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「計画通りです、エンフィス。ホーミング・ビーコンを取り付けました。もはや奴らに逃げるすべはありません」
「よし。奴らが生きのびれば、その獲物は我々のものとなる」
―ウィーゼルとエンフィス・ネスト[出典]

ウィーゼル(Weazel)は共和国時代と帝国時代を生きた小柄な人間男性泥棒で、クラウド=ライダーズのメンバーである。彼はもともと惑星タトゥイーン都市モス・エスパハット・クランのために仕事をしていた。32 BBYブーンタ・イヴ・クラシックポッドレースが開催された時、ウィーゼルはモス・エスパ・グランド・アリーナにあるワトーボックス席でレースを観戦し、アナキン・スカイウォーカーの記念すべき勝利を目撃した。やがてウィーゼルはこそ泥としての人生に別れを告げ、エンフィス・ネストが率いるクラウド=ライダーズの一員として、犯罪シンジケートや銀河帝国との戦いに身を投じることになった。エンフィスが最も信頼を置く副官であり、最も用心深いスパイでもあったウィーゼルは、カレヴァラン・トラッカー・ヘルメットで素性を隠して略奪行為に参加した。

10 BBY、ウィーゼルとクラウド=ライダーズは惑星ヴァンドア保管施設に帝国のコアクシウム燃料が運び込まれる予定があることを知り、強奪作戦に着手した。しかし彼らのスウープイリディウム山脈に到着した時、既にクリムゾン・ドーンに仕えるトバイアス・ベケットギャング団コンヴェイエクス列車に乗り、コアクシウムを持ち去ろうと準備していた。戦闘のすえ、ハイパー燃料を積んだ列車に落下して爆発を起こし、両陣営は手ぶらで現場を後にすることになった。その後、ウィーゼルはフォート・イプソロッジでベケットのクルーを再び発見し、彼らが乗り込んだ宇宙船ミレニアム・ファルコン>にホーミング・ビーコンを取り付けることに成功した。クラウド=ライダーズはサヴァリーンで再びベケットのクルーと対峙し、彼らがケッセルで手に入れてきたコアクシウムを、犯罪組織ではなく反乱運動に使わせてほしいと訴えた。その結果、ウィーゼルたちはベケットの仲間のハン・ソロの助けを借り、クリムゾン・ドーンのエンフォーサーを倒して、貴重なハイパー燃料を手に入れることができた。

経歴[]

共和国時代[]

Wattomocks

ワトーとともにポッドレースを観戦するウィーゼル

人間男性[1]、ウィーゼルはもともと泥棒として生計を立て、ハット・クランのために働いていたこともあった。[2] 銀河共和国時代後期の32 BBY当時[4]、ウィーゼルはアウター・リム・テリトリー砂漠惑星タトゥイーンに滞在していた。このモス・エスパ宇宙港グランド・アリーナブーンタ・イヴ・クラシックポッドレースが開催された際、ウィーゼルは[1] ジャンク屋ワトーが所有するプライベートなボックス席[5] でレースを観戦した。ウィーゼルはポッドレーサーセブルバに大金を賭けているワトーの隣に座り[1]ボック・アスコルをはじめとする[6] エイリアンの客たちとともにレースで盛り上がった。ワトーの期待に反し、この大会は地元出身の少年レーサー、アナキン・スカイウォーカーがセブルバを破る波乱の展開となった。ワトーの奴隷だったアナキンはこのレースをきっかけに自由を掴み取り[1]、やがてシスの暗黒卿ダース・ヴェイダーとして台頭し[7]、後の時代に、ウィーゼルと敵対する勢力[3] の執行者となった。[7]

帝国時代[]

義賊の一員に[]

「わたしたちは略奪者ではない。同盟よ。そして戦争は始まったばかり」
―エンフィス・ネスト[出典]

制作の舞台裏[]

WeazelHS-TPM

『ファントム・メナス』でのウィーゼル

ウィーゼルは1999年に公開された映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』で初登場を果たした。俳優はワーウィック・デイヴィス。デイヴィスは『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』でイウォークウィケットを演じて以来スター・ウォーズ・シリーズの常連となっており、『ファントム・メナス』ではウィーゼルの他にローディアンウォルドも演じている。2018年、デイヴィスは映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』で再びウィーゼルを演じることになった。また彼は本作でDD-BD役も担当している。

当初、デイヴィスは『ファントム・メナス』でマスクをつけたウォルドだけを演じる予定だったが、ジョージ・ルーカス監督がデイヴィスを素顔でスクリーンに登場させたいと考え、撮影中に決定を下した。ルーカスはポッドレースの場面でデイヴィスをワトーのボックス席に配置し、デイヴィスの頭にはヘアエクステが加えられた。この場面はイギリスにあるリーヴスデン・スタジオにて、1日で撮影された。デイヴィス本人が語ったところによれば、この撮影は“基本的には客席に座って頭を左から右へ動かすばかり”だったという。

ウィーゼルが『ハン・ソロ』で着用しているコスチュームは、イギリスの歌手・ミュージシャンであるアダム・アントが1980年代初頭に身に着けていた、特徴的なハンガリーのユサール(軽騎兵)のジャケットから着想を得ている。またデイヴィスは自身の Twitter アカウント上で、自分の衣装の左肩についているイウォークの毛は、ウィケットのものではないと冗談交じりに発言している。

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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