<マレヴォランス>
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行方知れずのR2-D2
- 「破壊工作に子どもを送り込んでくるとは、共和国もジェダイ不足のようだな」
「お前がグリーヴァス将軍だね。たかがブリキの親玉よ。同じようにスクラップにしてやる」 - ―グリーヴァスとアソーカ・タノ[出典]
グリーヴァス将軍がアウター・リムにおける共和国の覇権を脅かしていた時、アナキンとアソーカは戦略的に重要な惑星ボサウイの防衛を任された。防衛軍は連戦で疲弊しており、グリーヴァスの艦隊の半分の戦力しかなかったため、アソーカやオビ=ワンはボサウイを諦め撤退するのが最善の策だと考えていた。しかしアナキンはAT-TEをフェルヴセドラ小惑星帯の中に忍ばせておき、敵の裏をかく作戦を考案し、共和国を勝利へ導いた。アソーカはこの戦いでスター・デストロイヤー<レゾリュート>に留まり、分離主義艦隊を正面から攻撃する役目を任された。敵艦隊はすぐに壊滅したが、アナキンはグリーヴァスを追跡した際にスターファイターの機体トラブルに陥る。彼はレックスによって故障したファイターから救い出されたが、同乗していたR2-D2は行方不明になってしまった。[11]
R2-D2が見つかるまでのあいだ、アナキンには新型R3ユニットのR3-S6が代役として配属された。しかし、アソーカが“ゴールディ”という愛称をつけたこのアストロメクの正体は、グリーヴァス将軍が放った分離主義者のスパイだった。アソーカとアナキンがボサウイの戦場跡地で廃品回収業者ガー・ナクトの貨物船<ヴァルチャーズ・クロー>を見つけ、顧客のふりをして船内に乗り込んだとき、R3-S6は操作ミスを装ってIG-86歩哨ドロイドを起動し、ジェダイを殺そうとした。この時、ナクトはR2-D2を船内に隠していたが、彼女たちは見つけることができなかった。それから間もなく、アナキンと2人きりで敵秘密基地の捜索任務に赴いた際も、R3-S6は“うっかり”ジェダイの命を危険にさらした。アソーカは<トワイライト>で現地に駆け付けてマスターの命を救ったが、R3-S6に悪気はなく、今回の件も単なるミスだと信じて疑わなかった。[11]
その後、<トワイライト>はR2-D2が発したビーコンを受信する。R2-D2はルーサンの月に浮かぶ分離主義者の情報収集秘密基地、スカイトップ・ステーションへ連れ去られていた。アナキンから報告を受けたオビ=ワンは、敵がR2-D2のメモリー・バンクを解析して軍事機密を手に入れた場合のリスクを考え、ドロイドもろとも秘密基地を破壊するよう命じた。しかし、アナキンは相棒のアストロメクを救うため、アソーカ、レックス、トルーパー分隊を率いてステーションへ潜入する。マスターが1人でR2-D2を探しに向かった後、アソーカとクローンたちは施設の反応炉区画へ向かった。しかしR3-S6が反応炉のドアを開けるのにもたついたせいで、彼女たちはバトル・ドロイドの待ち伏せに遭ってしまう。[12]
共和国のチームはEMPグレネードでドロイドを撃退したが、反応炉区画へ侵入する前に、グリーヴァス将軍が彼女たちの前に立ちはだかった。アソーカはクローン兵士を圧倒するサイボーグの将軍からキャプテン・レックスの命を救い、1対1の対決に臨む。ステーションの倉庫に一時撤退した時、彼女はR3-S6がグリーヴァスに報告を行っているのを目撃し、このドロイドが敵のエージェントだったことを知った。アソーカはコムリンクでレックスに連絡を取り、自分のことは構わず反応炉の破壊任務を継続するよう指示し、グリーヴァスの猛攻をしのいでハンガー・ベイへ逃げ延びる。アナキン、アソーカ、レックスらが合流した後、R2-D2はR3-S6を倒してハンガーのドアを開き、<トワイライト>を秘密基地から脱出させた。ステーションが崩壊していく中、アナキンはデルタ7BでR2-D2を回収し、アソーカやレックスの乗る<トワイライト>と落ち合った。[12]
ガンレイの護送
- 「誰かと思えば、つるぴか頭の口裂け女さんね」
「これはこれは、スカイウォーカーに飼われている糞生意気なペットじゃないの」 - ―アソーカ・タノとアサージ・ヴェントレス[出典]
トレード・フェデレーションのヴァイスロイ、ヌート・ガンレイが惑星ローディアで逮捕された後、アソーカ・タノはマスター・ルミナーラ・アンドゥリとともにこの分離主義評議会の重鎮をコルサントまで護送する役目を与えられた。コルサントへ航行中のヴェネター級スター・デストロイヤー<トランクィリティ>の監房区画にて、アンドゥリがガンレイの尋問を行った際、アソーカは答えをはぐらかすヴァイスロイにしびれを切らし、ライトセーバーで彼を脅しつけて証言を引き出そうとした。アンドゥリに叱られると、アソーカは脅すふりをしてみせただけだと弁解したが、ミリアランのジェダイ・マスターは恐怖を利用するのはジェダイの道ではないと教え諭した。それから間もなく、<トランクィリティ>は分離主義者のヴァルチャー・ドロイドやドロック級ボーディング・シップの襲撃を受ける。アンドゥリはアソーカとセネト・コマンドーのキャプテン・アーガイアスにガンレイの見張りを任せ、スーパー・バトル・ドロイドの侵入部隊を撃退すべく監房区画を後にした。[13]
バトル・ドロイドとともに艦内に侵入していたアサージ・ヴェントレスは、アンドゥリとクローン兵士が陽動部隊に気をとられている隙に、監房区画に姿を現した。ヴェントレスはアソーカの攻撃を巧みにかわし、ガンレイと入れ替わりで彼女を独房の中に閉じこめる。しかし、敵の作戦に気づいたアンドゥリが営倉に戻ってきたため、ヴェントレスは反応炉に仕掛けておいた爆弾を起爆し、ガンレイを置き去りにして逃亡した。アンドゥリが暗殺者の後を追うと、アソーカは命令を無視して持ち場を離れ、彼女の援護に駆け付ける。アソーカはアンドゥリのピンチを救ったが、ジェダイが不在となった営倉では、裏切者のキャプテン・アーガイアスがガンレイを解放していた。アーガイアスの合図を受け取ったヴェントレスは、アンドゥリとアソーカの前から姿を消し、脱出ポッドで<トランクィリティ>から逃げ去っていった。その後、アンドゥリとアソーカはガンレイを取り逃がしてしまったことをヨーダやアナキンに報告し[13]、ガンレイの逃亡先の近くにいたマスター・キット・フィストーとナダール・ヴェブに追跡任務を依頼した。[14]
ドゥークー追跡
アナキンがドゥークー伯爵の居場所を突き止めるため自ら敵の捕虜になったとき、アソーカとキャプテン・レックスは旗艦<レゾリュート>に留まり、攻撃のタイミングを待った。オビ=ワンがドゥークーのミュニファスント級スター・フリゲートに潜り込んでアナキンを解放した後、アソーカは現地に駆け付け、艦隊戦の指揮を執った。マスターたちがまだ船内でドゥークーと戦っていたため、アソーカはフリゲートへの攻撃は慎重に行うよう指示を出した。戦闘中、ドゥークーの乗るソーラー・セーラーと、アナキンとオビ=ワンが乗るシーシピード級シャトルは、どちらもダメージを負って付近の惑星ヴァンコアへ墜落する。[15]
アソーカが宇宙での戦いを切り上げてヴァンコアへ向かった頃、アナキンとオビ=ワンはドゥークーを取り逃がし、洞窟内に閉じこめられていた。2人はそれぞれライトセーバーを紛失・故障してしまい、ヴァンコアの固有動物ガンダークや、地下から噴き出す毒ガスに苦しめられる。2人が意識を失いかけていたとき、アソーカとクローン・トルーパーは洞窟を塞いでいた瓦礫を吹っ飛ばし、マスターたちを救い出した。洞窟の入り口を再び閉鎖してガンダークを閉じこめた後、アソーカはアナキンたちに伯爵の居場所を尋ねたが、答えをはぐらかされた。その頃、ドゥークーは海賊ホンドー・オナカー率いるギャング団に捕らえられ、惑星フローラムの海賊基地へ連れ去られていた。[15] ヴァンコアの事件の後、アナキンとオビ=ワンはフローラムで海賊の罠に嵌り、伯爵と一緒に囚われの身となったが、ジャー・ジャー・ビンクス代議員によって救出される。[16]
マリダンの防衛
その後、<レゾリュート>は惑星クエルで戦うアイラ・セキュラ将軍の援護に派遣された。アソーカとアナキン、キャプテン・レックスはLAAT/iガンシップに乗って出撃し、惑星の大気圏を落下し始めていたセキュラの旗艦<リバティ>に乗り移る。彼女たちはジェットパック・ドロイドと戦いながら艦内を進み、セキュラやコマンダー・ブライと合流した。脱出用のリパブリック・フリゲートへ向かっている途中、艦内で爆発が発生したとき、アナキンは他の仲間をフォースで押し飛ばし、爆風の衝撃を1人で引き受けた。衝撃が去った後、アソーカとセキュラは重傷を負って意識不明のアナキンをフリゲートへ運び込み、船の発進を命じた。アナキンを早急に治療すべく、彼女たちはユラーレン提督の<レゾリュート>とドッキングしようとしたが、ヴァルチャー・ドロイドの攻撃で航法コンピューターが故障し、ハイパードライブが誤作動してしまう。予期せぬハイパースペース・ジャンプの結果、彼女たちの乗るフリゲートはマリダン星系に到着した。彼女たちはすんでのところで太陽との衝突を回避したが、制御を失った船は惑星マリダンの草原に不時着した。[17]
アソーカ、セキュラ、ブライとトルーパーたちは、不時着現場付近の野営地にアナキンとレックスを残し、現地住民の捜索へ向かった。アソーカは負傷したマスターのもとに残りたがったが、皆のために何をするのが最善か考えるようセキュラに諭され、捜索チームに加わった。道中、彼女たちは猛獣マスティフ・ファローンに襲われてトルーパー・ラッキー、フラッシュ、キャメロンを失う。その後、アソーカ、セキュラ、ブライは平和的なルアメン種族が暮らす村を見つけた。村の長老テー・ワット・カーは戦争活動に加担しているジェダイを批判し、協力を拒もうとした。しかし、アナキンが重傷で死にかけていることを知ると、治療師で息子のワグ・トゥーを野営地へ向かわせた。彼女たちはマスティフ・ファローンに襲われていたレックスとアナキンを救い、手当てを開始した。[18]
アナキンが村へ運ばれて治療を受けていたとき、分離主義勢力のロク・ダード将軍を乗せたC-9979着陸船がマリダンにやってきた。村人たちに迷惑をかけないようにするため、ジェダイとクローンは村を離れて付近の草原に姿を隠した。分離主義者の偵察ドロイドを破壊した後、一行は平原に築かれた敵の前哨基地を発見する。ダード将軍が新兵器デフォリエーターをルアメンの村でテストするつもりであることを知ったジェダイは、前哨基地に忍び込んでシーシピード級シャトルを奪取し、急いで村へ戻った。テー・ワット・カーは分離主義者に殺されるのが運命ならそれでも構わないと言い張ったが、ジェダイは村にシールド発生装置を配置し、デフォリエーター配備タンクの到着に備えた。シールドで生物兵器の衝撃波をしのいだ後、ジェダイとクローンはゲリラ戦でバトル・ドロイドと戦い、無力な村人を防衛した。最終的にはルアメンの村人も戦いに加わり、ダードの部隊を撃退する。戦いが終わり、ワグ・トゥーから礼を言われた後、ジェダイは捕虜にとったダード将軍をシャトルに乗せ、迎えにやって来たスター・デストロイヤーに帰艦した。[18]
ブルー・シャドウ・ウイルス
21 BBY、惑星ナブーに分離主義勢力の秘密研究所があることが発覚した際、ジェダイ評議会はアソーカ、アナキン、オビ=ワンを現地へ派遣した。彼女たちがナブーの首都シードに到着したとき、アミダラ議員とグンガンのジャー・ジャー・ビンクス代議員は既に2人だけで研究所の捜索へ赴き、ドクター・ヌーヴォ・ヴィンディの捕虜になっていた。このフォーストの科学者はナブーの研究所でブルー・シャドウ・ウイルスの再創造と改良に取り組んでおり、ウイルス爆弾を使って共和国の主要星系に疫病をばらまこうと企んでいた。[19]
アソーカはアミダラ議員の最後の目撃者であるペッピ・バウとともに東部湿地帯へ向かい、研究所の座標を特定してアナキンたちに報告した。オビ=ワンから陽動攻撃を命じられたアソーカは、フォースを使ってサーマル・デトネーターを浮遊させ、施設周辺に設置されたスパイカメラに気づかれないように目標位置まで移動させた。彼女は戦いに加わりたがっているバウを外に待機させ、基地に侵入してバトル・ドロイドたちの注意を引いた。続いて施設に突入したアナキンはアミダラとビンクスを救出し、オビ=ワンの部隊のクローン・オードナンス・スペシャリストがウイルス爆弾を解除することに成功する。間もなくヴィンディもバウとアナキンに捕まり、ブルー・シャドウ・ウイルスの大規模拡散は阻止された。[19]
しかし、アナキンとオビ=ワンがヴィンディを裁判にかけるためシャトルに運び込んでいたとき、ヴィンディのアシスタントのLEPサーヴァント・ドロイドが隠し持っていたウイルス・カプセルを爆弾にセットし、爆発させた。研究所に残っていたアソーカ、キャプテン・レックス、アミダラ、ビンクスらはすぐに建物を封鎖し、ウイルスが外に漏れだすのを防いだ。アミダラは防護スーツを身に着けていたが、バトル・ドロイドの残党との戦いで装備が破損し、アソーカやクローンたちと同様ウイルスに感染してしまう。しかし、彼女たちはウイルスの犠牲者をこれ以上増やさないため、封鎖突破を試みていたドロイドをすべて破壊した。一方、アナキンとオビ=ワンはアイエゴに生息しているリークサの根がウイルスの解毒剤になることを知り、2人だけで現地へ飛んでいた。アソーカとアミダラは研究所で最期を迎える覚悟を決めたが、リークサの根を手に入れたアナキンたちは分離主義勢力のトラップを破ってアイエゴを脱出し、ナブーに戻ってきた。アソーカとアミダラたちはすぐに研究所から救出され、完成したばかりの解毒剤で治療を受けた。[20]
ワスカーの生存者たち
シタデルの事件の後、アソーカ・タノとアナキン、マスター・プロ・クーンは第二次フェルーシアの戦いに参加した。彼女たちはフェルーシアンの助けを借りて分離主義勢力の前哨基地を偵察し、3隊に分かれて制圧を試みた。アソーカはコメット伍長とウルフパック部隊を率いて基地の裏へ回り、クローン・トルーパーがアセンション・ケーブルを使って防壁を登るあいだ、1人で後方を警戒した。トルーパーが全員基地内に侵入した後、アソーカはトランドーシャンのハンター・ロ=ターレンに襲われた。ハンターはスタン・ネットを発射する帯電ネット・ガンでアソーカを気絶させ、HCT-2001ドラゴンボート級ルジョー905貨物船に運び込んだ。ロ=ターレンが所属する狩猟ギルドは、銀河系各地で知的生物を誘拐し、残酷な殺戮ゲームの獲物にしていたのである。前哨基地を制圧し終えた後、アナキンは弟子が姿を消していることに気づいて徹底的な捜索を命じたが、どこにも見つからなかった。彼は弟子から目を離していたことに責任を感じたが、クーンに説得されてフェルーシアから撤退した。[21]
アソーカはライトセーバーを奪われ、衛星ワスカーの第4アイランドへ降ろされた。彼女はジャングルの中でジェダイ候補生のカリファ、ジンクス、オ=メアと出会い、この島で行われている凄惨な狩猟スポーツの実態を知った。狩猟ギルドを率いるガーナックはジェダイを殺すことを名誉と考えており、ジェダイ・ナイトでは余りに強すぎるため、未熟な候補生やパダワンを積極的に狙っていたのである。アソーカはワスカーからの脱出を諦めかけていた3人の候補生を励まし、ジェダイらしく行動を起こすべきだと主張した。彼女は自ら武装したハンターに戦いを挑み、候補生たちを勇気づけた。4人の若きジェダイは島から脱出するための作戦を練り、トランドーシャンが狩りの拠点にしている基地を捜索した。しかし彼女たちの予想に反し、基地は島の中ではなく空中にあった。4人は浮遊要塞から出撃したホバー・ポッドに襲われ、アソーカがハンターのダーを返り討ちにしたが、カリファがガーナックに殺されてしまった。[21]
カリファの死後、アソーカ、オ=メア、ジンクスは島から脱出する乗り物を手に入れるため新しい捕虜を運んできた貨物船を襲撃した。船は戦闘中に墜落したが、ジェダイは船内に閉じこめられていたウーキーのチューバッカを味方につけた。チューバッカが船の残骸を使ってトランスミッターを作成し、母星キャッシークに救難信号を送った後、ジェダイは新しい脱出計画を実行に移した。彼女たちはハンターのクリックスから奪ったホバー・ポッドに乗って浮遊要塞に攻め入り、数で勝るトランドーシャンに丸腰のまま戦いを挑んだ。[22]
ジェダイとチューバッカはすぐにハンターの集団に包囲されたが、賞金稼ぎスギとセリパスが操縦するSS-54アサルト・シップ<ヘイロー>が姿を現し、状況は一転した。<ヘイロー>にはチューバッカの救難信号を受け取ったターフル将軍とウーキーの戦士たちが乗り込んでいた。離着陸ベイにいる敵を倒した後、アソーカは戦利品室に逃げ込んだガーナックを追いかけ、最後の決闘に臨んだ。ガーナックは息子のダーを殺したアソーカを憎んでおり、彼女の皮を剥いでコレクションに加えることに執着していた。しかしアソーカはフォースを駆使してガーナックを破り、ハンターとの戦いに終止符を打った。その後アソーカは仲間たちと共に<ヘイロー>でテンプルに戻り、アナキンと再会した。アナキンは弟子を守れなかったことを後悔し続けていたが、アソーカはマスターの教えがあったからこそ無事に戻ってこれたのだと語り、改めて日頃の修行への感謝の言葉を口にした。[22]
モン・カラの内戦
- 「王子、怖いのは当然です。でも恐怖に支配されてはだめ」
「君、怖くないの?」
「怖かったわ、長い間。でも気づいたんです。怖がって下した決断は、間違いがほとんどだと」 - ―アソーカ・タノとリー=チャー[出典]
クローン戦争中、海洋惑星モン・カラを統治していたモン・カラマリ種族の王、ヨス・コリーナが暗殺された。同じ惑星の住民であるクオレン種族はコリーナの息子リー=チャー王子を新指導者として認めず、2種族の関係が悪化した。ノーソア・ライ率いるクオレン孤立主義同盟は分離主義者のリフ・タムソン司令官と組んで独立を宣言し、モン・カラ・シティに奇襲を仕掛けた。すでに現地に派遣されていたアナキンやアミダラを援護すべく、アソーカはマスター・キット・フィストーとともにクローン・スキューバ・トルーパー部隊を指揮し、ガンシップからモン・カラの海に飛び込んだ。アソーカは1人乗り潜水艇デヴィルフィッシュを使って戦場を高速で移動し、呼吸用ヘルメットを失ったアナキンのピンチを救った。また、彼女は孤立していたリー=チャー王子をタムソンから守った。[23] ナブーのグンガンも共和国の援軍として到着したが、クオレンと分離主義勢力はハイドロイド・メデューサやトライデント級アサルト・シップを駆使して優位に立ち、モン・カラマリやジェダイの大半を捕虜にした。[24]
アソーカはリー=チャーを連れて戦場から逃げ延び、落ち込む王子を励ました。[24] 民衆のために何をすべきか悩んだ末、リー=チャーは捕虜収容所への潜入を決意する。アソーカとリー=チャーは収容所の中でクローン・コマンダー・モンクと落ち合い、王子の指南役であるギアル・アクバー大佐やミーナ・ティルズ議員と再会した。リー=チャーはアクバーを鼓舞し、クオレンを再び味方につければ、分離主義者を倒すのも夢ではないと主張した。リー=チャーは王を暗殺したのはタムソンではないかと疑っており(実際その通りだった)、今回の内戦も分離主義勢力の陰謀だと信じていたのである。アソーカとリー=チャーはアクア・ドロイドに捕まったが、王子の説得に突き動かされたノーソア・ライは、タムソンを倒すため捕虜の拘束を解いた。アソーカもクオレンのおかげでライトセーバーを取り戻し、マスターやフィストーをイール・ケージから解放した。モン・カラマリとクオレンが分離主義者を倒した後、リー=チャーは新しい王として両種族に認められた。[25]
オンダロン内戦
ラックス・ボンテリの故郷オンダロンでは、分離主義者のサンジェイ・ラッシュ王とオンダロン反乱軍の間で内戦が繰り広げられていた。反乱軍の中心人物となっていたラックスとソウ・ゲレラはジェダイ最高評議会に援助を求めたが、ジェダイは個別惑星の内政に対しては不干渉という方針を採っており、表立った支援を行うことができなかった。代替案として、評議会はアナキン、オビ=ワン、アソーカ、レックスを現地へ派遣し、反乱軍の戦闘訓練を監督することに決めた。アソーカはカーラック以来となるラックスとの再会を喜んだが、ラックスが反乱軍の女戦士スティーラ・ゲレラに好意を寄せていると知り、ショックを受ける。反乱軍が組織化された軍隊へ成長した後、アナキン、オビ=ワン、レックスはコルサントへ戻り、アソーカは1人で反乱軍の活動を陰から支援することになった。
反乱軍は首都イジズの町中でバトル・ドロイドへのテロ攻撃を展開した。イジズの発電所破壊に成功した後、反乱軍はサンジェイ・ラッシュが前王ラムシス・デンダップを公開処刑しようとしていることを知る。アソーカは評議会の指示通り戦いへの積極的な参加を避けていたが、処刑場で敵に追い詰められた反乱軍を救うべく、やむを得ずライトセーバーを手にした。反乱軍はデンダップを保護してイジズ郊外の本部へ退却し、一般市民の犠牲者を最小限に留めるため、都市部ではなく山岳地帯でドロイド軍を迎え撃つ。反乱軍やオンダロン近衛兵の持つ武器ではスーパー・タクティカル・ドロイドのカラーニ将軍が送り込んだ新型HMPドロイド・ガンシップに太刀打ちすることができなかったが、アナキンが海賊ホンドー・オナカーに依頼して最新式のミサイル・ランチャーを戦場へ届け、戦況は一転する。反乱軍はスティーラ・ゲレラという大きな犠牲を出したが、最後の戦いに勝利した。
ラッシュ王が死に、オンダロンからドロイド軍が撤退した後、アソーカはアナキンと共にイジズのヨーラン広場で開かれた式典に参加した。再び王位に返り咲いたデンダップはそれまでの中立主義を見直し、共和国への再加盟を決意する。デンダップはアソーカの友人ラックスをオンダロンの新しい元老院議員に指名した。
ケイト・ニモーディア防衛戦
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ジェダイ・オーダーを去る
テンプル爆破事件
- 「彼女もまだまだ若いな」
「まさしく」 - ―アナキン・スカイウォーカーとウィルハフ・ターキン[出典]
ケイト・ニモーディアから呼び戻されたアナキンとアソーカは、ジェダイ・テンプル格納庫の爆破事件を調査するよう命じられた。爆破にジェダイが関与している可能性が浮上したため、事件当時テンプルにいなかったジェダイに捜査を任せる必要があったのである。犯罪現場分析ドロイドのルソーISCによる調査の結果、テンプルで働くジャッカー・ボウマーニが生きた爆弾として利用されたことが発覚した。アソーカとアナキンは、ボウマーニにナノ=ドロイド爆弾を食べさせた疑いのある妻レッタ・ターモンドの身柄を拘束した。ターモンドは逮捕され、共和国軍事作戦センター内の刑務所に収監された。
その後、アソーカは他のジェダイや共和国の役人、軍人たちと共に爆破事件の犠牲者の葬儀に参加した。葬式の後、アソーカはターモンドの身柄が軍に引き渡されたことについて、ウィルハフ・ターキン提督に抗議した。間もなくアソーカは呼び出しを受け、刑務所内のターモンドが面会を求めていると知らされた。アソーカが刑務所を訪れると、ターモンドは事件の黒幕がジェダイであることを明かし、口封じのため殺されるのではないかという恐怖をあらわにした。アソーカは黒幕の名前を聞き出そうとしたが、ターモンドは何者かにフォースで首を絞められ、息絶えた。クローン・トルーパーが駆け付けた時、独房の中で容疑者とふたりきりだったアソーカは疑いようのない殺人犯としてその場で逮捕されることになった。
アソーカは刑務所にやって来たターキン提督に無実を訴えたが、彼はターモンドが死んだ瞬間を記録した監視カメラのホログラム映像を再生し、とても彼女の主張は信じられないと答えた。以前アソーカが容疑者の扱いについてターキンに抗議したことも、今回の事件で彼女に不利に働いた。監視カメラの記録にはなぜか音声が残っておらず、アソーカは潔白を証明することができなかった。
無実の逃亡者
- 「あんたもドゥークーに見限られた。裏切られちゃったんだよね。似た境遇だとは思わない?信じていたはずの師や仲間から追われてる。似た者同士で手を組んでみない?」
- ―アサージ・ヴェントレスに対し、アソーカ・タノ[出典]
ターキンが去った後、アソーカは独房の外にキーカードが落ちているのに気付いた。マスターが脱出の手段を与えてくれたのだと思い込んだアソーカは、フォースでキーカードを持ち上げ、独房の鍵を開けた。見張りのクローン・トルーパーは何者かによって倒されており、廊下にはアソーカのライトセーバーとコムリンクが置かれていた。コマンダー・フォックスに発見されたアソーカは、状況がつかめないまま逃げざるを得なくなった。アソーカが逃げ回る先々でライトセーバーに切られたクローンの死体が転がっており、彼女は危険な脱獄者に仕立て上げられた。
アソーカはアナキン・スカイウォーカーの制止も振り切り、マシフを引き連れたクローン兵のパトロールをかわして基地の外に出た。トルーパーのスタン・ビームやガンシップの追撃を免れたアソーカは、都市に張り巡らされたパイプラインに逃げ込んだ。逃走中、彼女は短い方のライトセーバーを失ったが、パイプの中でクローン兵を撒き、コルサント・アンダーワールドへと続く巨大なポータルに到達する。アナキンは弟子に追いついて説得を試みたが、アソーカはどうか自分を信じて欲しいと言い残した後、パイプからポータルへ身を投げた。彼女はコルサント下層へと降下する船の上に飛び乗り、アンダーワールドに姿を隠した。
アソーカ・タノは指名手配され、アンダーワールド・ポリスの捜索対象となった。アソーカはテンプルにいる友人バリス・オフィーに連絡を取って事情を説明したが、オフィーはジェダイのコムリンクで会話するのは危険だと告げた。彼女はコムリンクを破壊し、ゴウタルの酔っ払いと取り引きして顔を隠すためのマントを手に入れる。彼女は地下列車の車内で警察部隊をかわしたが、賞金稼ぎとして活動中のアサージ・ヴェントレスに捕まった。ヴェントレスは獲物を保証人に引き渡そうとしたが、アソーカは無実を証明するための協力を求め、自分とヴェントレスは信じていた者に裏切られたという点で似た者同士だと訴えた。アソーカはもし疑いを晴らすことができたら、評議会や元老院にヴェントレスの恩赦を求めると約束した。
追放と裁判
- 「ジェダイはお前の全てだったはずだ。こんな形で放り捨てていいのか! アソーカ、お前は間違っている」
「たぶんね。でも自分を見つめ直してみたいの。評議会もあなたもいないところで」 - ―アナキン・スカイウォーカーとアソーカ・タノ[出典]
ヴェントレスはアソーカの逃亡を手助けし、共にコマンダー・ウォルフ率いる捜索部隊を撃退した。地下街のホロブースを使って再度オフィーに連絡を取ったアソーカは、レッタ・ターモンドがナノ・ドロイドを保管していた倉庫の場所を知らされた。ヴェントレスと別れた後、アソーカは倉庫で謎の人物による攻撃を受けた。敵はヴェントレスのライトセーバーを使っており、アソーカはヴェントレスが自分を裏切ったのだと勘違いした。攻撃者に圧倒され、建物の足場から落下したアソーカは、クローン・トルーパーに取り囲まれ気絶させられた。
ナノ・ドロイドの倉庫で発見されたことや、アサージ・ヴェントレスと行動を共にしていたことが、アソーカ・タノに対する疑惑をさらに深めた。再逮捕されたアソーカを軍事法廷で裁くため、元老院と共和国軍はジェダイ・オーダーにアソーカの除名を求めた。ジェダイ最高評議会は元老院からの要請に従うことを決め、アソーカをオーダーから追放処分とした。一貫してアソーカの無実を訴えていたアナキンは、パドメ・アミダラ元老院議員に軍事法廷での弁護人を依頼した後、新しい証拠を探すため自らアンダーワールドへ出向いた。彼はアサージ・ヴェントレスに会って情報を聞き出し、アソーカの行動を巧みに操ったバリス・オフィーがテンプル爆破事件の真犯人であることを突き止めた。
シーヴ・パルパティーン最高議長が軍事法廷の判決を読み上げる直前、アナキンとジェダイ・テンプル・ガードがバリス・オフィーを裁判所に連れてきた。オフィーは裁判官や傍聴人の前で真実を明かし、全ては堕落したジェダイに警鐘を鳴らすためにやったことだと白状した。アソーカの濡れ衣は晴れ、ジェダイ評議会は彼女を疑ったことを詫びた。ヨーダは困難な試練を乗り越えたジェダイとして再びオーダーに戻らないかと持ちかけたが、もはや評議会を信じることができなくなっていたアソーカは、復帰を拒否した。
新しい人生
- 「オーダーから離れていきたい、そう願う気持ちは僕にだってある」
「気づいてた」 - ―アナキン・スカイウォーカーとアソーカ・タノの最後の会話[出典]
追放と裁判の経験は、アソーカの信念を大きく揺さぶった。彼女は、ジェダイが共和国の政治的必要に応えようとするあまり、フォースに対する責任をないがしろにしてしまっていることを、それまで以上にはっきりと理解した。アソーカは執着を捨てよというジェダイの教えに従い、唯一の家であったジェダイ・オーダーを捨てることに決めた。かつて彼女はモーティスで、アナキンのそばに留まれば暗い未来と直面することになると予言されたが、それが実現される形となったのである。[1]
アソーカの離脱は、彼女が思っていた以上に深い影響をジェダイ・オーダーに及ぼした。不死の秘密を探る旅に出た時、ヨーダはジェダイの大粛清を予見した。その際、彼はアソーカ・タノがジェダイ・テンプルのホールで命を落とすヴィジョンを目にした。このヴィジョンは、アソーカをジェダイ・オーダーから追放してしまったことに対するヨーダの罪の意識によって生み出されたものだった。
アナキン・スカイウォーカーは弟子のオーダー脱退に深いショックを受けた。彼は予言された“選ばれし者”としての大きな期待を再びひとりで背負わなければならなくなった。[1] アソーカと同様、間もなくアナキンもジェダイ・オーダーに対する信頼を失った。アナキンはフォースのダークサイドに転向してシスの暗黒卿ダース・シディアスの弟子となり、“ダース・ヴェイダー”というシスの名を与えられた。その後、シス卿はジェダイ・オーダーを壊滅へ導き、共和国を銀河帝国へと再編成した。[26]
ジェダイ・オーダーから脱退したことで、アソーカ・タノはオーダー66発令に伴うジェダイの粛清を免れた。彼女の恩人であるプロ・クーンをはじめ、大半のジェダイがクローン・トルーパーの奇襲によって命を落とした。彼女は銀河帝国に対するレジスタンス運動の重要人物となり、反乱運動の根絶を任されたダース・ヴェイダーと真っ向から対立することになった。[9]
帝国時代
秘密の伝令役
- 「フルクラム?」
「アソーカ。私の名はアソーカ・タノ」 - ―ヘラ・シンドゥーラとアソーカ・タノ[出典]
銀河帝国の誕生から14年後、アソーカ・タノは帝国の統治に対する初期反乱運動に参加していた。当時31歳になっていたアソーカは[7]、オルデラン代表のベイル・オーガナ議員と手を結び、“フルクラム”という暗号名を使って銀河各地の反乱分子と連絡を取り合っていた。アウター・リムの惑星ロザルを中心に活動する<ゴースト>のクルーもそうした反乱分子のひとつだった。アソーカはコードネーム以外の素性を一切明かさず、<ゴースト>の船長兼パイロットのヘラ・シンドゥーラとしか話さなかった。アソーカは<ゴースト>の反乱者たちに帝国軍妨害任務や資金確保のために必要な情報を提供した。反乱分子の任務は、アソーカたちの運営する大規模なプランの一環として行われていたが、その事実を知るのは<ゴースト>のメンバーの中でもヘラ船長ただひとりだった。[9][27] アソーカの情報はたいてい正確だったが、時として部分的にしか正確でないこともあった。ヘラとエズラ・ブリッジャー、サビーヌ・レンが帝国の船団を攻撃した際、船団の航路とタイミングに関するフルクラムの情報は正しかったが、戦力は想定されていたよりも高かった。その結果、反乱者のスターファイター<ファントム>はTIE/ln制宙スターファイターの大部隊の攻撃で損傷を負った。[27]
それから間もなく、ヘラ船長は“フルクラム”の素性を知りたがるサビーヌ・レンを連れてフォート・アナクセスへ赴いた。この小惑星基地はクローン戦争中に共和国グランド・アーミーが使用したもので、フルクラムの供給物資の受け渡し場所に指定されていた。サビーヌは反乱者たちの任務がしだいに危険さを増していることを懸念し、フルクラムに不信感を抱いていたが、ヘラは帝国に捕えられる可能性を考えたら余計なことを知らないほうがよいのだと答えた。ふたりがフォート・アナクセスに到着した時、アソーカは既に荷を置いて立ち去った後だった。[27]
その後、反乱者たちは帝国情報センターから脱走したローディアンのシーボを救出した。彼の頭に移植されたAJ^6サイボーグ・コンストラクト装置には帝国軍の乗り物やアウター・リムの作戦5年分の情報など、帝国の重要機密が詰まっていた。[28] ロザルを離れた後、<ゴースト>はアソーカの宇宙船と合流し、ヘラ船長がシーボをアソーカに引き渡した。シーボの持っている情報は、アソーカの組織によって解析されることになった。[29]
シーボの事件の後、ロザルの反乱者たちは帝国の通信センターを使って反乱の呼びかけを拡散したが、その際にリーダーのケイナン・ジャラスが帝国軍に捕えられた。ケイナンはアソーカと同様、オーダー66を生きのびたジェダイ・パダワンだった。アソーカはヘラに連絡を取り、ケイナン救出作戦を思いとどまらせようとした。反乱者たちの呼びかけは広範囲に届いており、帝国上層部の注意を引いていたのである。しかし反乱者たちはメンバーの少年エズラ・ブリッジャーの説得を受けて大きな危険を冒すことに決め、ムスタファー上空のインペリアル級スター・デストロイヤー<ソヴリン>からケイナンを救い出そうとした。[30] クルーたちがグランドモフ・ウィルハフ・ターキンの旗艦に乗り込み、大尋問官と戦う間、<ゴースト>のアストロメク・ドロイドC1-10Pがフルクラムに連絡を取り、援軍を要請した。アソーカは反乱者の艦隊を連れてムスタファー星系に駆け付け、<ゴースト>の逃走を手助けする。ケイナンの救出に成功し無事ムスタファーを離れた後、アソーカは反乱者たちの前に姿を現し、彼らが大規模な反乱運動の一部であったことを明かした。[9]
ロザルの封鎖
<ゴースト>のクルーがフェニックス戦隊に加わった後、アソーカ・タノは一新されたフェニックス艦隊の助言者役を務めるようになった。彼女は特にケイナン・ジャラスとその弟子エズラ・ブリッジャーに親近感を抱いていた。帝国によるロザル封鎖の最中、惑星ロザルのマーケス・チュア大臣が反乱者に連絡を取り、帝国からの亡命を手伝ってほしいと懇願した。チュアは見返りとしてロザル付近の反乱運動支持者のリストや、帝国がロザルにやって来た真の理由を教えると申し出た。アソーカと艦隊指揮官コマンダー・ジュン・サトーの許可のもと、<ゴースト>のクルーはチュアを救出するためロザルに戻ることになった。
<ゴースト>のクルーはロザルでシス卿ダース・ヴェイダーの仕掛けた罠に嵌まった。チュアは帝国に暗殺され、その罪は反乱者に着せられた。反乱者たちはインペリアル・シャトルを奪ってロザルの封鎖を破ったが、この船には追跡装置が仕掛けられていた。ヴェイダーはTIEアドバンストx1スターファイター1機だけでフェニックス艦隊に攻撃を仕掛け、フェニックス中隊のAウイング・インターセプターを何機も撃墜した。ヘラ船長の操縦する<ゴースト>に乗り込んだアソーカは、TIEのパイロットが強いフォースを備えていることに気付いた。ケイナンと共にフォースで探りを入れた結果、アソーカは激しい恐怖と怒りの感情に襲われ、気を失った。ダース・ヴェイダーの正体は彼女のかつての師、アナキン・スカイウォーカーだったのである。
反乱軍艦隊はヴェイダーとの戦いで司令船を失い、何とか退却した。目を覚ました後、アソーカはケイナンとエズラにロザルでシス卿と対決した時のことを尋ねた。ケイナンはこれほど邪悪なものを感じたのはクローン戦争以来だと答えた。シス卿は誰なのかというエズラの質問に、アソーカは自分も知らないと答えたが、再び自分たちの前に姿を現すだろうと語った。一方、ヴェイダーも戦闘中にかつての弟子の存在を感知していた。彼は皇帝ダース・シディアスに連絡を取り、アソーカ・タノが反乱軍に参加していることを報告した。シディアスはジェダイの残党をまとめて倒すチャンスだと答え、他の尋問官たちを使って反乱軍を追わせるよう指示した。
旧友との再会
ヴェイダーとの戦いで旗艦<フェニックス・ホーム>を失った後、反乱軍艦隊は帝国軍から姿を隠すため居場所を転々とした。彼らは新しい本拠地を必要としていたが、帝国の注意を引かない適切な候補地が見つからなかった。アソーカは旧友のクローン・キャプテン・レックスを見つければ、戦略的な情報が手に入るだけでなく、頼もしい戦力になるだろうと考えた。彼女はレックスの居場所の手がかりとなるタクティカル・ドロイドの頭部を<ゴースト>のクルーに渡し、シーロス星系へ派遣した。オーダー66を経験したケイナン・ジャラスがクローンを敵対視するかもしれないと考え、アソーカは自分の友人であるレックスを絶対に信頼してほしいと頼んだ。[31] 反乱者たちは惑星シーロスでレックス、ウォルフ、グレガーと出会い、古い共和国の施設やマンダロリアンの基地の情報が入ったデータカードを受け取った。アソーカの予想通りケイナンは老クローン兵士を嫌悪したが、彼らは互いに協力してエージェント・アレクザンダー・カラスの軍隊を撃退した。その後、レックスは反乱軍加入を決意してシーロスを去り、アソーカと再会した。[32]
レックスのデータカードのおかげで、フェニックス戦隊は放棄された共和国基地や施設を利用できるようになった。医療物資を手に入れるためヘイヴン級医療ステーションに向かった反乱者エズラ・ブリッジャー、サビーヌ・レン、ガラゼブ・オレリオスは、尋問官フィフス・ブラザー、セヴンス・シスターと遭遇した。彼らはなんとか反乱軍の本隊まで逃げ帰り、他にも尋問官が存在したことを仲間に報告した。[33]
タコーボの対決
ムスタファーからの通信を傍受した結果、アソーカは尋問官の行き先と思われる二組の座標を手に入れた。アソーカは惑星タコーボのハンマータウンにケイナン、エズラ、オレリオス、チョッパーを派遣し、自分は惑星シャンデルへ向かった。しかし、シャンデル付近を漂う客船テイランダー・シャトルは、既に尋問官の襲撃を受けた後だった。アソーカは唯一の生存者ダージャを発見し、彼女の孫アローラが2人の尋問官に誘拐されたことを知った。フィフス・ブラザーとセヴンス・シスターがフォース感応者の赤ん坊を狙っていることを知ったアソーカは、アローラを救うためタコーボへ急いだ。[34]
ケイナンたちはフォース感応力を持つアイソリアンの赤ん坊パイピーを保護し、尋問官のTIEアドバンストv1からアローラも救出した。アソーカがハンマータウンに駆け付けた時、彼らは宇宙港の手前で2人の尋問官に追い詰められていた。アソーカは赤ん坊を連れて先に逃げるようエズラに指示し、2本のライトセーバーを起動して尋問官との対決に臨んだ。彼女はフィフス・ブラザーを軽くあしらい、セヴンス・シスターと一対一で戦った。彼女はフォースとライトセーバーを駆使してシスターを追い詰めたが、止めを刺す前に帝国軍の部隊が宇宙港を包囲した。アソーカは尋問官との戦いを中断し、宇宙港から離陸した<ファントム>のハッチに飛び乗って逃げ去った。2人の赤ん坊をそれぞれダージャ、ウーラに返した後、アソーカはクローン戦争中に起きた同様の赤ん坊誘拐事件をケイナンに説明した。ケイナンとアソーカは、ジェダイ・オーダーが無くなった今、自分たちがフォース感応者の赤ん坊を守らなければならないと決意した。[34]
シス卿の真実
- 「アソーカ、どうして出て行った。そばにいて欲しかったときどこにいた?」
「自分で決めたの。留まれないと」
「お前は身勝手だ」
「違う」
「僕を見捨てた。裏切ったんだ。おかげでどうなったと思う?」
「やめて!」 - ―アナキン・スカイウォーカーの幻影と会話するアソーカ・タノ[出典]
惑星オーサロンで尋問官の襲撃を受けたエズラとケイナンは、自分たちジェダイが反乱軍に所属しているせいで組織全体を危険にさらしているのではないかと考え、<ゴースト>でアソーカ・タノと相談することにした。2人を待つ間、アソーカはホロクロンを起動してアナキン・スカイウォーカーの剣術指南映像を映し出した。アソーカの師匠のホロ映像を見たエズラは、彼がその後どうなったのかを尋ねた。アソーカは答えをためらい、パルパティーン議長を助けに行く姿を一度目にしたが、ジェダイ粛清後は消息が分からないと答えた。その後、ケイナンがやってきて悩みを打ち明けると、アソーカは昔のようにマスター・オビ=ワンやヨーダといった相談相手がいないことを嘆いた。するとケイナンは以前ロザル・ジェダイ・テンプルでヨーダの声を聞いたことを思いだし、3人は<ファントム>で一路ロザルへ向かうことになった。[35]
寺院の入り口はジェダイがフォースを使わなければ開かない仕組みになっていたが、アソーカは自分はもはやジェダイではないという理由で辞退した。ケイナンとエズラが寺院の入り口(彼らが以前訪れた時とは違う入り口が現れた)を開いた後、3人は寺院の中で瞑想を始め、それぞれ異なるヴィジョンを経験した。アソーカは背後からアナキン・スカイウォーカーの幻影に話しかけられ、クローン戦争中にジェダイ・オーダーを去ったことを自分勝手だと非難された。アナキンは、自分がその後どうなったか知っているかとアソーカに尋ねた。ライトセーバーを起動して振り返ったアソーカは、アナキンがシスの暗黒卿になったという事実を受け入れることになった。その頃、エズラはヴィジョンの中でヨーダから教えを受け、ケイナンは正式にジェダイ・ナイトへの昇格を認められていた。[35]
間もなく、セヴンス・シスターとフィフス・ブラザーが寺院に到着し、無理やり入り口をこじ開けた。アソーカ、エズラ、ケイナンはヴィジョンを終えて合流し、ジェダイ・テンプル・ガードの幻影が尋問官と戦う間に、寺院の外へと駆け出した。その時、アソーカは自分に手を振るヨーダの姿を垣間見た。老マスターに微笑んだ後、アソーカは他の2人と共に<ファントム>に乗り込んだ。寺院でヨーダと出会い、マラコアを探すよう命じられたエズラは、マラコアとは一体何者なのかと2人に尋ねた。アソーカはケイナンと目配せし、マラコアは人ではなく場所の名前だと答えた。[35]
チョッパー基地にて
ロザルのジェダイ寺院における一件の後、反乱軍艦隊は惑星アトロンに新しい本拠地を設置し、チョッパー基地と名づけた(反乱軍は惑星固有の動物クリクナの襲撃で犠牲者を出したが、<ゴースト>のクルーの活躍で基地の安全を保つ方法が発見された)。マラコアの探索を開始すべく、アソーカはケイナンとエズラに会うため新反乱軍基地を訪れた。クリクナをフォースで大人しくさせることができなかったエズラは、フォースに関する悩みをアソーカに打ち明けた。アソーカは若きパダワンにフォースは学べば学ぶほど不可解になるのだと答えた。アソーカはマラコアへの旅を始めるためキャンプに戻り、エズラもその後を追った。[36]
マラコアの任務
- 「あなたを置いてはいかない。今度こそね」
「では死ぬしかない」 - ―アソーカ・タノとダース・ヴェイダー[出典]
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