- 「これでもこの星では熱帯だそうだ」
「少なくともタトゥイーンとは大違いです」 - ―オビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカー[出典]
オルトー・プルトニア(Orto Plutonia)はアウター・リム・テリトリーのパントラ星系に属す極寒の惑星である。原始的なタルズ種族の母星だったが、衛星パントラに住むパントラン政府は、銀河共和国時代末期まで先住民の存在に気づかずオルトー・プルトニアを自分たちの領土とみなしていた。クローン戦争中、タルズとの間に和平が成立すると、パントランはオルトー・プルトニアを対等な交渉相手として扱うようになった。帝国時代、反乱同盟軍は人々から忘れ去られたこの星の軌道に同盟宇宙軍を潜伏させた。
特徴[]
オルトー・プルトニアはアウター・リム・テリトリーのスジミス宙域、パントラ星系に属した極寒の惑星である。地表は雪と氷に覆われており、険しい峡谷が点在し、吹雪が吹き荒れていた。オルトー・プルトニアは原始的なタルズ種族や、捕食動物ナーグラッチのホームワールドだった。オルトー・プルトニアの月、パントラにはタルズよりも高度な文明を持つパントランが住んでいた。
歴史[]
共和国時代[]
銀河共和国時代末期までのあいだ、オルトー・プルトニアはパントラン種族の保護領として扱われていた。パントランは複数回にわたってこの極寒の星に探検団を送ったが、先住民族の存在に気づかなかった。クローン戦争中の22 BBY、パントラン議会のチー・チョー書記長は自分たちの領土であるオルトー・プルトニアに基地を造るよう銀河共和国に要請した。
共和国はオルトー・プルトニアにグリッド・ステーションを建てたが、この基地はタルズの襲撃を受け、駐屯していたクローン・トルーパー部隊は全滅する。また、分離主義勢力も共和国には秘密でオルトー・プルトニアに前哨基地を築いていたが、こちらもタルズの攻撃で壊滅した。ジェダイ将軍のアナキン・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービは、現地の部隊と音信不通になった原因を突き止めるべく、チョー書記長やライヨ・チューチー元老院議員を連れてオルトー・プルトニアを訪れた。当初、彼らは共和国基地が分離主義者の奇襲を受けたのではないかと考えていたが、分離主義者の基地でバトル・ドロイドの通信記録を発見し、両基地を襲撃したのがオルトー・プルトニアの先住民であることを知った。タイ=セン酋長率いるタルズ部族と接触したスカイウォーカーとケノービは、種族間の問題を平和的に解決するため、彼らをパントランと引き合わせることに決めた。
しかし、チョー書記長は原始的部族と対等に付き合うのを拒否し、タルズはパントランの領土を侵す侵入者だと決めつけた。1日戦争が始まると、共和国軍のクローン・コールド・アサルト・トルーパーは止むを得ずパントランの側で戦ったが、チョー書記長はタルズが放った投げ槍に胸を貫かれ致命傷を負った。一方、タルズと平和的な関係を築きたいと考えていたチューチー議員は、ジェダイの助言で本国パントラに連絡を取り、事情を説明した。パントラン議会は勝手な行動を取った書記長を解任することに決め、チューチーを全権大使に指名する。書記長の権限を失ったことを知ったチョーが失意の中で息を引き取った後、チューチーはタイ=センと直接対話し、プロトコル・ドロイドC-3POの通訳を介して、これ以上戦う意思はないことを伝えた。タイ=センが和平に同意すると、チューチーは今後オルトー・プルトニアを対等な交渉相手として扱うと宣言し、パントランと共和国軍を惑星から撤退させた。
帝国時代[]
クローン戦争以降、オルトー・プルトニアを気に留める者はほとんど誰もいなくなった。そのため、この星はヤヴィン4から撤退した反乱同盟軍艦隊にとって理想的な潜伏地となった。彼らはオルトー・プルトニアの軌道に身をひそめながらアウター・リムの補給ルートを開拓し、戦力の調整に努めた。また、同盟軍の兵士たちは極寒の惑星の地表に降り、射撃訓練を行った。
登場作品[]
- クローン・ウォーズ – 侵入者 (初登場)
- クローン・ウォーズ – 惑星封鎖を解き放て (回想シーン)
- ダーク・ディサイプル (言及のみ)
- クルー・ホーンと狂乱の酒場—ある視点から見た物語 (言及のみ)
- ジェダイの継承者 (言及のみ)
- パーフェクト・ウェポン (言及のみ)
- 夢のワイン—カント・バイト (言及のみ)