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この記事はパイロットを扱っています。お探しの記事はアーヴェル・スキーンかもしれません。

「グリーン・リーダー、準備よし」
―アーヴェル・クライニッド[出典]

アーヴェル・クライニッド(Arvel Crynyd)は惑星タイフェラ出身の人間男性で、共和国再建のための同盟に所属したスターファイターパイロット。かつてタイフェラのバクタ・カルテルでZ-95ヘッドハンターを飛ばしていたクライニッドは、同盟軍スターファイター隊中佐の階級に就き、RZ-1 Aウイングから成るグリーン中隊の隊長(グリーン・リーダー)を務めた。エンドアの戦いに参加した際、クライニッドは被弾した機体を操作してスーパー・スター・デストロイヤーエグゼクター>のブリッジに突撃し、命を落とした。<エグゼクター>はブリッジの破壊により制御を失い、第2デス・スターの地表に墜落した。隊長の死後、エルゥロ・ランパー中尉がクライニッドの跡を継いで新しいグリーン・リーダーになった。

経歴[]

Aウイング・パイロット[]

人間男性、アーヴェル・クライニッドはもともと、惑星タイフェラバクタカルテルZ-95ヘッドハンター操縦士を務めていた。[5] やがて彼は共和国再建のための同盟に加わり、銀河帝国との戦争に参加することになった。[3] クライニッドは同盟軍スターファイター隊RZ-1 Aウイング・インターセプターパイロットとなり、中佐の階級を与えられた。クライニッドはAウイングコックピットで過ごした時間が他のどの同盟軍パイロットよりも長いベテランであり、インストラクターも務めた。[6] 4 ABY当時、クライニッドはグリーン中隊の隊長“グリーン・リーダー”を任されていた。[3]

エンドアの戦い[]

「グリーン・リーダーより全機へ、密集隊形」
―アーヴェル・クライニッド[出典]
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クライニッドのAウイング

4 ABY[2]ボサンスパイ網が手に入れた情報により、皇帝シーヴ・パルパティーンが建造中の第2デス・スターを訪問予定であることが判明した。反乱同盟は新しいバトル・ステーションと皇帝を一度に倒すため、艦隊エンドア星系へ送り込んだ。クライニッド率いるグリーン中隊も、ほかのさまざまな戦闘機部隊と共にエンドアの戦いに参加した。目的地に到着した後、クライニッドはゴールド・リーダーを務めるランド・カルリジアン将軍の点呼に応え、第2デス・スターに向かって飛行した。しかし予想に反してステーションシールドがいまだ健在であることに気づいたカルリジアンは、全部隊に攻撃中止を命じた。間もなく待ち構えていた帝国宇宙軍が姿を現し、アクバー提督は敵の罠にはまってしまったことを悟った。[3]

クライニッドは敵戦闘機の防衛網を薄く引き伸ばすことで味方のBウイング・ボマーへの圧を和らげようと考え、TIEファイターとの混戦に臨むようグリーン中隊に指示した。[6] またクライニッドはデス・スターのシールドが消える前に、スーパー・スター・デストロイヤーへの集中攻撃を命じた。[7] しかし反乱軍は厳しい戦いを強いられ、グリーン中隊は3分の2を超えるAウイングを失うことになった。[6] 地上攻撃チームの活躍でデス・スターのシールドが消滅すると、カルリジアン将軍の<ミレニアム・ファルコン>が複数の戦闘機と共にステーションの内部に突入した。[3] その際、クライニッドはゴールド・リーダーの突入を援護するようシャラ・ベイ中尉グリーン4)たちに命じた。[7]

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クライニッドは<エグゼクター>のブリッジへの特攻で命を落とした

数で勝る敵に一矢報いるべく、クライニッドは敵スター・デストロイヤーの上部構造に対して迅速な近距離攻撃を仕掛けるようグリーン中隊の生存者に指示した。彼らのAウイングはキャノンの砲撃をかわすためジグザグに飛行し、レーザー砲震盪ミサイルで敵艦のターボレーザー砲台を潰していった。[6] またアクバーがスーパー・スター・デストロイヤーへの集中攻撃を命じた際[3]、クライニッドはジェイク・ファレル[8]ゴールド4[4] とともに<エグゼクター>のシールド発生装置を撃破した。[8]

しかしクライニッドのAウイングは<エグゼクター>の艦首を通過した際に致命的なダメージを被り、システムが制御不能になった。そこでクライニッドは、ダメージを負った機体を何とか操作して<エグゼクター>のブリッジと衝突するコースを直進した。[6] <エグゼクター>のファーマス・ピエット提督は前方の弾幕を強化するよう命じたが間に合わず、クライニッドは雄たけびをあげながらブリッジに突撃した。[3] クライニッドのAウイングはまるで爆弾のように爆発し[6]、ブリッジを破壊された<エグゼクター>は制御を失って第2デス・スターの地表に落下した。[3] 反乱軍は多大な犠牲を払いつつもエンドアの戦いに勝利し、グリーン2エルゥロ・ランパーがクライニッドに代わる新たなグリーン・リーダーとなった。[3]

人物[]

「グリーン中隊に告ぐ、スーパー・スター・デストロイヤーに集中砲火!」
―アーヴェル・クライニッド[出典]

アーヴェル・クライニッドは白色人種の人間男性で、髪と目は茶色だった。[3] 彼はこの小さい矢じり型の戦闘機を称賛し、熟練したAウイング・パイロットであれば帝国側のライバル機であるTIE/inインターセプターを容易に打ち負かすことができるという考えを曲げなかった。一方、クライニッドはシールドが薄いAウイングではインペリアル級スター・デストロイヤーに対抗できないことを承知しており、偵察や護衛といったスピードが重要となる任務にAウイングを割り当てた。[6]

技術と能力[]

アーヴェル・クライニッドは反乱同盟軍でも特に優秀な者ばかりで構成される、Aウイング・パイロットのひとりだった。[9] その中でもクライニッドはベテランのパイロット兼インストラクターであり、Aウイングのコックピットで過ごした時間は同盟軍スターファイター隊の誰よりも長かった。[6] クライニッドはその巧みな操縦技術を駆使し、損傷を受けたAウイングで<エグゼクター>のブリッジに突っ込んだ。[9]

装備[]

Aウイング・インターセプターに搭乗する際、クライニッドは緑色のフライト・スーツ[3]、任務中の交信に使うコムリンクが付属した[9] フライト・ヘルメットを着用した。[3]

制作の舞台裏[]

Mad Maxx storyboard ROTJ

“マッド・マックス”

アーヴェル・クライニッドは1983年公開の映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』に登場するキャラクターである。[3] 俳優はヒルトン・マックレイだが[10]、エンドロールにはクレジットされていない。[3] 映画のストーリー・ボードでは『マッドマックス』へのオマージュで "Mad Maxx" というニックネームをつけられていた。

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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