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「ウリックから何か月も便りがないのを心配したノーミ・サンライダーは、ケイ・ケル=ドローマとトット・ドニータとともに、クラースからウリックを救出しようとした」
ヴォレン・ナルの歴史書より[出典]

エンプレス・テタの任務ission to Empress Teta)は、3997 BBYデネバの戦いの数か後にジェダイが遂行した任務である。デネバジェダイ・マスターアーカ・ジェスが命を落とした後、ウリック・ケル=ドローマは秘密結社クラースに潜入し、彼らを内部から滅ぼす作戦を実行に移す意思を固めた。それから数か月にわたってウリックからの連絡が途絶えたため、ジェダイのノーミ・サンライダーケイ・ケル=ドローマトット・ドニータらは惑星オッサスを後にし、ウリックが最後の報告を行ったエンプレス・テタ(クラースの本拠地)へと向かった。3人のジェダイは最終的にウリックを発見したが、その後まもなく、彼がスパイであることがクラースの指導者サタール・キートに知られてしまい、激しい決闘が始まった。決闘に勝利し、サタールを殺したウリックは、彼をオッサスに連れ戻したがっている3人の仲間をも攻撃した。クラース、そして最終的にはシスを滅ぼす可能性はまだ残っていると信じるウリックは、ダークサイドへと至る道を歩み続けた。

背景

3997 BBYデネバの戦いで、会議のために集まっていた多数のジェダイが不意を突かれて殺害された。ジェダイ・ナイトウリック・ケル=ドローマは、かつての師だったアーカ・ジェスメルー山で命を落としたことに深いショックを受けた。彼は、ジェスをに追いやった秘密結社クラースに潜入し、彼らとシス魔術を内部から崩壊へ導こうと決心した。しかし、オダン=ウーアウード・ブナーといったジェダイ・マスターたちは、ウリックが危険な道を歩んでいることを懸念した。しかし同時に、彼らは若きウリックが堕落してしまったとしても、それもまたフォースの意志なのだろうと考えた。ウリックの任務を強制的に辞めさせることは無理だとわかっていたマスターやナイトたちは、図書館惑星オッサスを後にするウリックに別れを告げた。

しかし、それから数か月にわたって銀河共和国とジェダイのどちらにもウリックからの連絡は届かず、ジェダイ・ナイトのノーミ・サンライダーは心配を募らせた。彼女は、ウリックがクラースを倒すためにダークサイドに陥ってしまうのではないかと考え、彼と接触し、場合によっては連れ戻す必要があると判断した。サンライダーは、自ら任務に志願したケイ・ケル=ドローマトット・ドニータらとともに、クラースの首都である惑星エンプレス・テタでウリックと接触する作戦を立てた。ジェダイ・マスターから作戦の承認を受けた後、3人のジェダイはすぐに<ネビュロン・レンジャー>に乗り込み、エンプレス・テタ星系へと出発した。

任務

他のジェダイは知らなかったが、ウリックは様々な事情から仲間に連絡を取ることが出来なかった。彼は、本来の意図をクラース側に悟られないよう、慎重に行動する必要があると考えていたのである。ウリックは自分がクラースに“転向”したのだとアリーマ・キートに信じ込ませたが、彼女のいとこで、クラースのもうひとりの指導者サタールはウリックを警戒した。ウリックに対する疑惑に間違いはないと考えるサタールは、彼を鉄の砦の地下に閉じ込めた。ウリックはそこでさまざまな拷問を受け、シスの毒物も注射された。この毒はケル=ドローマの心を堕落させ、最終的に彼がダークサイドへと足を踏み入れるひとつのきっかけとなった。しかし、拷問を生き延びたウリックは、自分はクラースに忠実だとサタールを納得させた。サタールとアリーマは、ウリックが本当にクラース支持者だったのだと信じ込み、その軍事的な経験を踏まえ、彼をクラース軍の軍将に任命した。

Nomi Jedi

シナガーに潜入したノーミ・サンライダー

一方、エンプレス・テタの首都シナガーにやって来たウリックの仲間たちは、ノーミ・サンライダーを鉄の砦に忍び込ませた。サンライダーは、ジェダイ・ナイトとして敵に捕まる以外に、ウリックと対面する方法はないと判断した。クラースの宮殿に足を踏み入れたサンライダーは、ライトセーバーを起動してクラースの兵士たちと対峙し、おとなしく降伏した。サンライダーは、思惑通りにケル=ドローマの前へと連行された。しかし、捕えられた仲間を目にしたケル=ドローマは、困難な選択を迫られることになる。愛するサンライダーを救って潜入任務を台無しにするか、潜入任務を続けるためクラースが望むようにサンライダーに対処するか、ふたつにひとつだった。

ウリックは、ノーミ・サンライダーに対する愛情よりも、任務の成功の方が重要だと判断した。クラースの指導者たちに対しウリックは、明日の朝、みずからの手でサンライダーを処刑すると語ったが、彼はそうすることで何とか彼女を逃がしたいと考えていた。そうとは知らず、サンライダーはウリックの言葉に驚きながら、鉄の砦の地下牢で鎖につながれることになった。その後、ウリックはクラースのドロイドに秘密のメッセージを預けることで、独房の中のサンライダーとコンタクトを取ろうとした。彼は、デネバでの惨事を繰り返さないためにも、もうしばらく秘密任務をつづけようと考えていた。しかし、このドロイドはサタールによって発見され、ウリックの秘密の伝言も暴かれてしまった。このジェダイに対する疑惑は正しかったのだと気付き激怒したサタールは、自らウリックとサンライダーを処刑しようと考えた。

サンライダーはウリックの真意を知らずにいたが、戦闘瞑想を使って牢獄の警備兵を同士討ちさせ、脱走を図った。続いて発生した混乱に乗じ宮殿の外に出た彼女は、<ネビュロン・レンジャー>でシナガーを周回していたケイとドニータに助けを求めた。合流した3人のジェダイは、ウリックも一緒に連れて行くべきだという考えで同意する。しかしその直後、ジェダイの脱走を阻止しようとするサタール・キートが現れたことで、彼らの計画は頓挫した。一方、アリーマからデネバ襲撃の提案者がサタールだったことを聞き出したウリックは、怒りに駆られてサタールを追い、3人のジェダイのもとへとやって来た。デネバの戦いの首謀者がサタールであることをサンライダーたちにも教えたウリックは、このクラースの指導者と対決した。ウリックは雄叫びをあげながら、怒りにまかせて猛烈な攻撃を開始する。フォースの知識のおかげで優位に立ったウリックは、クラースの指導者を殺害した。この戦いを目撃し、ウリックがダークサイドに近づきすぎていると判断したサンライダー、ケイ、ドニータは、一緒にオッサスに帰るようウリックを説得しようとした。しかし、ウリックは怒りを利用してダークサイド・エネルギーの衝撃波を放ち、友人たちを宇宙船に押し戻した。ウリックの行動が信じられないまま、3人のジェダイは<ネビュロン・レンジャー>に乗ってエンプレス・テタを離れることになった。

その後

エンプレス・テタでの出来事に驚いたサンライダーたちは、ウリック・ケル=ドローマをシナガーから連れ戻すための新しい作戦をマスターたちに提案した。彼女たちは必要とあらば、力ずくでもウリックを捕まえるつもりでいた。しかしマスターたちは、ウリックを強制的にオッサスに連れ戻すことについて警告を発した。彼らは、ダークサイドの道との決別は、ウリック本人が自分で下すべき決断だと考えていたのである。そうしなければ、自らの過ちから学ぶことが出来ず、よりひどい結末をもたらすことになるだろうとマスターたちは信じていた。マスターの考えを記憶に留め、サンライダーたちは作戦を修正した。サンライダーとベテランのジェダイたちの導きのもと、オンダロンビースト・ライダーも含めた機動部隊が編成され、シナガーで発達しつつある、ウリックをも飲み込みかねない闇の力に対抗すべく、現地へと赴いた。

制作の舞台裏

エンプレス・テタの任務は、未邦訳コミック・シリーズ『Star Wars: Tales of the Jedi』の『Dark Lords of the Sith 4: Death of a Dark Jedi』で初めて描かれた。このコミックの作者はトム・ヴィーチケヴィン・J・アンダースンで、イラストはクリス・ゴセットが担当した。ヴィーチとアンダースンは、このストーリーでウリック・ケル=ドローマがダークサイドへと転向する過程を描いた。

登場エピソード

  • Tales of the Jedi: Dark Lords of the Sith audio drama
  • Tales of the Jedi: Dark Lords of the Sith 3: Descent to the Dark Side (初言及)
  • Tales of the Jedi: Dark Lords of the Sith 4: Death of a Dark Jedi (初登場)
  • Tales of the Jedi: Dark Lords of the Sith 5: Sith Secrets
  • Tales of the Jedi: Dark Lords of the Sith 6: Jedi Assault (言及のみ)
  • Star Wars: The Old Republic (作中の文書内で言及)

参考資料

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