アノート星系(Anoat system)は銀河系のアウター・リム・テリトリー、アノート宙域に属す星系。宙域の首都惑星であるアノートやプジュールを擁した。[4] アノート星系はアイソン・トレード・コリダー航路上に位置し、ホス星系とベスピン星系に挟まれていた。[2] ホス星系の主星から最も遠い軌道を漂うホス小惑星帯はアノート星系にも達しており、アノート小惑星帯とも呼ばれた。[5] 3 ABYに発生したホスの戦いの後、ハン・ソロの<ミレニアム・ファルコン>はアノート星系で銀河帝国の宇宙軍艦隊から姿を隠すことに成功した。[7]
歴史[]
- 「我々はいったんアノート星系に向かい、転じてサルーカマイを目指します」
「随分と遠回りだな?」
「ですが、中立星系の通過は避けねばなりません」 - ―オビ=ワン・ケノービとメイス・ウィンドゥ[出典]
クローン戦争終盤の19 BBY、ジェダイ・テンプル格納庫爆破事件の直後、ジェダイ・オーダーは独立星系連合がサルーカマイ攻撃に備えていることを知った。ジェダイ将軍オビ=ワン・ケノービは、共和国艦隊をいったんアノート星系へ移動させたのち、そこからサルーカマイを目指すことを提案した。ジェダイ・マスター・メイス・ウィンドゥはそのルートでは遠回りになると意見したが、ケノービは中立の星系を回避して進むためにはやむを得ないと答えた。[8]
3 ABYに発生したホスの戦いの後、反乱同盟のメンバーであるハン・ソロとチューバッカ、レイア・オーガナらを乗せたYT-1300軽貨物船<ミレニアム・ファルコン>は銀河帝国の追跡をかわすためホス小惑星帯へ逃げ込んだ。ソロは<ファルコン>をインペリアル級スター・デストロイヤー<アヴェンジャー>にぴったりと張り付かせることで、帝国のセンサーから姿を消すことに成功した。ソロは<アヴェンジャー>がアノート星系で投棄したゴミに紛れて離脱したが、賞金稼ぎボバ・フェットの<スレーヴI>に追跡されていることに気づかなかった。その後、現在位置を確認したソロは、知り合いのランド・カルリジアンがいる近隣の惑星ベスピンに針路を取った。[7]
4 ABYに発生したエンドアの戦いの後、帝国のユーブリック・アデルハード総督は皇帝シーヴ・パルパティーンの死を住民たちに秘密にするため、アノート星系を含むアノート宙域全体に“鉄の封鎖”を敷いた。この時代、反体制派のアジトがあった惑星アノートは、アデルハード総督の指示で毒ガス攻撃を受け、汚染されていた。鉄の封鎖のさなか、“スマグラー”はタム・バスティオンからの依頼やアップライジングの任務のために何度かアノート星系を訪れた。[4]
制作の舞台裏[]
アノート星系は1980年公開の映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』で初めて登場した。本作の字幕をはじめ、邦訳作品では固有名詞 Anoat をアノートと表記するのが一般的だが[1][5][7]、実際の発音はアノイトとも聞こえ、『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』のエピソード『真実の行方』ではこちらの表記が使われている。[8]
登場作品[]
- クローン・ウォーズ – 真実の行方 (ホログラムでの登場) (表記はアノイト)
- レベル・ライジング (言及のみ)
- スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲 (初登場)
- スター・ウォーズ・アップライジング
- スター・ウォーズ:去りし日の希望
参考資料[]
- 週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第39号 (銀河系ガイド:ホス小惑星帯)
- STAR WARS GEEKTIONARY THE GALAXY FROM A to Z
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- ↑ 2.0 2.1 2.2 週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第18号 (銀河系ガイド:銀河系の宙域)
- ↑ SWCC 2022: 7 Things We Learned from the Lucasfilm Publishing Behind the Page Panel - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 スター・ウォーズ・アップライジング
- ↑ 5.0 5.1 5.2 週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第39号 (銀河系ガイド:ホス小惑星帯)
- ↑ スター・ウォーズ:スマグラーズ・ガイド
- ↑ 7.0 7.1 7.2 スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲
- ↑ 8.0 8.1 クローン・ウォーズ – 真実の行方