- 「ハイパースペースから引きずり出される!」
- ―反乱軍兵士[出典]
インターディクター級スター・デストロイヤー(Interdictor-class Star Destroyer)は銀河帝国が使用したサイナー・フリート・システムズ社製のインターディクター船である。重力井戸発生装置を使ってインターディクション・フィールドを投射し、目標の船をハイパースペースから引き戻すことができた。デル・ゼニス星系で実験艦“インペリアル・インターディクター”のテスト運用が行われたあと、初期反乱運動や銀河内戦で活躍した。スローン大提督率いる第7艦隊には、複数のインターディクター級艦が所属していた。
特徴

インターディクター級艦
インターディクター級スター・デストロイヤー[2] のおおよその外観はインペリアル級スター・デストロイヤーに似ており、補足したスターシップをハイパースペースからリアルスペースに引き戻すことができる重力井戸発生装置を内蔵した巨大な球体が船体後部に4つ並んでいた。[4] インターディクター級艦の全長は1,129メートルであり、最高速度は時速975キロメートルに達した。またこのインターディクター船はクラス2のハイパードライブと[1]、偏向シールド発生装置を搭載していた。[4] インターディクター級艦は20基の4連レーザー砲で武装し[1]、非常時用の脱出ポッドを備えていた。また船体の下面にハンガー・ベイが開いており[4]、24機のTIEシリーズ・スターファイターを収容することが可能だった。クルーの人数は2,800名であり[1]、帝国軍将校や帝国軍兵器技術者、ストームトルーパーなどが乗り込んだ。[4]
役割
インターディクター級スター・デストロイヤーは、重力井戸を使って敵船を補足するインターディクター船としての役割を果たし[4]、艦隊による惑星軌道の封鎖などに際し、敵船の逃亡を阻止する任務を担った。[3]
歴史
4 BBY、ブロム・タイタス提督指揮のもと、実験型のインターディクター級スター・デストロイヤーである“インペリアル・インターディクター”がデル・ゼニス星系でテスト運用された。このインターディクターはフェニックス反乱分子のCR90コルベット<リベレーター>を捕捉し、分子の指導者であるコマンダー・ジュン・サトーとジェダイのエズラ・ブリッジャーを捕虜にとることに成功した。しかし反乱者のケイナン・ジャラスとキャプテン・レックスが仲間の救出に駆けつけた際、インペリアル・インターディクターは重力井戸発生装置への妨害工作により破壊されてしまった。[4]
2 BBY、スローン大提督率いる第7艦隊が反乱軍基地のある惑星アトロンを奇襲した際、2隻のインターディクター級スター・デストロイヤーが惑星封鎖に参加した。しかしそのうちの一方、カシウス・コンスタンチン提督指揮下のインターディクター級艦は、コマンダー・サトーのクエーサー・ファイア級クルーザー=キャリアー<フェニックス・ネスト>の特攻を受け破壊され、封鎖線にほころびが生じてしまった。エズラの操縦するガントレット・ファイター<ナイトブラザー>はそのすきにハイパースペースへジャンプし、外部に援軍を求めた。エズラがマンダロリアンのレン氏族を引き連れてアトロンに戻った際、残りのインターディクター級艦も船体への直接攻撃で破壊されてしまった。[3]
制作の舞台裏

レジェンズのインターディクター級スター・デストロイヤー
インターディクター級スター・デストロイヤーは2015年11月25日放送のTVアニメ『スター・ウォーズ 反乱者たち』シーズン2第9話『潜入工作』で初登場を果たした。[4] なおインターディクター級スター・デストロイヤーという名称は、2017年発売の設定資料集『きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック 増補改訂版』で判明した。[2]
本来、レジェンズ設定のインターディクター級艦はインペリアル級艦に近いデザインだが、正史設定のインターディクター級艦は、レジェンズ設定のイモビライザー418クルーザーに近いデザインとなっている。
なお小説『ターキン』の翻訳版ではインターディクター船の総称としての Interdictors という表現が「インターディクター級」と訳されてるが、これは特定の級種を指すものではないため不適切。『ターキン』にインターディクター級艦は登場していない。
登場エピソード
反乱者たち – 潜入工作 (初登場)
- スター・ウォーズ 反乱者たち/影の中へ (間接的に言及)
反乱者たち – 攻撃開始時刻
- ルーク・スカイウォーカーの都市伝説 (残骸のみ)