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「皇帝陛下の命令に失敗は許されない」
―ギャリック・ヴェルシオ提督[出典]

インフェルノ分隊(Inferno Squad)は銀河帝国帝国宇宙軍に所属したエリートTIEファイター・パイロット部隊である。スカリフの戦いヤヴィンの戦いでの帝国の衝撃的な敗北を受けて組織された。銀河内戦中、インフェルノ分隊は指導者のソウ・ゲレラを失った過激反乱分子パルチザンへの潜入および破壊作戦を与えられる。エンドアの戦い当時、アイデン・ヴェルシオがインフェルノ分隊の指揮官を務めていた。

概要[]

隊員[]

Imp Special Forces Inferno Squad BFII

インフェルノ分隊

インフェルノ分隊[1]、あるいはインフェルノ中隊[5] 帝国保安局ギャリック・ヴェルシオ提督によってヤヴィンの戦いの後に組織された、帝国軍特殊部隊のコマンドー・ユニットである。[6] 彼らはレイダーII級コルベットコルウス>を移動拠点とし、ヴェルシオ提督によって厳選された少数のクルーが隊員を補佐した。インフェルノ分隊の隊員はそれぞれ異なる分野で活躍してきた経歴を持つスペシャリストであり、コマンダーアイデン・ヴェルシオによって率いられた。結成当初、彼らは帝国軍の階級で互いを呼び合っていたが、のちに“エージェント”という称号を用いるようになった。[1]

結成当初、インフェルノ分隊は4名の隊員によって構成された。アイデン・ヴェルシオ(インフェルノ・リーダー)はヴェルシオ提督の娘であり、コルサント帝国ロイヤル・アカデミーを優秀な成績で卒業してTIEファイター・パイロットになった。0 BBY当時、上級中尉としてデス・スターに配属されていたヴェルシオは、ヤヴィンの戦いの数少ない生存者の1人となった。ギデオン・ハスクインフェルノ2)もコルサント・アカデミーの優秀な卒業生であり、<マンデイト>のクルーとして優秀な戦績を収め、クリムゾン・スター勲章を授与されていた。結成当時、彼は<アドヴァンス>に配属されており、階級は下級中尉だった。デル・ミーコインフェルノ3)はストームトルーパーショアトルーパーTIEパイロットといった数々の兵科を経験しており、結成当時の階級は少佐で、スター・デストロイヤーインプラカブル>の機関長を務めていた。セイン・マラナインフェルノ4)はウイター帝国アカデミーをトップクラスで卒業した宇宙軍情報部所属の中尉で、映像記憶の才能に恵まれた暗号解読者でかつ、優秀な狙撃手だった。[1]

任務[]

インフェルノ分隊はあらゆる環境における潜入および回収、戦闘任務のエキスパートであり、その名を知る銀河帝国の人々からは敬意を集め、何とか生き延びた敵対者たちからは恐れられた。彼らの活動目的は、銀河帝国の秘密を守り、時には葬り去り、市民の安全を脅かす存在を排除し、ヤヴィンの戦いのような惨事を二度と繰り返さないようにすることだった。[6] ヴェルシオ提督は、ヤヴィンの戦いで情報漏洩が引き金となって超兵器デス・スターが失われた反省をもとに、帝国の脅威となりうるものなら何でも回収するようインフェルノ分隊に命じた。彼らは敵対勢力の手に落ちれば帝国に害となる情報や品物、あるいは人を回収し、そうした情報がすでに敵の手に渡っていた場合には、後始末を担当した。またヴェルシオ提督は結成当時の隊員に対し、一般的に帝国のメンバーは大きな機械の一部として活動するが、インフェルノ分隊はたった4人で行動する独立部隊であり、任務の大部分は自分の直接の指示なしに遂行することになるだろうと告げた。提督は、長期間にわたり自分と連絡が取れないことも想定されるため、チームで任務に取り組むことに慣れるよう隊員たちに言い渡した。[1]

歴史[]

初期の任務[]

Inferno Squad

インフェルノ分隊

0 BBY、銀河帝国はスカリフの戦い共和国再建のための同盟デス・スター設計図を奪取され[7]、その直後にはヤヴィンの戦いでデス・スター本体を破壊された。[8] この一連の失態の後、帝国保安局の監察長官から提督に昇格したギャリック・ヴェルシオは、帝国の情報漏洩問題への対応策として、インフェルノ分隊を編成した。0 ABY、ヤヴィンの戦いから生還したばかりのアイデン・ヴェルシオを含め、新部隊の隊員に選出された4人の軍人は惑星コルサントのディプロマット・ホテルに呼び集められた。ヴェルシオ提督は新部隊を設立することになった理由と彼らの活動目的について説明し、分隊のリーダーを選出するため、最初の任務の行動プランを立案するよう4人に言い渡した。またヴェルシオは、新部隊はインフェルノ分隊という名前であることを最後に明かした。[1]

分隊のリーダーを決めるにあたり、ヴェルシオ提督は4人の隊員それぞれに最初の任務の行動プランを立案するよう言い渡した。インフェルノ分隊の最初の任務は、モフジャクン・ペリーズが外部に漏らそうとしている帝国の機密情報を回収することだった。ハスクは実力行使、ミーコはテクノロジー、マラナは情報分析と、それぞれの得意分野に特化したプランを立案した。しかしアイデンはモフ・ペリーズが民衆に支持されている好人物であることを知り、周辺領域の政治情勢にまで配慮して、モフの評判に傷をつけずに目的を達成するプランを立案した。ヴェルシオ提督は娘の作戦を採用し、彼女を分隊のリーダーに選んだ。アルヴァカ・プライムにあるモフの邸宅で、モフの娘ファマ帝国軍将校イェンディヴ・ベンセク中佐結婚式が行われた際、ハスクとマラナが招待客に扮して式場に忍び込み、ミーコが盗聴器や遠隔操作のドロイドを駆使して2人をアシストした。2人はモフに気絶薬入りのサンフルーツ・リカーを贈った後、彼のオフィスから無事データチップを回収し、式場から脱出した。[1]

最初の任務が成功した後、ヴェルシオ提督はインフェルノ分隊にレイダー級コルベット<コルウス>を与えた。またクルーとしてアディアナ・ケイトンとウェストン・モロの2名が分隊に割り当てられた。アイデンは少数精鋭の部隊に人員が増えることに違和感を覚えたが、ヴェルシオ提督は優れたクルーは役に立ちこそすれ、足を引っ張ることは無いと請け合った。それ以降、インフェルノ分隊に与えられた初期の任務のほとんどが長期的なものではなく、最初の任務と同様、数時間のうちに計画的に終了するものばかりだった。そしてその大半が、やはり最初の任務と同じく、アイデンが予想した以上に帝国内部の人間の個人的事情にまつわるものばかりだった。デル・ミーコは著名な帝国の人々の品性の無さに幻滅し、これほど“飼い主の手を噛む”者たちばかりだとは思わなかったと嘆いた。一方、情報部での経験が長いマラナはこうした事実にさほど驚かなかった。[1]

パルチザンへの潜入[]

エンドアの戦い[]

「提督はこのような惨事をもたらさないためインフェルノを作った」
「ええ、こんなことが起こるなんて」
―アイデン・ヴェルシオとデル・ミーコ[出典]

4 ABY、インフェルノ分隊はエンドアの戦いに参加し、惑星エンドア森の月で同盟軍の兵士と戦った。戦闘中、インフェルノ分隊のコマンダーであるアイデン・ヴェルシオと部下たちは、エンドア上空の第2デス・スターが反乱同盟軍によって破壊されるのを地上から目撃した。[2]

制作の舞台裏[]

2017年2月17日スター・ウォーズ公式ウェブサイトクリスティ・ゴールデンによる新作小説『Inferno Squad』の発売がアナウンスされた。[9] 同年4月14日、EA Star Warsは翌日に「セレブレーション・オーランド」で開催されるゲーム『Star Wars バトルフロント II』のトークイベントに向けてTwitterに短い予告ビデオをアップした。この動画にはオーラベッシュのアルファベットで「Inferno Squad」という文字が映り、本作とインフェルノ分隊の関係性が示唆された。[10] 翌15日、インフェルノ分隊が本作のシングルプレイヤーモードのストーリーで活躍することが公式に明かされた。また、かねてよりアナウンスされていた新作小説のタイトルにもゲーム名が加えられ、『バトルフロント II:インフェルノ分隊』となった。

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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