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「パイクに話を聞け。惑星オーバ・ディアで」
―ヨーダ[出典]

オーバ・ディア(Oba Diah)はパイク・シンジケートの本拠地があった惑星パイクはこの惑星から犯罪活動を取り仕切り、惑星ケッセルで採取されたスパイス銀河系の各地へばらまいていた。オーバ・ディアの険しい岩山には宇宙港が築かれ、禁制品のやり取りが行われていた。宮殿の中では、パイクやその客人が退廃的な享楽に耽った。

歴史[]

「そういえば交渉は延期になったのです。サイフォ=ディアスがオーバ・ディアに着いてからだったと思います。フェルーシアで部族の紛争があったとかで」
―ヨーダに対し、ヴァローラム[出典]

ナブーの侵略以前、フィニス・ヴァローラム最高議長ジェダイ・マスターサイフォ=ディアススパイス商人パイク・シンジケートとの交渉任務を依頼した。パイクの紛争は、銀河共和国首都惑星コルサントで全面的なギャング戦争を招きかねない事態に発展していた。サイフォ=ディアスは最高議長の個人秘書シルマンを連れてオーバ・ディアへ赴いたが、ジェダイ最高評議会から別の任務を与えられたため交渉を延期し、目的地をフェルーシアに変えた。しかし、シス卿ダース・タイラナスに雇われたパイクがオーバ・ディアの月上空でサイフォ=ディアスのシャトルを撃墜した。サイフォ=ディアスは命を落としたが、生き残ったシルマンはパイクに捕えられた。シンジケートの指導者であるロム・パイクは、シルマンを生け捕りにしたことをタイラナスにも黙っていた。

クローン戦争末期、ジェダイ・マスターのプロ・クーンがオーバ・ディアのでサイフォ=ディアスのT-6シャトルの残骸を発見した。これをきっかけに、ジェダイ・オーダーはサイフォ=ディアスの死に関する謎を本格的に調査し始めた。グランド・マスターヨーダはヴァローラム元議長にサイフォ=ディアスの任務の詳細を訪ね、オーバ・ディアにオビ=ワン・ケノービアナキン・スカイウォーカーを派遣した。2人は生きていたシルマンを発見したが、彼はドゥークー伯爵によって殺されてしまった。ドゥークーはロム・パイクも始末して逃げ去っていった。この事件で初めて、ジェダイはタイラナスとドゥークーが同一人物であることを知った。

制作の舞台裏[]

Oba Diah concept art

コンセプト・アート

オーバ・ディアは2014年に放送されたTVシリーズ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズザ・ロスト・ミッションの第10話『失われた者』で初登場を果たした。[2] オーバ・ディアとその月のコンセプト・アートは2011年デイヴィッド・ル・メレルによって描かれた。なおコンセプト・アートでは惑星名の綴りが Obah Diah となっている。[4]

発音と表記[]

2015年12月23日に日本で初放送された『失われた者』の字幕ではオバ・ダイアと表記され、日本語吹き替えでもその通りに発音されている。同年発売の設定資料集『アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科』ではオバ・ディアと表記されている。しかし2020年に配信されたクローン・ウォーズ シーズン7のエピソードではオーバ・ディアと表記され、日本語吹き替えの発音もそれに準じている。

実際、この惑星の名称は劇中での英語の発音が安定しておらず、『失われた者』ではアナキン・スカイウォーカーやヨーダはオバ・ダイアと発音しているが、フィニス・ヴァローラムはオーバ・ディアに近い発音をしている。クローン・ウォーズ シーズン7のエピソードでは、ナレーションを含めてオーバ・ディアの発音が使われている。以来、『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』や『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』といった近年の作品でオーバ・ディアの発音が主流であることから、本サイトでもこの表記を使用する。

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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