- 「侵入した帝国機、こちらアンヴィル中隊! ただちにモン・カラを去らねば、撃墜する!」
- ―アンヴィル・リーダー[出典]
アンヴィル中隊(Anvil Squadron)はエンドアの戦い以降に活躍した新共和国のスターファイター中隊である。銀河内戦の終盤、アンヴィル中隊は<シルヴァー・コロネット>を旗艦とし、惑星モン・カラの防衛を任されていた。銀河帝国のタイタン中隊がモン・カラを襲撃した際、アンヴィル中隊は彼らを迎え撃ったが、<コロネット>を失う敗北を喫した。その後、アンヴィル中隊はガリタンの戦いにも参加した。
概要[]
- 「<シルヴァー・コロネット>。アンヴィル中隊の誇り」
- ―テリサ・ケリル[出典]
新共和国のスターファイター隊に属すアンヴィル中隊は、新共和国軍パイロットと彼らのアストロメク・ドロイドによって構成され、隊長は“アンヴィル・リーダー”のコールサインを使用した。ガリタンの戦いでは一時的にリンドン・ジェイヴス司令官がアンヴィル中隊に加わり、個人的に戦術の指揮を執った。[1]
アンヴィル中隊はMC75スター・クルーザー<シルヴァー・コロネット>を旗艦とする艦隊に配属されていた。この艦隊にはCR90コルベット複数、EF76ネビュロンBエスコート・フリゲートの病院船が少なくとも1隻が含まれていた。またアンヴィル中隊はBTL-A4 Yウイング強襲用スターファイター/ボマーやRZ-1 Aウイング・インターセプター、T-65B Xウイング・スターファイター、UT-60D Uウイング・スターファイター/支援船などの機体を使用した。アンヴィル中隊は一般的な12機の中隊編成ではなく、少なくとも30機で作戦に臨むケースがあった。また彼らの機体は黄色のストライプ模様の塗装が施されていた。[1]
歴史[]
モン・カラ以前[]
銀河内戦中、アンヴィル中隊は銀河帝国の部隊と交戦を繰り広げ、TIEファイター・パイロットのシェンが操縦する機体を撃墜した。シェンはこのとき椎骨を2本失ったが、一命はとりとめた。[1]
モン・カラ防衛[]
- 「この攻撃によりモン・カラを守るアンヴィル中隊が現れるはずだ」
- ―テリサ・ケリル[出典]
4 ABY[2]、アンヴィル中隊が防衛を任されている惑星モン・カラが、帝国軍タイタン中隊の標的になった。帝国の真の狙いは、新共和国防衛軍を分散させてスターホーク計画の拠点ナディリ造船所の守りを手薄にすることであり、モン・カラでもヒット=アンド=ランの襲撃戦術が用いられた。多数のAウイング、Uウイング、Xウイング、Yウイングで構成されるアンヴィル中隊はすぐさま戦場に駆けつけ、彼らに恨みを持つシェンが所属するタイタン中隊と交戦した。中隊はこの戦いで旗艦<シルヴァー・コロネット>を失う敗北を喫し、生存者はモン・カラへ撤退した。帝国軍のテリサ・ケリル艦長は新共和国がモン・カラ防衛のために戦力を割かなければならない状況を作れたことに満足し、タイタン中隊に撤退を命じた。[1]
制作の舞台裏[]
アンヴィル中隊は2020年に発売された正史のビデオ・ゲーム『Star Wars:スコードロン』のストーリー・モードで初登場を果たした。またマルチプレイヤー・モードでは、スターファイターの塗装スキンのオプションとしてアンヴィル中隊が選択できる。[1]
登場作品[]
- Star Wars:スコードロン (初登場)