イオン砲(Ion cannon)はイオン化された粒子を発射し、電子システムを不能にする兵器である。分離主義勢力の<マレヴォランス>に搭載されていたメガ=イオン砲や、惑星ホスのエコー基地に設置されていた反乱同盟のv-150プラネット・ディフェンダーのように、大型のイオン砲台であれば主力艦を一時的に制御不能にすることも可能だった。
概要[]
イオン砲はイオン化された粒子を発射することで、電子システムを不能にすることができた。イオン砲の規模は種類によってさまざまであり、大型のものであれば、標的のスターシップを宇宙に浮かぶ無力な漂流物に変えてしまうことができた。[1] イオン砲に被弾したスターシップは身動きがとれなくなるだけでなく、偏向シールド発生装置も停止するため、レーザー砲などによる追い打ちに対して全くの無力となった。[2]
歴史[]
クローン戦争序盤の22 BBY、独立星系連合は巨大なメガ=イオン砲を搭載したサブジュゲーター級重クルーザー<マレヴォランス>を実戦配備した。グリーヴァス将軍指揮のもと、<マレヴォランス>は共和国宇宙軍の艦船を相手に勝利を重ねた。しかしグリーヴァスはアブレガドの戦いで兵器の目撃者を逃してしまい、<マレヴォランス>の存在が銀河共和国の知るところとなった。[2] ジェダイ将軍アナキン・スカイウォーカーとプロ・クーンに率いられたシャドウ中隊は、カリーダ星雲の近くで<マレヴォランス>を攻撃し、巨大イオン砲を破壊することに成功する。[3] その後<マレヴォランス>はアナキンによる破壊工作で航法コンピューターに支障をきたし、アンターの死の月に激突して粉々になった。[4]
共和国グランド・アーミーのRX-200ファルシオン級アサルト・タンクはボーステル・ギャラクティック・ディフェンス社製のNNJ-40“サンダーボルト”長距離イオン砲を搭載していた。主に主力艦に取り付けられるこの兵器は、専用の高出力反応炉からパワーを得て、遠距離の標的のシールドや飛行システムを遠距離から無効化することができた。[5] 21 BBY、ファルシオン級アサルト・タンクはマラステアの戦いに配備され、ヴァルチャー級スターファイターやハイエナ級ボマーを相手に効果を発揮した。またアサルト・タンクのイオン砲はマラステアの地中から目覚めた巨大獣ジロ・ビーストに対しても使用された。[6]
イオン砲の種類[]
製造企業[]
登場作品[]
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