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エリート・プレトリアン・ガード(Elite Praetorian Guard)は8人の人間の衛兵によって構成されるファースト・オーダーのエリート・ユニットである。銀河帝国の時代に皇帝シーヴ・パルパティーンの身辺を警護したインペリアル・ロイヤル・ガードと同様に、プレトリアン・ガードはファースト・オーダーの最高指導者スノークの個人的なボディガードを務めた。彼らはこの軍事政権の指導者を守る最後の砦であり、あらゆる脅威を破壊するよう訓練を受けていた。またプレトリアン・ガードが装着していた赤い装甲服ローブは、皇帝のロイヤル・ガードの制服を意図的に真似していた。彼らはテラス・カシをはじめとするさまざまな武術に精通しており、各種近接武器で武装していた。プレトリアンの武器は、原始的な文明でよく見られる動力を使わない武器のハイテク版であり、振動による殺傷能力に加え、エレクトロ=プラズマ・フィラメントが生み出すエネルギーのブレードでライトセーバーにも対抗することができた。

ファースト・オーダーがレジスタンス戦争を繰り広げていた時代、エリート・プレトリアン・ガードは最高指導者の機動拠点であるメガ級スター・ドレッドノートスプレマシー>にある玉座の間でスノークの身を護った。34 ABY、レジスタンスとの艦隊戦のさなか、スノークは自身の弟子であるカイロ・レンの手にかかり、プレトリアン・ガードたちが止める間もなくライトセーバーで殺されてしまった。主君の仇をとるべく、ファースト・ガードサード・ガードセヴンス・ガードを含む8人のプレトリアンが即座に行動を起こし、レンとフォース感応者レイに接近戦を挑んだ。しかしこのダークサイドの戦士とジェダイ訓練生ライトセーバーを使ってプレトリアンを撃退し、スノークの護衛を全滅させた。プレトリアンとの戦いが終わった後、レンは自らをファースト・オーダーの新しい最高指導者と称した。

概要

Praetorian Guard EW

エリート・プレトリアン・ガード

最高指導者スノーク率いるファースト・オーダー銀河帝国の伝統を多く受け継いでおり、エリート・プレトリアン・ガードも皇帝シーヴ・パルパティーンの個人的護衛を務めた“皇帝のロイヤル・ガード”の近代版的存在だった。ロイヤル・ガードと同じく赤いユニフォームに身を包んだプレトリアンは、ファースト・オーダーによって再創造され、歪められ、そして強化された旧帝国のシンボルの際立った一例であった。プレトリアンは最先端の装備を与えられた究極の近衛兵であり、最高指導者スノークを守る最後の砦としていつ何時でも戦える準備をしていた。[2]

しかしロイヤル・ガードからの明らかな影響を除くと、プレトリアン・ガードの起源には謎の部分が多かった。“プレトリアン”という名称自体は、惑星キテル・ファードを統治した第14代アトリシアン皇帝の時代に由来していた。[2] プレトリアン・ガードは8人の人間の戦士によって構成されるエリート部隊で、スノークのメガ級スター・ドレッドノートスプレマシー>の艦内にある玉座の間で最高指導者の脇を固めた。彼らは玉座の間の背景の真紅のカーテンに溶け込み、身動きひとつとらずに直立したが、最高指導者に敵意を向ける者が現れれば即座に戦闘態勢に入った。プレトリアン・ガードのうち3名はそれぞれファーストサードセヴンス・ガードと呼ばれた。

歴史

Elite Praetorian Guards

エリート・プレトリアン・ガード

34 ABYレジスタンスとの戦いのさなかにスノークが弟子のカイロ・レンを玉座の間に呼びつけたとき、エリート・プレトリアン・ガードはいつも通り最高指導者の身辺を護衛していた。スターキラー基地における失態を責められたレンが反抗的な態度を示すと、プレトリアンは最高指導者を守るため即座に武器を構えたが、スノークに制止されて身を引いた。その後レンがレイとともに再びスノークに謁見した際、プレトリアンはスノークの暗殺を止めることができなかった。8人のガードは最高指導者の復讐を果たすためレンとレイに襲いかかり、激しい対決を繰り広げた。彼らはライトセーバーに対抗しうる接近武器を使い、最初のうちは2人のフォース=センシティブを相手に互角に渡り合った。しかし彼らは一人また一人と倒されていき、最後のプレトリアンはレンを追い詰めはしたものの、レイが投げ渡したライトセーバーに頭を貫かれて死亡した。最高指導者とその親衛隊を滅ぼしたレンは、ファースト・オーダーの新しい最高指導者となった。[3]

装備

アーマー

エリート・プレトリアン・ガードはロイヤル・ガードと同じ赤い衣装に身を包んでいたが、こけおどしのローブは付けず、装甲をむき出しにしていた。プレトリアン・ガードの肩と腕は大きなポールドロンとアーマー・プレートによって保護され、プレートが区分化されていたため動きやすさも確保されていた。彼らのアーマーは薄板の装甲が何層にも重なっており、内蔵された電動ワイヤーが強力な電磁フィールドを作り出した。このエネルギー集約フィールドがひとたび起動されると装甲板の強度はブラスターの弾丸を偏向できるほどに高まった。ライトセーバーが相手でも軽い攻撃なら受けきることができたが、打突の直撃では貫通は免れなかった。電磁コイルは高価で、装甲板は重く、電磁フィールドにさらされた着用者の肉体には相当の痛みが強いられたが、プレトリアン・ガードは最高指導者を守るためこれらの犠牲に耐えていた。[2]

武器

プレトリアン・ガードはかつて銀河系の原始社会で使われていた非エネルギー武器のハイテク版ともいうべき各種近接武器で武装していた。2本に分割できるバイブロ=アービア・ブレード、長大なエレクトロ眉尖刀バイブロ=ヴージュ、連結式のビラリ・エレクトロ=チェーン・ウィップなどがこれに含まれる。これらの武器は小型の超音波発生装置が生み出す高振動によって金属の刃の切断能力が大幅に向上しており、さらに刀身に沿って放出されるエレクトロ=プラズマのフィラメントがライトセーバーとも渡り合えるエネルギーの刃を作り出していた。[2]

制作の舞台裏

エリート・プレトリアン・ガードは『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』に登場した皇帝パルパティーンの衛兵ロイヤル・ガードの派生種であり、2017年12月15日公開の映画『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』のために制作された。『最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督はエンターテイメント・ウィークリー誌のインタビューに対し、プレトリアン・ガードという名前はローマ帝国の皇帝を守護した近衛兵(プラエトリアニ)にちなんで名付けたと発言している。

登場エピソード

参考資料

脚注

テンプレート:ファースト・オーダー

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