ウルフパック(Wolfpack)は共和国グランド・アーミーの第104大隊に属したクローン・トルーパー分隊である。第104大隊の司令官であるジェダイ将軍プロ・クーンとクローン・コマンダーCC-3636(ウォルフ)がこの分隊の指揮官も兼ねた。“オオカミの群れ”を意味する名前の通り、ウルフパックのメンバーはオオカミの紋章が入ったクローン・トルーパー・アーマーを身に着けた。
歴史[]
共和国グランド・アーミー第104大隊に属すウルフパック分隊は22 BBY当時ヴェネター級スター・デストロイヤー<トライアムファント>を母艦にしていた。この年、ジェダイ将軍プロ・クーンは独立星系連合の新型超兵器<マレヴォランス>を追跡し、アブレガド星系で艦隊戦を繰り広げた。しかしクーンの艦隊はこの戦いで大敗を喫し、スター・デストロイヤーに乗り込んでいた兵士のほとんどが命を落とす。クーンとクローン・コマンダー・ウォルフはウルフパックの隊員であるシンカー、ブーストとともに救命ポッドに乗り込み、<トライアムファント>から脱出した。連合軍のグリーヴァス将軍は生存者狩りのためポッド=ハンターを送り出したが、クーンとウルフパックの乗るポッドはアナキン・スカイウォーカーとアソーカ・タノによって救出された。
21 BBY、クーンとウルフパック部隊のメンバーはアナキン・スカイウォーカーとメイス・ウィンドゥを救出するため惑星ヴァンコアへ急行した。彼ら2人はボバ・フェットや賞金稼ぎの罠にはまり、ヴァンコアに墜落したヴェネター級スター・デストロイヤー<エンデュアランス>の中で身動きがとれなくなっていたのである。ウルフパックは<エンデュアランス>のブリッジにLAAT/iガンシップで接近し、ウォルフとコメットがスカイウォーカーとウィンドゥを救出した。
20 BBY、クーン率いるウルフパックは惑星ローラ・サユーにいるスカイウォーカー、オビ=ワン・ケノービ、タノ、イーヴン・ピールらを救出するため、ジェダイ将軍キット・フィストー、サシー・ティン、アディ・ガリアらとともに現地へ向かった。他のジェダイが惑星軌道で分離主義勢力宇宙軍と戦うあいだ、クーンとウルフパック部隊はガンシップで地上に降りた。ピールは不幸にも既に戦死していたが、ウルフパックは残りの生存者を回収することに成功する。
同じ年、ウルフパックはスカイウォーカーやクローン・キャプテン・レックスの第501軍団とともに第二次フェルーシアの戦いに参加した。彼らはTシリーズ・タクティカル・ドロイドTZ-33が指揮下を務める分離主義勢力の前哨基地を無事に制圧する。ウルフパックのシンカー、コメット、ブーストは基地突入直前までパダワン・タノと行動をともにしたが、彼女は戦闘中にトランドーシャンのハンター・ロ=ターレンにさらわれ、行方不明になってしまった。彼女はウルフパックによる捜索では見つからず、のちに自力でトランドーシャンを倒してコルサントに戻った。
その後、ウルフパックはクワイルーラ星系に向かう途中で惑星アリーンに立ち寄り、頻発する地震に悩まされていたアリーナの支援活動を行った。シンカーとブーストがメインフレーム・ステーションのコンピューター復旧を開始した後、任務に同伴したアストロメク・ドロイドR2-D2とプロトコル・ドロイドC-3POが姿を消した。2体のドロイドはクローン・トルーパーたちが知らない間にアリーナの地下を冒険し、キンダローやオーフニと出会って地震の原因を突き止めた。C-3POとR2-D2は二度と地震が起きないよう地下の入口に封印をして戻ってきたが、ウルフパックの隊員たちは2体のドロイドの冒険譚に耳を貸さなかった。
登場作品[]
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