- 「艦隊に知らせないと! 何とか警告を…」
- ―オナイナーの最期の言葉[出典]
オナイナー(O'Niner)は共和国グランド・アーミーに仕えたクローン・サージェントのニックネーム。クローン戦争中、アウター・リム・テリトリーの銀河共和国前哨基地リシ・ステーションを指揮していた。独立星系連合のコマンドー・ドロイドがステーションを襲撃した時、オナイナーは共和国艦隊に緊急事態を警告するよう部下に命じたが、通信が妨害されており失敗に終わった。オナイナーはドロイドに射殺され、基地は敵に制圧された。
経歴[]
- 「貴様たちは新入りだが、アウター・リムにおけるこの基地の重要性は言わずともわかっているはず。敵の通過を見過ごせば、俺たちの生まれた星カミーノは奇襲攻撃にさらされることになる」
- ―オナイナー[出典]
オナイナーは賞金稼ぎジャンゴ・フェットのクローンで、辺境の惑星カミーノに生まれた。彼は共和国グランド・アーミーのクローン・トルーパーとして戦闘訓練を受け、クローン・サージェントの階級に就いた。クローン戦争中、オナイナーは惑星リシの月にある銀河共和国の前哨基地リシ・ステーションへ配属され、小規模なチームの指揮を執った。リシ・ステーションはカミーノと同じアウター・リム・テリトリーのアブリオン宙域に位置する重要拠点で、オナイナーたちはクローンの故郷を守るため独立星系連合艦隊の動きに目を光らせた。オナイナーの部下はクローン候補生を卒業して間もない“シャイニー”ばかりだった。
クローン戦争の序盤、連合軍のグリーヴァス将軍はBXシリーズ・ドロイド・コマンドーの襲撃部隊をリシの月へ放った。カミーノへの奇襲を企てていた将軍は、敵に気づかれることなく攻撃目標に接近するためリシ・ステーションを制圧しようと考えたのである。ドロイド部隊は基地の通信を妨害し、歩哨を務めるCT-327を暗殺した。オナイナーはナブとドロイドベイトを送って外の様子を確認しようとしたが、ブラスト・ドアが開いた瞬間にコマンドー・ドロイドの襲撃が始まった。オナイナーは共和国宇宙軍に緊急事態を警告するよう部下に命じたが、通信妨害のせいでメッセージを送信することができなかった。オナイナーは奇襲の序盤で命を落とし、最後の生存者となったファイヴス、エコー、ヘヴィー、カタップは基地から脱出した。彼らは基地の視察に訪れたキャプテン・レックスやコマンダー・コーディと協力して基地を奪回し、カミーノを救った。
人物[]
- 「ファイヴス、お前は気づいていないかもしれんが、俺たちはアウター・リムで最も退屈な基地に回された」
「最も重要な基地に、だ」 - ―ヘヴィーとオナイナー[出典]
オナイナーの身長は1.83メートルで、褐色の肌と茶色の目を持ち、黒い髪には白髪が混じっていた。オナイナーは銀河共和国に対して確固たる忠誠心を持ち、他のクローン、特に故郷カミーノの安全を第一に考えていた。オナイナーはアウター・リムにおけるリシ・ステーションの重要性を理解しており、たとえ部下たちが平凡な監視作業に退屈していたとしても、彼の信念は全く揺るがなかった。
装備[]
オナイナーは白いフェーズIクローン・トルーパー・アーマーを身に着け、DC-15Aブラスター・カービンを装備した。