アースキン・セマージ(Erskin Semaj)は人間の男性で、モン・モスマ元老院議員の補佐官である。モスマが銀河帝国から亡命した後は、初期反乱軍および共和国再建のための同盟に仕えた。2 BBY、セマージとゴールド中隊の隊員は亡命中のモスマをエスコートし、ヘラ・シンドゥーラ率いるスペクターズ反乱分子と合流した。その後、セマージたちは帝国軍の追跡をしのぎながらダントゥインへ逃げ延び、反乱同盟の創設に立ち会った。
経歴[]
帝国時代、アースキン・セマージは惑星シャンドリラ代表のモン・モスマ元老院議員の補佐官を務めていた。2 BBY、モスマ議員は銀河帝国が行ったゴーマンの虐殺を公然と非難し、帝国元老院から去った。セマージはモスマに同伴してテイランダー・シャトル<シャンドリラ・ミストレス>に乗り込み、帝国から亡命する。彼らはゴールド・リーダー・ジョン・ヴァンダー率いるゴールド中隊のYウイング・スターファイターにエスコートされ、反乱軍との合流を試みた。モスマの友人であるベイル・オーガナ議員は、フェニックス戦隊に所属するヘラ・シンドゥーラに連絡を取り、深宇宙でモスマと落ち合ってYウイング部隊に燃料を届けるよう依頼した。
モスマのシャトルがヘラのVCX-100軽貨物船<ゴースト>とドッキングした後、セマージはジョン・ヴァンダーとともに反乱者たちの船に乗り移り、ヘラやガラゼブ・オレリオス、エズラ・ブリッジャー、アストロメク・ドロイドC1-10P(チョッパー)らと対面する。任務の詳細を知らされていなかったエズラはゴールド中隊が護衛している“積み荷”は何かと尋ねたが、セマージはセキュリティ上の理由で反乱者たちをシャトルに乗せることはできないと答えた。その後、ヘラはセマージたちを<ゴースト>に歓迎し、ゴールド中隊のYウイングの燃料補給を開始した。
燃料補給作業中、パイロットのゴールド2が帝国との戦い方をめぐって<ゴースト>の反乱者たちと言い争いになった。ヘラはクルーの言い分を擁護したが、セマージは穏やかな態度でヘラに語りかけ、反乱者たちがシャトルと合流する直前に遭遇した帝国の偵察ポッドは、おそらくシャトルの“積み荷”を捜索していたのだろうと告げ、自分たちが置かれている危険な状況を指摘した。まさにその直後、帝国軍軽クルーザーとゴザンティ級クルーザーがハイパースペースから姿を現し、<ゴースト>とドッキング中のモスマの船にダメージを与えた。反乱者たちとゴールド中隊が応戦する中、セマージはモスマをはじめとするシャトルの乗員を<ゴースト>に移動させた。Yウイングがクルーザーを撃退した後、一行を乗せた<ゴースト>はアーキオン星雲へと逃げ込んだ。
ハイパースペース航行中、ヘラがクルーをモスマに紹介し終えた後、セマージは今回の任務を放棄してシャンドリラに戻り、安全な隠れ家を探すべきだとモスマに提案した。しかしモスマは“反乱同盟”の設立を目前にして逃げ隠れしている場合ではないと語り、反乱軍艦隊の合流予定地であるダントゥインの座標をヘラに渡すようセマージに命じた。その後、ヘラの操縦する<ゴースト>はアーキオン・パスと呼ばれる不安定な航路で帝国軍の追跡をかわし、無事にダントゥインに辿り着く。セマージたちの見守る中、モスマは帝国への反乱を呼びかけるスピーチを行い、各地の反乱軍艦隊をダントゥインの軌道に集結させた。
人物[]
アースキン・セマージは白い肌の人間男性で、目の色は茶色だった。彼は青い制服とヘルメットを着用していた。セマージは反乱軍の指導者であるモン・モスマの忠実な従者で、彼女の安全を第一に考えていた。セマージはモスマが向こう見ず過ぎると考えることもあり、現実主義的な考えのせいで理想主義者のモスマと衝突することもあったが、信頼のおける部下であることに変わりはなく、銀河系の自由のために戦う意思も持ち合わせていた。
制作の舞台裏[]
アースキン・セマージは2017年3月4日に初放送された『スター・ウォーズ 反乱者たち』シーズン3のエピソード『極秘輸送』に登場するキャラクターである。彼の名前はルーカスフィルムのストーリー・エディターであるジェームズ・アースキン(James Erskine)のもじりである。