- 「ルールは知ってるでしょ、見つけた者勝ちよ」
- ―エレン・キット[出典]
エレン・キット(Eren Kitt)は人間の女性で、ハイ・リパブリック時代に相棒のドロイドM1-M1と一緒に惑星ブラッカで活動した解体業者。エレンは“見つけた者勝ち”という解体業者のルールに則り、同業者たちと先を争いながら宇宙船を解体して価値のあるパーツを集めていた。また彼女はブラッカに古い船のパーツを探しにきたパイロットのナッシュ・デュランゴと親しくなり、それ以来ナッシュの母親[1] シーリとクリース・デュランゴ[2] にパーツを提供するようになった。[1]
経歴[]
232 BBY、ブラッカで働くエレンのもとに、ナッシュ・デュランゴとRJ-83が友人のジェダイ・イニシエイトのカイ・ブライトスター、ナブス、リス・ソレイたちを連れてきた。エレンは若きジェダイたちにブラッカでの生活を説明し、解体業者の仕事をレクチャーした。しかしジェダイと一緒にパーツ集めをしていた時、M1-M1のパワー・セルがアクシデントで破損してしまった。エレンはパワー・セルを交換するため家に戻ったが、運悪く予備のセルがひとつもなかった。動力が失われつつある相棒を救うため、エレンはブラッカに新しく運ばれてくる廃品を漁りに行くことに決めた。現地に到着すると、エレンはスキッフの見張りをナッシュに任せ、ジェダイの3人と一緒にパワー・セルを探した。ダイアノーガの襲撃をかわした後、エレンは大量のパワー・セルを見つけ出したが、ピクピクの同業者が現れ、ルールを破って彼女の発見物を横取りしていった。[1]
エレンたちは急いでスキッフに戻り、ピクピクのスキッフを追跡したが、廃船とぶつかって機体がストップしてしまい、間もなくM1-M1もパワーダウンしてしまった。相棒の機能停止を嘆くエレンに、ジェダイたちは部品を早い者勝ちで独占するのでなく、分け合うことをピクピクに提案してみてはどうかと語った。ジェダイたちと一緒にピクピクのキャンプを訪れた際、エレンはパワー・セルを箱ごと取り戻そうとしたが途中で考えを改め、ピクピクに事情を説明してパワー・セルをひとつだけわけてほしいと頼んだ。ピクピクは頼みに応え、M1-M1は無事に復活することができた。その後、エレンはピクピクのスキッフが故障していることに気付き、サーキット・スラスターの取り引きを持ち掛けた。エレンが余っていたサーキットを渡すと、ピクピクは喜んで残りのパワー・セルをすべて彼女に差し出した。エレンはアドバイスをくれたジェダイたちにお礼を言い、モノを分かち合うという考え方が自分たち以外の同業者にも広まることを願った。[1]
制作の舞台裏[]
エレン・キットは2024年2月14日に動画配信サービス Disney+ で公開された『スター・ウォーズ:ヤング・ジェダイ・アドベンチャー』シーズン1のエピソード、『見つけた者勝ち』で初登場を果たした。劇中ではエレンとしか呼ばれていないが、エンドロールでフルネームが判明した。声優はザイラ・ゴレッキ。[1]
登場作品[]
- ヤング・ジェダイ・アドベンチャー – 見つけた者勝ち (初登場)