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エミル・グラフ(Emil Graf)はマイロ・グラフの孫にあたる人間男性で、ファースト・オーダー=レジスタンス戦争の時代にワイルド・スペースを旅した製図家である。エミルの祖父マイロとその姉(エミルからみて大伯母にあたる)リナ・グラフもまた、帝国時代を生きたワイルド・スペースの冒険者だった。エミルは祖父や大伯母から継承した銀河帝国の試作型偵察船スター・ヘラルド>に乗り込み、ジャンク・ドロイドCR-8Rや、BBユニットの“ブー”ことBB-00、そしてノニという名のペットのコワキアン・モンキー=リザードと一緒に銀河系の未開領域を旅した。旅の途中、エミルはトラブルや困りごとに直面するたび、大伯母たちから教わった銀河系のさまざまな物語を乗組員に語って聞かせ、そこから教訓や励ましを得た。[1]

制作の舞台裏[]

Emil Graf BB-00 concept art

ジョン・ソマリヴァによるエミル・グラフとBB-00のコンセプト・アート

エミル・グラフの初登場作品は短編コミックワイルド・スペースからの物語:待て、泥棒!』(キャヴァン・スコット作、ジョン・ソマリヴァチャーリー・キルヒホフショーン・パーソンズ画)である。本作は2017年9月6日IDWパブリッシングから発売された『スター・ウォーズ アドベンチャーズ 1』に収録されている。エミルはスコットが携わったジュニアノベル『ワイルド・スペースの冒険』シリーズの主人公マイロ・グラフの孫という設定である。エミルは祖父と同じくコワキアン・モンキー=リザードをペットにしており、彼が乗る宇宙船<スター・ヘラルド>はもともと、『ワイルド・スペースの冒険』に登場する悪役ヴィスラー・コーダの持ち船だった。[1]

IDWの『スター・ウォーズ アドベンチャーズ』シリーズの各号は有名キャラクターが登場する「リード・ストーリー」と、比較的知名度の低いキャラクターやファン人気の高いキャラクターが登場する「バックアップ・ストーリー」の2編によって構成されており[2]、エミル・グラフは後者の作品群に登場する。[3] 「ワイルド・スペースからの物語」という副題がついた一連のバックアップ・ストーリーは“枠物語”の構成をとっており、エミルは導入部に登場してストーリーテラーの役割を果たし、彼の語りをきっかけに過去の時代の物語が始まる。[1] なおシリーズの制作段階では、エミルではなくマズ・カナタが作品のナレーターを担当する構想もあった。[2] またエミルの大伯母にあたるリナ・グラフが登場する『スター・ウォーズ アドベンチャーズ:ベイダーの城の物語』でも、リナやその仲間たちがストーリーテラーとなり、同様の構成をとっている。[4]

登場作品[]

脚注[]

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