エファント・モン（Ephant Mon）は惑星ヴィンソス出身の男性シェヴィンで、元傭兵、武器商人、犯罪王ジャバ・ザ・ハットの警備責任者。傭兵として母星を去った後、モンは武器商人に転向し、人間のマッセ・ゴスキーと組んで活動した。ゴスキーは惑星タトゥイーンのモス・アイズリー宇宙港で有名な武器百貨店を経営しており、ゴスキーは商品の仕入れと在庫管理を担当した。ある時、モンは衛星ナー・シャダーでスクルールという名の悪党から『スマグラーズ・ガイド』を奪い取った。それ以来、モンは武器取引に関する詳細な統計データをこの日誌にこまめに記録したが、ゴスキーは彼のやり方に否定的だった。
10 BBY以前、モンとゴスキーはホイール宇宙ステーションでパイク・シンジケートと取り引きをすることになった。モンは商談に備え、アンダーヴァイン・ネットにおける需要を調査して在庫を整理したが、HK8ソートゥース・ブラスター・ピストルの価値を巡ってゴスキーと対立した。以前からゴスキーの態度に耐えかねていたモンは、口論のすえソートゥースを使って彼を撃ち殺し、1人でパイクとの取り引きを成功させた。のちに『スマグラーズ・ガイド』はモンの部下のスウォークス・スウォークスの不注意が原因で、ブロークン・ホーン・シンジケートの犯罪王シカトロ・ヴィザーゴの手に渡ってしまった。
やがてモンはジャバ・ザ・ハットと親しくなり、彼の警備責任者を任された。4 ABY、賞金稼ぎブーシに変装したレイア・オーガナが友人のハン・ソロを救出するためジャバの宮殿にやってきたとき、モンもその場に居合わせた。その日の夜、オーガナはカーボン凍結されていたソロを救い出したが、待ち伏せしていたジャバに捕まった。モンは他の取り巻きと一緒にその顛末を見守り、オーガナを嘲笑した。しかしモンは、ソロにジェダイ・ナイトのルーク・スカイウォーカーという強力な味方がいることを前もってジャバに警告していた。モンの助言を無視したジャバはカークーンの大穴における戦いで命を落としたが、噂によるとモンはあえてジャバのセール・バージに乗らず、悲劇を免れた。
登場作品[]
- スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 （初登場）
参考資料[]
- きみは、知っているか！？ スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- スター・ウォーズ：カード・トレーダー
- スター・ウォーズ コンプリート・ロケーションズ
- スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア
- きみは、知っているか！？ スター・ウォーズ はやわかりデータブック 増補改訂版
- STAR WARS GEEKTIONARY THE GALAXY FROM A to Z
- スター・ウォーズ：レベル・ファイルズ
- スター・ウォーズ：スマグラーズ・ガイド