アノート(Anoat)は銀河系のアウター・リム・テリトリー、アノート宙域のアノート星系に属す惑星である。もともと宙域の首都だったが、反体制派の秘密基地があったため銀河帝国による毒ガス攻撃を受け、汚染された。銀河内戦終盤に行われた“鉄の封鎖”当時は汚染は和らいでいたが、アノートの街は“ラーカー”と呼ばれる元住民や獰猛なアック・ドッグが徘徊する危険な場所になっていた。ファースト・オーダー=レジスタンス戦争当時、アノートは廃棄場として使われていた。
特徴[]
惑星アノートはアウター・リム・テリトリーの大ジャヴィン圏[2]、アノート宙域、アノート星系に属し[1]、銀河系の平面座標上でグリッドK-18に位置した。[4] アノートはコレリアン・トレード・スパイン航路の付近にあり、この長大な交易路から枝分かれしたアイソン・トレード・コリダーによって惑星ベスピンやホスと接続していた。[2] また密輸業者の航路であるインサイザー・サイドステップで惑星サラストとも繋がっていた。[5] アノートには人間などの知覚種族が呼吸可能な大気があったが、帝国時代に汚染された。しかし一部の住民は生き延び、アック・ドッグや[1] アノーティアン・ピット・ビーストなどのクリーチャーも汚染された環境を生き抜いていた。[6] 4 ABY頃、アノートは人間が呼吸できる状態に戻っていたが[1]、ファースト・オーダー=レジスタンス戦争の時代には、外出時に呼吸マスクが必要な状況に逆戻りしていた。[6]
歴史[]
アノートの地表には都市風景が広がり、かつては宙域の首都惑星として栄えた。クローン戦争終結時にオーダー66が発令された際、ジェダイのミュスシール、ズベイン・アンコノリ、カンドラ、ヌージがアノートにある古いジェダイの神殿に身を隠した。しかし彼らはやがて帝国の尋問官に見つかってしまった。ミュスシールはほかの3人が逃げる時間を稼ぐため神殿に留まり、命を落とした。[1]
帝国時代、アノートは反体制派の秘密基地があったため銀河帝国の標的となった。帝国は秘密基地の場所を突き止められなかったが、当時帝国軍の下級顧問だったユーブリック・アデルハードは、惑星全体に毒ガス攻撃を行うことで問題を解決した。宙域の住民はアノートの汚染は工業事故によるものだと信じ、真相は隠された。アノートでは一部の住民が変異した状態で汚染を生き延び、“ラーカー”となって街を徘徊した。[1]
4 ABYに発生したエンドアの戦いの後、アデルハード総督は帝国の敗北と皇帝シーヴ・パルパティーンの死を住民から隠すため、アノート宙域に“鉄の封鎖”を敷いた。封鎖のさなか、この宙域で活動していた反乱同盟のエージェント・タム・バスティオンは、帝国に滅ぼされたアノート反体制派が持っていたデータを手に入れるため“スマグラー”の助けを借りた。スマグラーは汚染が落ち着いたアノートへ派遣され、秘密基地から宙域内の物資・隠れ家・支援者を記録したリストを回収した。[1]
ファースト・オーダーとレジスタンスが戦争を繰り広げた時代、アノートは廃棄場として利用されていた。34 ABYのクレイトの戦いで敗北を喫した後、レイア・オーガナ将軍率いるレジスタンスはアノートの野営地を一時的な拠点として利用した。[6]
登場作品[]
参考資料[]
- アート・オブ・スター・ウォーズ・アップライジング
- スター・ウォーズ:スマグラーズ・ガイド
- スター・ウォーズ ギャラクシー・マップ
- スター・ウォーズ タイムライン
脚注[]
- ↑ 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12 1.13 1.14 1.15 1.16 1.17 スター・ウォーズ・アップライジング
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第18号 (銀河系ガイド:銀河系の宙域)
- ↑ The Odyssey of Star Wars: An Epic Poem
- ↑ 4.0 4.1 SWCC 2022: 7 Things We Learned from the Lucasfilm Publishing Behind the Page Panel - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
- ↑ 5.0 5.1 スター・ウォーズ・アップライジング
- ↑ 6.0 6.1 6.2 6.3 6.4 6.5 6.6 スター・ウォーズ:去りし日の希望