ウーキー[1](Wookiee)は惑星キャッシークの住民だった毛むくじゃらのヒューマノイド種族。ウーキーという名前は彼らのことばで樹木の民(People of the Trees)を意味する。もっともよく知られているウーキーのひとり、チューバッカは、ハン・ソロの親友かつ副操縦士で、銀河大戦やその後の出来事で大きな役割を果たした。
生態と特徴
ウーキー族は惑星キャッシークの密林に起源を持っていた種族である。ただし、ある情報源では、彼らはこの惑星に入植してきた移民だったという主張がなされている。惑星キャッシークは巨大なロシュアの木で覆われており、この樹木がウーキーたちの家と都市を形成していた。言い伝えによれば、ウーキーたちは樹木を登る哺乳動物を祖先に持っている。
ウーキーたちは容易にほかのほとんどの言語を習得することができた。しかし、彼らは母語以外の言語を話すための、声帯の構造を欠いていたためにそれらを話すことが出来なかった。
成人のウーキーは身長2メートル以上と背が高く、それぞれ様々な色合いの茶色をした、やや長く濃い毛皮によって覆われていた。アルビノ(色素欠乏)で毛皮が茶色くないウーキーは珍しかったが、前例がないわけではなかった。しかし、一般的にこうしたウーキーの誕生は悪いことの前兆であるとされていた。色素欠乏の白い毛は彼らの森林惑星の色調に調和しなかったためである。
若いウーキー、パプ(pup)は生まれたときから大きく、平均的に、わずかに1メートルを下回る程度である。ウーキーは凶暴な印象を与える爪を有していたが、木を登るためのもので、引っ込めることが出来た。女性のウーキーは6つの乳房を持っており、およそ1年ほどの妊娠の時期を経たあと、子供を生む。生まれたあとのウーキーの成長は非常に早く、1標準年齢ですでに完全な自覚があり、誰かの助けを借りずに歩くことが出来た。また、ウーキーの平均的な寿命はおよそ600年である。ウーキーはその野蛮な外見にもかかわらず、非常に知的であり、先進的な技術、例えばハイパースペース航行などを有していた。ウーキーはまた機械の修理において卓越した技能を持つ。ふるいことわざには、“ウーキーにナイフを与え、朝、森に送りこめば、夜が来る頃には、食事をするテーブルばかりか、それを入れる家までつくってくれる[2]”というものもあった。
ウーキーはしばしば短気でもあった。R2-D2とC-3POが一緒に旅をしていたウーキーのチューバッカとデジャリックのゲームをしたとき、ハン・ソロはこのドロイドたちに、ウーキーを挑発するのはよい考えではない、なぜならドロイドと違ってウーキーは怒って相手の腕を引きちぎることがあるからだ、と忠告した。しかしそうした彼らの気性と力強さとは裏腹に、ウーキーは友人や家族にはふつう優しく接していた。
社会と文化
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登場作品
- スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
- スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
- スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
- スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲
- スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還
参考資料
- スター・ウォーズ・ユニバース
- スター・ウォーズ・エンサイクロペディア
- スター・ウォーズ クロノロジー
- スター・ウォーズ キャラクター&クリーチャー完全保存版
- スター・ウォーズ 全史
- スター・ウォーズ アルティメット・ビジュアル・ガイド 特別篇
- スター・ウォーズ キャラクター事典
- Wookiee - 旧データバンク (リンク無効; バックアップ)
脚注
- ↑ カタカナ表記は『スター・ウォーズ キャラクター&クリーチャー完全保存版』に基づく。
- ↑ 出典:デス・スター