インターディクター船(Interdictor vessel)、もしくはインターディクター・クルーザー(Interdictor cruiser)は重力井戸発生装置を搭載したスターシップの総称である。“インターディクション・フィールド”と呼ばれる人工重力井戸を生み出し、ハイパースペース航行中の宇宙船をリアルスペースに引き戻すことが可能で、再ジャンプも阻止することができた。初期反乱運動の時代から、銀河帝国によって研究開発が進められた。インターディクター船の規模はフリゲートからスター・デストロイヤーまでさまざまだった。
インターディクター船の級種[]
CC-7700フリゲート[]
銀河帝国が使用したインターディクター船の一種で、ディテイナーCC-2200の新型モデル。前方に傾斜した舳先、真横に張り出したずんぐりした翼状の突起を特徴とし、突起部分に重力井戸発生装置を組み込んでいた。[1]
ディテイナーCC-2200[]
銀河帝国がディープ・コア特別警戒区のために開発したインターディクター船の一種。後継モデルのCC-7700フリゲートと同じく、前方に傾斜した舳先、真横に張り出した翼上の突起を特徴としていた。[1]
イモビライザー418クルーザー[]
ディテイナーCC-2200やCC-7700よりも新型のインターディクター・クルーザー。[1] 全長600メートル。[2] 4基の球状の重力井戸発生装置に加え[1]、各種偏向シールド発生装置、ターボレーザー[3]、レーザー砲20門を搭載し[2]、TIEファイター24機を積載することができた。[3] 14 BBY当時、ディープ・コア特別警戒区のために開発されたインターディクター・クルーザーの最新モデルだったが、オブロア=スカイ星系で使用された際に技術的問題が発生し[3]、0 ABY(ヤヴィンの戦い直後)の時点で既に製造が中止されていた。しかし建造済みの艦はその後も各地で使用され[3]、ジャクーの戦いにも<グラシエイト>が参加した。[2]
インターディクター級スター・デストロイヤー[]
インターディクター級スター・デストロイヤー[4] は全長1,129メートルのくさび型の船体に4基の球状重力井戸発生装置を備え、クラス2のハイパードライブ、四連レーザー砲20基[5]、偏向シールド発生装置を搭載し[6]、TIEファイター24機を積載することができた。[5] 4 ABYに実験艦である“インペリアル・インターディクター”のテストが行われたのち[6]、2 BBY当時、第7艦隊に複数のインターディクター級艦が配備されていた。[7]
種類と歴史[]
銀河帝国はディープ・コア特別警戒区のために各種インターディクター・クルーザーを製造した。ニュー・オーダー宣言の5標準年後、ディテイナーCC-2200とその新型モデルCC-7700フリゲートが帝国宇宙軍で使用されており、コレリア星系のディープドックで最新型のイモビライザー418が完成した。イモビライザーの重力井戸発生装置は当時まだ不完全で、テスト飛行も終わっていないままオブロア=スカイ星系で実戦投入されたが、問題が見つかってコレリアン・エンジニアリング社に送り戻されることになった。
約10年後、試作型のインターディクター艦“インペリアル・インターディクター”のテスト飛行が行われた。このインターディクターはデル・ゼニス星系でフェニックス反乱分子のコマンダー・ジュン・サトーやエズラ・ブリッジャーの乗るCR90コルベット<フェニックス・ホーム>を捕えたが、ケイナン・ジャラスやキャプテン・レックス、C1-10Pらの破壊工作によって粉々になった。
参考資料[]
- スター・ウォーズ:オン・ザ・フロントライン
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック 増補改訂版
- スター・ウォーズ:レベル・ファイルズ
- Imperial Interdictor - 公式データバンク