オシュ・スカル(Osh Scal)は銀河共和国時代の末期に小惑星ポリス・マサの発掘現場で働いていた考古学研究評議会のメンバー、技術者である。クローン戦争終結直後の19 BBY、スカルたちは身重のパドメ・アミダラ元老院議員をポリス・マサ基地に受け入れ、治療を行った。アミダラはカリダインの助けを借りて双子のルークとレイアを出産したが、自身はその直後に息を引き取った。
経歴[]
オシュ・スカルはカリダイン種族の技術者であり[1]、考古学研究評議会の一員として[2]、ポリス・マサ小惑星帯に浮かぶ小惑星上にある考古学発掘現場で働いていた。カリダインたちは既に滅亡したエレイン文明が自分たちの起源だと信じており、ポリス・マサ基地における発掘作業でその名残を探し求め、惑星ポリス・マサが破壊された理由を突き止めようとしていた。[1]
19 BBY[3]、クローン戦争が終結した直後、ベイル・オーガナ元老院議員とジェダイ・マスター・オビ=ワン・ケノービ、ヨーダが双子を妊娠している重体のパドメ・アミダラ議員をポリス・マサ基地へ運び込んだ。[4] スカルは訓練を積んだ医師2名や異種生物学者からなるチームの一員としてアミダラの治療に当たったが、彼女の容態は極めて危険な状態にあり、カリダインたちは発掘用ジャンプスーツから着替える余裕すらなかった。[1]
アミダラは本来出産のためではなく調査員の治療用に設計された医療施設へ運び込まれた。[1] 彼女がベッドに寝かせられていた時[4]、スカルは仲間の技術者であるドズノリ・ザム[1] とともに近くのモニターに立ち、表示された情報を読み取っていた。出産が始まると、カリダインの技術者たちはケノービとGH-7医療ドロイド、クルーン=タンBマシンを残して分娩室の外に出た。双子は無事に出産されたが、夫のアナキン・スカイウォーカーに裏切られたため生きる意志を失っていたアミダラは、双子にルークとレイアという名前をつけた後、息を引き取った。[4]
人物[]
オシュ・スカルはポリス・マサ小惑星帯で働いていたカリダインの技術者であり、人間とほとんど接触したことがなかったため、人間の子の分娩についても詳しくなかった。スカルたちカリダインは思慮深さで知られ、妊娠しているパドメ・アミダラを連れてきた予期せぬ訪問者たちにほとんど詮索をしなかった。スカルは白と紫の肌を持ち、落ち窪んだ黒い目を備えた。[1]
装備[]
オシュ・スカルは体にぴったりとした青と茶色の発掘用ジャンプスーツを着込み、ユーティリティ・ベルトとレッグ・ウォーマー、音声起動式コムリンク、肩部ランプを身に着けていた。またスカルは手首に組織分析装置、頭にシグナル・ライトをつけていた。[1]
制作の舞台裏[]
オシュ・スカルは2005年に公開されたプリクエル・トリロジー第3作『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』に登場したキャラクターである。2005年発売のスター・ウォーズ レジェンズの設定資料集『スター・ウォーズ エピソード3 キャラクター&クリーチャー』(ジェームズ・ルシーノ著)で初めて名前が明かされた。また正史のメディアでは2017年発売の『スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア』で初めて紹介された。
登場作品[]
- スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 (初登場)
参考資料[]
脚注[]
- ↑ 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 スター・ウォーズ ビジュアル・ディクショナリー新完全版
- ↑ 『アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科』によると、ポリス・マサ基地とそのスタッフは考古学研究評議会に所属している。『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』の描写でオシュ・スカルが基地のスタッフであることが分かるため、この人物も評議会のメンバーということになる。
- ↑ スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
- ↑ 4.0 4.1 4.2 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐