- 「反乱軍には英雄がいるが…私にはなれない。必要な任務をこなすだけだ」
- ―エネブ・レイ[出典]
エネブ・レイ(Eneb Ray)は人間の男性で、共和国再建のための同盟に仕えたエージェントである。彼はスパイとして銀河帝国の官僚機構に潜り込み、サリウス・デモ(Tharius Demo)という偽名を使って惑星コルサントで収税吏を務めた。0 ABY、エネブはプリンセス・レイア・オーガナからナデア・トゥラルをはじめとする反体制派元老院議員グループの救出任務を命じられる。彼らは帝国に反対したためアース=エノ刑務所に捕らえられ、処刑を待っていた。エネブは任務を引き受けたが、刑務所への侵入に成功した後、銀河皇帝ダース・シディアスがこの施設を訪問予定であることを議員から知らされ、任務の目的を皇帝の暗殺に切り替えた。彼は同志コリートの力を借りてオーガナに暗号通信を送り、コルサントの潜入工作員を集めて皇帝を襲撃する。しかしエネブが殺したのはただの影武者で、本物の皇帝はアース=エノを爆破して議員と工作員を皆殺しにした。
エネブは皇帝のフォース・ライトニングを食らったが辛うじて生き延び、コルサントから脱出した。エネブは反体制派議員と潜入工作員の一斉排除をやってのけた皇帝の冷酷さを思い知り、銀河内戦に勝つには自分たちにも冷酷さが必要であるとの結論に至る。心身ともに大きな傷を負ったエネブは反乱同盟が運営するサンスポット刑務所を襲撃し、オーガナの前で帝国の囚人たちを虐殺した。彼はルーク・スカイウォーカーとハン・ソロを人質に取り、戦争に勝つために必要な資質を手に入れたければこの2人を撃ち殺すようオーガナに迫る。しかしオーガナはサナ・スタロスやチェリ・ローナ・アフラと協力してエネブを倒し、太陽に落下しかけていたサンスポット刑務所から脱出する。