エンドアの戦いから24年が過ぎた28 ABY、新共和国はアマクシン戦士団の活動に端を発した危機に直面する。当時、ファースト・オーダーは旧帝国宇宙軍を再建すべく、アマクシン戦士団と呼ばれる準軍事勢力を介して犯罪王リンリヴィン・ダイのカルテルに活動資金を提供していた。リンリヴィンは7年の歳月をかけて密輸と賭博による犯罪帝国をつくり上げ、最終的には惑星ライロスの属すガウラス宙域を深刻な経済危機に陥れた。
新共和国のレイア・オーガナとランソム・カスタルフォ元老院議員は、ライロス政府の依頼に応じて犯罪シンジケートを調査し、彼らがアマクシン戦士団と通じていることを突き止めた。元帝国軍将校のアリーズ・ハドラシアンによって率いられたアマクシンは、ホズニアン・プライムにある元老院会議ビルを爆破して政界を混乱させ、銀河元老院の関心を逸らそうとしたが、結果的にレイアやカスタルフォからより一層目をつけられることになる。当時、元老院ではセントリストとポピュリスト間の緊張関係が深まっており、政府分裂の危機を回避するためカリスマ性のある“主席議員”を選出すべきではないかという議論が行われていた。
惑星ダクサムIVを訪れてハドラシアンの信用を勝ち取ったカスタルフォは、アマクシン戦士団の本拠地がエクスパンション・リージョンのサイベンスコにあることを知った。一方、レイアとその仲間たちもリンリヴィンがサイベンスコに潜伏していることを突き止めていた。しかし、2人の議員はファースト・オーダーの手先であるレディ・カリース・シンディアンの陰謀によって仲たがいすることになる。シス卿ダース・ヴェイダーの娘であることを暴露されたレイアは政治的信用を失って失脚し、主席議員の選挙から降りることになった。その後、レイアはサイベンスコへ旅し、アマクシンとリンリヴィンを繋ぐ情報を手に入れた。
サイベンスコにおける戦いの結果、リンリヴィンのカルテルとアマクシン戦士団は水中都市を破壊した爆発によって滅ぼされた。ほとんどの新共和国議員が国家を脅かす存在は全滅したと思い込んで胸をなでおろしたが、レイアはこれに異議を唱え、警鐘を鳴らし続けた。一方、ハドラシアンはアマクシンを滅ぼされた復讐を果たすため、ポピュリスト派閥が主席議員候補に擁立していた政治家タイ=リン・ガーを暗殺した。また、レディ・カリースはレイアとの仲を修復したカスタルフォに一連の事件の罪を着せ、彼を政界から葬った。危機が収束した後、元老院内部の内輪もめや日和見主義に幻滅したレイアは、新共和国を離れてレジスタンスと呼ばれる準軍事勢力を組織した。
登場作品[]
参考資料[]
脚注[]
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