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「少しばかり寂しいところにあるんだよ。通常の交易ルートからはだいぶ離れているが、ガスの雲のなかを漂いながら休息し、リラックスする場所には欠かない。住人の数は少ないし」
マズ・カナタ[出典]

エフェメラ(Ephemera)は辺境に属すガス惑星である。ガス巨星と呼べるほどの規模ではないが、大気ティバナが含まれていたため、銀河帝国によって徹底的な採掘が行われた。しかし帝国が去った後、エフェメラではトゥーサと呼ばれる医療物質が発見され、新たな産業が生まれた。やがてエフェメラはスパや温泉、若返りのセラピーなどが集まるリゾート地となった。クレイトの戦いの後、レジスタンスの協力者を探していたポー・ダメロンは、エフェメラでマズ・カナタと再会した。

特徴[]

「ああ、美しいな」
ポー・ダメロン[出典]

惑星エフェメラはインナー・リムに属し[1]、主なハイパースペース・ルートから遠く離れた辺境に位置していた。エフェメラはガスからなる惑星だが、通常のガス惑星が形成されるのに必要な、一定の大きさや星系の主たる恒星からの距離といった基準を満たしていない、ある種の異常によって生じた星だった。そのためエフェメラはガス巨星と呼べるだけの規模の天体ではなかった。エフェメラの大気は薄いピンクや緑、青のガスの海に覆われており、ガス密度が非常に濃いため管制官の許可なしにスターシップで飛行するのは危険だった。エフェメラの大気には貴重なティバナ・ガスが存在したが、銀河帝国採掘によって枯渇した。しかし採掘クズから新たに発見された物質トゥーサに医療効果があったため、この惑星の新産業が誕生した。またエフェメラは硬い地面を持たないガス惑星であるにも関わらず生態系を有し、ネコ科のクリーチャーが生息していた。このクリーチャーは長らくエフェメラに生息していたため、ほぼこの星の原産種だった。[2]

歴史[]

「かつてはベスピンのような採鉱惑星だったんだ。ベスピンは知ってるだろ? だが、帝国はここのティバナ・ガスを枯渇するまで採鉱し、すべてなくなるとこの植民地を捨てた。それと同時にほとんどの居住者もここを離れた。おれの聞いた話だと、いい厄介払いだったそうだぞ」
BB-8に対し、ポー・ダメロン[出典]

地元に伝わる話によれば、エフェメラの創設者はロスカハー哲学者であるという。この哲学者はエフェメラのネコに高い知性があると考えて飼いならした(あるいはネコが哲学者を飼いならした)。やがて哲学者は、トゥーサに自然と溶け込んでいる高濃度ティバナ・ガスのおかげで、ネコの糞に治癒効果があることを発見した。[2]

もともとエフェメラに住んでいた住民にとっては厄介なことに、この星のティバナ・ガスは銀河帝国の注意をひきつけた。帝国はこの星に駐屯地665を設置し、惑星ベスピンで行われていたような採掘活動を開始した。やがてエフェメラのティバナを取り尽くすと、銀河帝国は植民地を放棄し、同時にほとんどの居住者が去っていった。残ったのは元の住民と、金儲けのためだけではなく惑星を愛するようになった一部の人々だけとなった。やがて彼らは、採鉱クズの残留物であるトゥーサを発見し、この物質が医療に使えることを知った。帝国の露天採鉱ほど儲からないとはいえ、生態系に悪影響を及ぼすことのない新事業が生まれ、かつての駐屯地665は“ウィッシュ”と呼ばれる首都となった。[2]

居住者たちはエフェメラのガス環境に積極的に手を加え、ウィッシュは銀河系最大のスパを誇るリゾート地へと成長した。またさまざまなミネラル温泉や治癒トリートメント、伝説的な若返りの酸化セラピーがこの街に集まった。34 ABY頃、クレイトの戦いの後、レジスタンスの協力者を探していたポー・ダメロンは、エフェメラにいるマズ・カナタに呼び出された。ダメロンは首都ウィッシュのデイ・スパでカナタと再会し、ファースト・オーダーが銀河系各地で反体制派や中立派たちの投獄を進めているという情報を受け取った。[2]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

他言語版
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