エコー(Echo)はかつてCT-1409という識別番号で知られたクローン・トルーパー、反乱者。クローン戦争中、グランド・アーミーの一員として銀河共和国のために戦った。惑星カミーノで生み出された後、エコーはまずはじめにCT-21-0408という識別番号を与えられ、クローン候補生としてドミノ分隊に配属される。彼らは賞金稼ぎブリックの指導のもと、ティポカ・シティの軍事複合施設で戦闘訓練を積んだ。試験をパスした後、一人前のトルーパーと認められたエコーはリシの月に設けられた前哨基地リシ・ステーションへ配属される。22 BBY、リシ・ステーションはカミーノ侵攻を企む独立星系連合のグリーヴァス将軍による攻撃を受けた。奇襲を生き延びたのはエコー、ファイヴス、ヘヴィーたち“ピカピカ組”だけだったが、3人は偶然基地の視察に訪れたクローン・コマンダー・コーディ、キャプテン・レックスと協力して奇襲チームを撃退し、カミーノに差し迫る危険を艦隊に警告することに成功した。この活躍を認められ、エコーは第501軍団に迎え入れられた。
21 BBY、エコーとファイヴスは故郷カミーノに戻り、アサージ・ヴェントレスとグリーヴァス率いる分離主義勢力の侵略軍と戦った。共和国のクローニング施設防衛に貢献した2人は、晴れてARCトルーパーに昇格する。20 BBY、エコーと第501軍団の隊員はローラ・サユーの任務に参加し、分離主義者の捕虜になったジェダイ・マスター・イーヴン・ピールを救出するためシタデル刑務所に忍び込んだ。ジェダイ将軍オビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーに率いられた潜入チームはピールを独房から救い出したが、看守オシ・ソベック率いるバトル・ドロイド団に行く手を阻まれ、火山の惑星に足止めされた。エコーは脱出用シャトルまでの道を切り開こうとしたが、ドロイド・コマンドーの操縦する砲台の攻撃で重傷を負った。このとき、仲間たちはエコーが戦死したと思い込んだ。
分離主義勢力の囚人になったエコーは、テクノ・ユニオンを率いるエマー・ワット・タンバーに引き渡された。分離主義者はエコーを生きたままサイボーグに改造し、レックスが作った戦略アルゴリズムなどの情報を彼から引き出した。分離主義勢力のトレンチ提督は19 BBYのアナクセスの戦いでエコーの知識を利用した。しかしエコーがまだ生きていることに気づいたレックスはスカイウォーカー将軍や“バッド・バッチ”の通称で知られるクローン・フォース99とともに救出作戦に乗り出し、スカコ・マイナーでエコーを解放した。エコーはサイバネティックスの体を使って敵の戦略を乱し、アナクセスの戦いを共和国の勝利へ導いた。この戦いの後、エコーはバッド・バッチの一員となった。戦争が終結した際、クロスヘアーを除くバッド・バッチのメンバーは行動抑制チップの影響を受けず、オーダー66に従わなかった。カミーノに帰還したエコーたちは、新政府銀河帝国の兵士としての素質を問われ、ウィルハフ・ターキン提督の命令でテストを受けることになった。しかしエコーたちはオンダロンで抵抗勢力を抹殺する任務を放棄し、クローンの少女オメガを連れてカミーノから逃げ出し、帝国の離反者となった。
エコーとバッド・バッチは<マローダー>で逃亡生活を送り、やがて惑星オード・マンテルへ流れ着いて、情報屋シダリン・“シド”・スケールバックから任務を請け負う傭兵となった。ルビー強奪任務の後、エコーたちは同じく帝国から離反していたキャプテン・レックスと再会し、行動抑制チップの存在を教わった。彼らは惑星ブラッカに廃棄されているヴェネター級スター・デストロイヤーの残骸へ旅し、脳に埋め込まれているチップの除去手術を行った。その後、彼らはブラッカでクロスヘアー率いるエリート分隊の攻撃をしのぎ、ダロでクローン・コマンドー・グレガーの救出を手伝った。また彼らは帝国によるカミーノ攻撃の現場に居合わせたが、なんとかティポカ・シティから生還した。18 BBYにコルサントでレックスの任務を手伝った後、エコーはバッド・バッチと別れ、レックスの反乱組織と行動を共にすることを決意した。以降、エコーはハウザーの救出といった反乱組織の任務をこなしつつ、時にはバッド・バッチの支援も行った。オメガが再び帝国に捕まった後、エコーはバッド・バッチと再合流し、先端科学部門の科学船に潜入してオメガが囚われているタンティス基地の座標特定に貢献する。その後、エコーたちはオメガと被験者の子どもたちを惑星ウェイランドから救い出すことに成功した。
登場作品[]
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