Fandom


「どう過ごすかは人それぞれだが、大半の奴が笑ってなきゃやってられないんだろう。俺だってそうさ。泣いても笑ってもこれは戦争だ」
―イェンダー[出典]

イェンダー(Yendor)は惑星ライロス出身の男性トワイレックで、共和国再建のための同盟および新共和国パイロット、ライロスの大使である。銀河内戦の時代、イェンダーはコロナ中隊の隊員としてT-65B Xウイング・スターファイターに乗り込み、銀河帝国との戦いに参加した。ホスの戦いではセイン・カイレル砲手を担当し、スノースピーダーAT-ATウォーカーを破壊する功績を挙げた。またイェンダーはフダラ星系における帝国軍との交戦や、反乱同盟軍が大勝利を飾ったエンドアの戦いを生き延びた。その後イェンダーはコンテッサに代わって新しいコロナ・リーダーとなり、ナブー防衛戦中隊を指揮した。銀河内戦終盤の5 ABYには、故郷を解放するためにライロスに戻って戦った。

新共和国時代、イェンダーはライロスの大使となり、銀河政府から独立を保った母星の使節として、銀河元老院との交渉役を担当した。28 ABYカジェインサニクト犯罪王リンリヴィン・ダイ率いるカルテルが勢力を拡大し、ライロスの経済や自由貿易が脅かされた際、イェンダーは惑星ホズニアン・プライムの銀河元老院に出向き、新共和国政府に対応を求めた。レイア・オーガナランソム・カスタルフォ元老院議員らが本件を調査した結果、リンリヴィンのカルテルやその協力者であるアマクシン戦士団の背後に、新共和国の転覆を企てる謎の勢力の存在があることが明らかになった。

経歴

銀河内戦

「寒いところはもうこりごりです。ほんの一年前までトーントーンのにおいが染みついていましたよ」
「それほどひどいにおいではなかったわ」
「お言葉を返すようですが、プリンセス、あなたはトーントーンの糞だらけの囲いを掃除したことはありませんでしたからな」
―ホスにいた頃を振り返り、イェンダーとレイア・オーガナ[出典]

トワイレック男性、イェンダーはアウター・リム・テリトリー惑星ライロスに生まれた。[1]銀河内戦時代、イェンダーは共和国再建のための同盟の一員となり、反乱軍パイロットとして戦いに参加した。ヤヴィンの戦いの18ヶ[2]、イェンダーはウェッジ・アンティリーズ率いる救援チームに加わり、惑星オウランヌを訪れた。救援活動が終わった後、貨物船マイティ・オーク・アポカリプス>のクルーとして活動していた元帝国軍パイロットのセイン・カイレルがウェッジの誘いで反乱同盟に加わった際、イェンダーもその場に居合わせた。[3] やがてイェンダーはの惑星ホスに設置されたエコー基地に配属される。エコー基地に到着してから5後、イェンダーはプロトコル・ドロイドC-3POと出会い、一緒に施設のサーマル・ユニットを調整した。またイェンダーはトーントーンの囲いを掃除する役目を任され、その匂いに辟易した。[1]

銀河内戦中、イェンダーはオルデランプリンセスレイア・オーガナと何度か会話を交わしたことがあった。[1]

Yendor webcomic

スノースピーダーに乗り込むイェンダー

エコー基地が帝国軍に見つかり、ホスの戦いが発生した際、イェンダーはカイレルが操縦するスノースピーダーに乗り込み、砲手を担当した。彼らはエコー基地の人員を乗せた輸送船が脱出する時間を稼ぐため、帝国地上軍AT-ATウォーカーと交戦した。帝国のTIEファイター・パイロットだったセインの知識をもとに、イェンダーはAT-ATの弱点を狙って砲撃を続け、このウォーカーのうち1機を破壊することに成功した。任務の目的を果たした後、イェンダーとセインは他の生存者とともにホスから脱出した。[2]

銀河内戦中、イェンダーはT-65B Xウイング・スターファイターによって構成されるコロナ中隊の隊員として何度も帝国のTIEファイター中隊と戦い、コールサインは“コロナ2”を担当した。セインが故郷ジェルーカンへの一時的な帰省から戻ってきた際、イェンダーとコロナ中隊の仲間たちは、セインが帝国軍少佐の恋人サイエナ・リーと遭遇したにもかかわらず、戦わずして別れてきたことを知り驚いた。イェンダーはその“帝国の女”は自分たちを殺しかねないと意見したが、セインは自分の決断は間違っていないと反論し、仲間を危険にさらすことはないと主張した。[2]

ギアル・アクバー提督の命令のもと、帝国艦隊の活動を調査するためフダラ星系を訪れた際、イェンダーとコロナ中隊の隊員たちは帝国の戦闘機部隊との交戦をなんとかしのいで脱出した。それからしばらくして、イェンダーはエンドアの戦いに参加する。コロナ中隊の活躍もあり、反乱同盟はこの戦いで皇帝シーヴ・パルパティーン第2デス・スターを葬る大勝利を挙げた。コロナ・リーダーコンテッサが故郷の大統領選に出るため隊を抜けた後、イェンダーは新しい隊長となり、ミッド・リムの惑星ナブー防衛戦を指揮した。帝国による3度目のナブー侵攻を退けた後、イェンダーはグンガン都市オータ・グンガへ行って地元のデザートを食べようと隊員たちに持ちかけたが、サイエナのを引きずっていたセインは誘いを断った(実はサイエナはまだ生きていたが、セインは彼女がエンドアで戦死したと思いこんでいた)。[2]

5 ABY、イェンダーは故郷のライロスに戻り、帝国の残存勢力と戦う反乱グループに加勢した。イェンダーの部隊は、帝国がライロスの駐屯基地を捨てて撤退したことに真っ先に気づいたグループのひとつだった。ライロスが晴れて独立を果たした後、イェンダーは発展途上の新共和国において母星を代表する大使に選ばれた。[4] その後、新共和国の新しい首都となった惑星ナカディアにて、戦争長期化の陰謀について調査していたシンジャー・ラス・ヴェラスは、調査対象であるニム・ター元老院議員がイェンダー大使と会話しているのを目撃した。[5]

新共和国時代

「パルパティーンが倒れたあと、新共和国が挙げた公約には、組織による犯罪が帝国時代ほど強い力を持つことは二度とない、という約束も含まれていました。新共和国による金融規則と広範囲にわたる通商航路のパトロールが、ライロスや銀河のあらゆる惑星を大規模な犯罪組織から守ることになっていました。しかし、こうした規制は断続的にしか行われず、パトロールにいたっては、新共和国が設立されてから二十年以上経ついまも実施されていない。そのため、さまざまなカルテルがまたしても力をふるいはじめたのです」
―元老院で演説を行うイェンダー[出典]

銀河内戦が終わった後もイェンダーはライロスの大使を続け、終戦から20年以上が経過した頃も現役で職務にあたっていた。ライロスは新共和国に加盟こそしなかったが、この新銀河政府との交易は続けていた。この時代、カジェインサニクト犯罪王リンリヴィン・ダイが率いる犯罪カルテルが台頭し、全盛期のハット・クランに匹敵するほど勢力を拡大したことにより、ライロスの惑星間交易と経済が脅かされた。28 ABY、イェンダーは新共和国に対応を求めるため、ライロスの代表としてホズニアン・プライムの銀河元老院へ派遣された。[1]

イェンダーは元老院議事堂の演壇に立ち、“組織的犯罪が帝国時代ほど力を持つことはない”という新共和国の公約が守られていない現状を議員たちに訴えた。新共和国は金融規制や広範囲な通商レーンのパトロールを行うことで銀河社会を犯罪から守ると約束していたにもかかわらず、過去20年ものあいだライロスでパトロールが実施されたことはなかった。イェンダーはバスタサに拠点を持つリンリヴィン・ダイのカルテルがライロスのみならず新共和国の脅威となり得ると語り、必要な行動を取るよう元老院に要請した。しかしポピュリストセントリストといった党派を問わず、一部の議員はイェンダーの報告の信憑性に疑問を呈し、そもそも本件は自星系内で解決すべき内政問題だという意見も出た。[1]

最終的に、ポピュリストのレイア・オーガナ議員とセントリストのランソム・カスタルフォ議員が協力し、銀河元老院の代表者としてリンリヴィン・ダイのカルテルを調査することが決まった。彼女たちはバスタサの調査任務へ赴き、この惑星の地下にリンリヴィンの基地があることを突き止めた。調査活動はさらに進められ、オーガナに仕えるパイロットのジョフ・シーストライカーグリーア・ソネルたちによって、リンリヴィンのカルテルがアマクシン戦士団と呼ばれる準軍事勢力と繋がりを持っていることが発覚した。[1]

レイアたちがリンリヴィンに関する記録を調査するためライロスにやってきた時、イェンダーは首都レッスーで彼女たちを出迎えた。イェンダーはレイアと銀河内戦時の思い出を振り返り、彼女が連れてきたプロトコル・ドロイドのC-3POとも再会を果たした(しかしイェンダーはこの3POユニットとかつて面識があったことを忘れていた)。レイアの部下であるジョフやコー・セラを紹介された後、イェンダーは一行を記録保管所へ連れて行った。ここでの調査によって、レイアたちはリンリヴィンが昔は一介のスパイス商人に過ぎなかったことや、ここ7~10年のあいだに犯罪王として急成長を遂げていたことを突き止めた。リンリヴィンのカルテルに端を発する一連の事件をきっかけに、レイアはリンリヴィンやアマクシン戦士団の背後にいる謎の勢力の存在を知ることとなった。[1]

個性と特徴

「わたくしはC-3POと申しまして、知性を持つ生物とコミュニケーションを取るためにつくられ、エチケットと式典に関する広範な知識を有しております。しかし、わたくしどもはこれが初対面ではございませんよ、イェンダー使節。ホスに到着したきっかり五日後の午後、ご一緒にエコー基地のサーマル・ユニットを調整いたしました。再びお会いできて、こんな嬉しいことはございません」
「あの日のことを忘れるとは、わたしとしたことが」
―C-3POとイェンダー[出典]

根っからのパイロットだったイェンダーは、兵士や将軍といった役職よりも、操縦士としての役割をはるかに気に入っていた。しかし反乱軍の大義を固く信じていた彼は、帝国を倒す手助けになるならばどんな仕事でも引き受けるつもりでいた。イェンダーは銀河帝国を憎む熱心な反乱軍パイロットであり、中隊の仲間であるセイン・カイレルが帝国軍将校のサイエナ・リーと恋愛関係であることに理解を示さなかった。イェンダーはセインを含むコロナ中隊のパイロットたちを友人とみなし、ナブー防衛戦の後には、グンガンの都市での食事に彼らを誘った。[2]

当初イェンダーは大使となることに前向きではなかったが[4]、その役目を引き受けた後は、故郷ライロスの権利を銀河元老院で熱心に主張し、長年に渡って職務に従事した。彼はライロスの使節として、惑星の独立性と経済的な利益を守ろうとした。また彼はリンリヴィン・ダイのカルテルをライロスの独立や安全に対する脅威と捉えていた。イェンダーは銀河内戦から20年以上が過ぎた後も当時の思い出を大切にし、レイア・オーガナやC-3POといった戦友たちとの会話で過去を振り返りながら、打ち解けた笑みを見せた。[1]

技術と能力

イェンダーは熟練したパイロット兼砲手であり、本には否定していたものの、優れたリーダーでもあった。[2] また彼は新共和国の銀河元老院でライロスの権利を代弁する優れた外交官となり、一部の議員から主張の信憑性を疑われつつも、リンリヴィン・ダイが真の脅威であることをレイア・オーガナらに伝えた。[1]

制作の舞台裏

イェンダーは「ジャーニー・トゥ・フォースの覚醒」の一環として2015年に発売されたヤング・アダルト小説『ロスト・スターズ』(クラウディア・グレイ著)で初登場を果たした。のちにイェンダーはグレイによる小説『ブラッドライン』や、チャック・ウェンディグによる小説『アフターマス:命の借り』、『アフターマス:帝国の終焉』にも再登場している。また2017年には、小宮山優作による『ロスト・スターズ』のウェブコミック版で初めてイェンダーのビジュアルが描写された。

登場エピソード

参考資料

脚注

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