エレバス刑務所(Erebus prison)は惑星エレバスに存在した銀河帝国の刑務所。この刑務所に収容された囚人たちは、付近一帯の労働キャンプで毎日のように働かされていた。帝国軍のエドモン・ランパート中将は、カミーノ攻撃を巡る告発で失脚した後、囚人としてエレバス刑務所に送られた。18 BBY頃、バッド・バッチはタンティス基地の座標をランパートから聞き出すため、刑務所の敷地に侵入した。彼らは労働キャンプから刑務所へ戻る途中のHCVw A9ターボ・タンク輸送車1をハイジャックし、別の輸送車やLAAT/iガンシップによる迎撃を切り抜け、ランパートを連れてエレバスから逃げ去っていった。
特徴[]
エレバス刑務所[1] は泥の惑星エレバスに築かれた銀河帝国の監獄で[3]、長大な防壁に囲われていた。刑務所の付近一帯には帝国労働キャンプが存在し、囚人たちは[2] 毎日[3] HCVw A9ターボ・タンクでキャンプへ送り出され、鉱業施設で労働に従事した。刑務所と鉱山のあいだの深い崖には橋が架けられており、刑務所側に検問所のタワーが建てられていた。橋の両側の出入り口には防壁とバリケードが設置されており、有事の際は封鎖することができた。刑務所の所長はタワーで帝国軍兵器技術者のスタッフたちを指揮し、囚人護送車のターボ・タンクに指令を出していた。刑務所にはターボ・タンクのほかに、TKストームトルーパーや低空強襲トランスポート/兵員用が配備されていた。施設の見張りを担当するトルーパーたちの間では、エレバス刑務所は退屈な任地とされていた。またロー級輸送シャトルにエスコートされたクラス4コンテナ輸送船が施設からの物資の運び出しを行っていた。[2]
歴史[]
- 「さっさと話せ、さもなきゃまた帝国の刑務所に戻すぞ」
- ―エドモン・ランパートに対し、クロスヘアー[出典]
18 BBY[4]、帝国宇宙軍のエドモン・ランパート中将はライヨ・チューチー元老院議員からカミーノ攻撃の真実を告発され、失脚した。ランパートは皇帝シーヴ・パルパティーンによってスケープゴートとして利用され[5]、逮捕された。その後、彼はエレバスの刑務所へ送られ、他の囚人たちとともに労役に従事することになった。[2]
18 BBY頃、バッド・バッチは海賊フィー・ジェノアの助けを借りてエレバスの労働キャンプについて調査し、ランパートの救出作戦に着手した。彼らは帝国の先端科学部門に囚われたオメガを助けるため、ランパートからタンティス基地の座標を聞き出そうと考えていた。敷地に侵入した後、ハンターとレッカー、クロスヘアーは施設のデータバンクにアクセスしてランパートを運んでいる護送車を突き止めた。ターボ・タンクの輸送車1を乗っ取り、ほかの囚人を降ろした後、彼らは検問所の橋の突破を試みた。所長は輸送車2やガンシップに迎撃を命じたが失敗し、バッド・バッチはランパートを連れてフィーの<プロヴィデンス>に乗り込み、エレバスから逃げ去っていった。[2]
登場作品[]
参考資料[]
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 "Juggernaut" Episode Guide - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 バッド・バッチ – ジャガーノート
- ↑ 3.0 3.1 Erebus - 公式データバンク
- ↑ 『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』シーズン2第8話『真実と結末』ではストームトルーパーの公式な設立の瞬間が描写された。『スター・ウォーズ:反乱の夜明け ビジュアル・ガイド』によるとストームトルーパーが公式に設立されたのは18 BBYであるため、『真実と結末』の時系列は18 BBYであると判断できる。
- ↑ バッド・バッチ – 真実と結末