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イン=ユニバース(In-universe)とは、架空の作品世界内に属す物事を指す概念。特に、作品世界から見た立場や視点を表現する際に用いられる。逆の概念として、現実世界に属す物事を指すアウト=オブ=ユニバース(Out-of-universe)がある。“ハン・ソロ”を解説する文章を例にとると、「惑星コレリア出身の密輸業者にして、反乱軍の英雄」はイン=ユニバース的な解説であり、「ハリソン・フォード演じる、『スター・ウォーズ』シリーズの登場人物」はアウト=オブ=ユニバース的な解説である。

イン=ユニバース作品[]

“イン=ユニバース”という用語は、あたかもスター・ウォーズ世界の住人が書いたかのような体裁の作品の総称としても用いられる。例えば『スター・ウォーズ 全史』は現実世界の作家ケヴィン・J・アンダースンダニエル・ウォーレスの共著による設定資料集であるが、イン=ユニバースの設定上は、スター・ウォーズ世界の歴史家ヴォレン・ナルによって編纂された歴史書という体裁を取っている。

書籍の本文のみならず、その本自体がスター・ウォーズ世界に属す“実物”という設定の作品も数多く出版されている。例えば『サビーヌ マイ・レベル・スケッチブック』や『レイのサバイバル日記』などの作品は“レプリカ・ジャーナル”と呼ばれ、作者であるキャラクター“直筆”の文章が綴られている。また『ジェダイの書』や『シスの書』といった作品は、本体の表紙に「スター・ウォーズ」という作品名すら表記されておらず、イン=ユニバースの実物を再現した装丁となっている。

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