- 「マスター・ケノービ、マンダロアに吹き荒れた暴力の嵐は過去のものです」
- ―アルメク首相[出典]
アルメク(Almec)は惑星マンダロア出身の人間男性で、新マンダロリアン政府やシャドウ・コレクティヴに仕えた首相である。もともとサティーン・クライズ女公爵の掲げる平和主義政策の支持者だったが、クローン戦争の影響からマンダロアを守ろうと試行錯誤するうちに、クライズの理念に反する道へ走った。21 BBY、銀河共和国の宇宙船襲撃事件にマンダロリアンが関与していると疑われた際、アルメクはジェダイ・マスター・オビ=ワン・ケノービの前で疑惑を否定し、マンダロアの暴力の歴史は既に終わったと主張した。しかしケノービとクライズによって行われたその後の調査により、マンダロアの衛星コンコーディアでデス・ウォッチと呼ばれるマンダロリアンの過激派閥が密かに再台頭していたことが明らかになった。同じ年、中立を宣言したため交易ルートを閉ざされたマンダロアは物資不足に直面し、アルメクはやむを得ずムーガンの密輸組織による闇市場の取り引きに手を出した。しかし密輸業者が化学物質スレイビンを飲み物の希薄剤に使ったため子どもたちを巻き込む中毒事件が発生し、陰謀が政府官僚にまで及んでることが明るみに出てしまった。アルメクはジェダイ・パダワン・アソーカ・タノや王立アカデミーの生徒たちに陰謀を暴かれて失脚し、投獄された。
19 BBY、新マンダロリアン政権はデス・ウォッチとシャドウ・コレクティヴによって倒され、クライズもアルメクと同じ刑務所に入れられた。それから間もなく、アルメクはコレクティヴを率いるシス卿ダース・モールやサヴァージ・オプレスから助力を求められ、彼らと一緒に牢獄から脱出した。モールはデス・ウォッチの首領プレ・ヴィズラを決闘で破り、アルメクはシスが支配する傀儡政府の首相として返り咲く。その直後、ナイト・アウル一派がモールに反発してマンダロリアン・スーパー・コマンドーに戦いを挑んだが、クライズは脱獄に失敗して捕らえられ、アルメクらの見ている前でモールに殺された。内戦のさなか、モールがダース・シディアスとの対決に敗れてスティジョン・プライムのスパイアへ連れ去られた際、アルメクはコマンダー・ガー・サクソンとルック・カストを救出任務に送り出した。
登場作品[]
- クローン・ウォーズ – デス・ウォッチの陰謀 (初登場)
- クローン・ウォーズ – 誘惑の航海 (回想シーン)
- クローン・ウォーズ – 狙われた女公爵
- クローン・ウォーズ – 星を蝕むもの
- クローン・ウォーズ – 王立アカデミー
- クローン・ウォーズ – 仕組まれた救世主
- クローン・ウォーズ – 歪みゆく惑星
- スター・ウォーズ:ダース・モール ダソミアの後継者 (ホログラムでの登場)
- クローン・ウォーズ – 忘れがたき旧友
- クローン・ウォーズ – 幻影の弟子
参考資料[]
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック 増補改訂版 (間接的に言及)
- スター・ウォーズ クローン・ウォーズ キャラクター事典
- Prime Minister Almec - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- Prime Minister Almec - 公式データバンク
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 Almec - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 クローン・ウォーズ – デス・ウォッチの陰謀
- ↑ クローン・ウォーズ – 仕組まれた救世主