『アルダーニ』(原題:Aldhani)は実写TVシリーズ『キャシアン・アンドー』シーズン1の第4話。2022年9月28日に動画配信サービス Disney+ で日米同時公開。
公式による作品紹介[]
選択の余地がなくなったアンドーは、アルダーニにある帝国の要塞に潜入するという仕事を引き受ける。一方、都市が郡立する首都惑星コルサントでは、帝国保安局のエージェントがフェリックスの騒動に関する情報をまとめ始め、モン・モスマ元老院議員が極秘計画の糸を慎重に操っていた。[3]
トリビア[]
- ルーセン・レイエルはドロイドの副操縦士とともに改造型のフォンドア・ホールクラフトを操縦する。フォンドアという固有名詞はスター・ウォーズ世界で古い歴史を持ち、初出は1979年発売の小説『スターズ・エンドのハン・ソロ』であり、新聞連載のコミック『Darth Vader Strikes』では<エグゼクター>の建造地として描かれた。近年ではゲーム『Star Wars バトルフロント II』にも登場している。[4]
- キャシアンが惑星ミンバンで戦った経験について言及する(ルーセンはその具体的な内容について疑問を唱えるが)。ミンバンの初出は1978年の小説『侵略の惑星』であり、長年にわたって戦場として描かれた。正史作品では『クローン・ウォーズ』の『ルーキーたち』で初めて言及され、映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』で実際の舞台となった。[4]
- 帝国保安局は1987年発売の設定資料集『The Star Wars Sourcebook』で言及され、1989年発売の『Imperial Sourcebook』で詳細が解説された。『スター・ウォーズ 反乱者たち』でも大々的に活躍したが、歯車のようなロゴが描写されたのは今回が初めてである。[4]
- ISBの報告会にて、ロニ・ヤング監査官がアブリオン宙域とスカリフにおける運搬が活発化していると語る。それには充分すぎるほどの理由があり、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で描かれた通りスカリフは当時のデス・スター建設現場である。[4]
- キャシアンが使うシェービングクリームは劇中の用語で「フォーミー・ジェルクレン」という名であることが脚本に明記されている。[4]
- ルーセンがキャシアンに渡す貴重なスカイ=カイバーのクワッティ・シグネットは、ラカタンの侵略者に対する反乱を記念する品だと言われている。ラカタとは2003年発売のTVゲーム『スター・ウォーズ:旧共和国の騎士』の物語で重要な役割を果たした古代の宇宙征服者である。[4]
- コルサント宇宙港の館内放送には様々な作品への言及が含まれており、テルゴード・トラベル社(初出は『Star Wars Gamemaster Kit』、1991年)の定期船がホズニアン・プライム(『エピソード7/フォースの覚醒』、2015年)やプレクシス(『スター・ウォーズ・アップライジング』、2015年)、ユーフォーニス・メジャー(『帝国の奉仕者:反乱者の潜入』、2015年)に停泊するとアナウンスしている。[4]
- ルーセン・レイエルのギャラリーには、マンダロリアン・アーマーの胸当てやウーキーのヘルメット、作中でも取り上げられたウータパウの修道僧の棍棒、トワイレックのカリコリなどが飾られており、奥の部屋には希少で壊れやすいのであろう骨董品がカーボナイト状態で保管されている。[4]
- モン・モスマは大宰相のオフィスから夕食のゲストを迎えることに反対する。大宰相とは『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』や『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』にも登場した皇帝の忠実な部下、マス・アミダを指す。モスマが言及するスライ・ムーアも同じく映画のキャラクターであり、アース・ダンガーは1989年の『Imperial Sourcebook』を初出とする帝国顧問である。[4]
登場人物・用語[]
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人物 |
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動物
ドロイドの機種
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出来事
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地名
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組織と称号
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種族
乗物
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技術と武器
その他
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脚注[]
- ↑ @DisneyPlusJP(ディズニープラス公式) - X (旧Twitter). “第4話 独占配信スタート⚡『#キャシアンアンドー』#キャシアン はルーセンと共にフェリックスを脱出し、危険なミッションに挑むことに。果たして彼の運命は― #ディズニープラス で<1話~4話>独占配信中‼ 毎週水曜16時~ 最新エピソード配信!#スターウォーズ”
- ↑ TVシリーズ『キャシアン・アンドー』シーズン1の時系列は第1話『キャサ』冒頭の時点で5 BBYであることが作品内で明言されている。また最終話『リックス通り』はマーヴァ・アンドーの死の直後であり、その没年はStarWars.comの記事によるとC.R.C.暦7972年であることが分かる。正史の設定資料『スター・ウォーズ:スカム・アンド・ヴィラニー』の情報と照らし合わせるとC.R.C.暦7972年は5 BBYなので、『キャシアン・アンドー』シーズン1は全て5 BBYのできごとであると推定できる。
- ↑ Disney+
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 4.6 4.7 4.8 Andor | Season 1, Episode 4 – Episode Guide - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)