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「己の野望で息を詰まらせぬよう気をつけることだ、長官」
ダース・ヴェイダー[出典]

オーソン・カラン・クレニック(Orson Callan Krennic)は人間男性で、帝国保安局に属す先進兵器研究部門長官超兵器デス・スター司令官である。51 BBY惑星レクスラルサティヴラン・シティで生まれたクレニックは、若くして天才と評価され、共和国未来プログラムに参加した。彼は建築学を専門とし、プログラムを終えた後は共和国工兵隊少佐となった。また彼は戦略諮問委員会共和国特殊兵器部門にも籍を置き、クローン戦争当時から極秘の究極兵器開発プロジェクトに携わっていた。戦争中、クレニックは未来プログラム時代からの友人である研究者ゲイレン・アーソをプロジェクトに参加させるようマス・アミダ副議長に進言した。また彼はジオノージアンの技術と労働力を利用するため、共和国の捕虜になっていたポグル・ザ・レッサー大公との交渉を進めたが、最終的にポグルの逃亡を許す失態を演じてしまった。

共和国に代わって銀河帝国誕生すると、クレニックは先進兵器研究部門の長官として天体パワー・プロジェクトの指揮を執った。クレニックはプロジェクト全体を指揮する司令官に任命され、惑星マルパズで発生した事故や、惑星ハイポリで行われた研究の証拠を隠滅するなどして、銀河帝国が開発している大量破壊兵器の情報が広まるのを阻止した。また彼はこうした目的のために帝国情報部のエリート兵士であるデス・トルーパー分隊を指揮することを許されていた。しかしデス・スターの開発は思うように進まず、帝国の設立から超兵器の完成までに20近くを要した。その間、クレニックはカイバー・クリスタル研究が破壊兵器開発に転用されていることに気づいて逃げ出したゲイレン・アーソを惑星ラムーで見つけ出し、再びプロジェクトへの参加を強要した。

0 BBY、デス・スターの超兵器が完成し、衛星ジェダで行われたテストで聖都破壊することに成功した。しかし同じ時期に帝国から逃亡した貨物パイロットによって超兵器の情報が外部に漏れ、クレニックはグランドモフウィルハフ・ターキンからその責任を問われた。問題を調査したクレニックは、情報の出所がゲイレン・アーソであることを突き止めたが、彼は反乱同盟軍によるイードゥー襲撃で死んでしまった。クレニックはゲイレンの計画を突き止めるためスカリフ帝国安全管理施設へ赴いたが、そこで反乱同盟のローグ・ワン分隊による攻撃に遭遇する。ローグ・ワンはゲイレンが遺したメッセージに従い、デス・スター設計図を手に入れるため帝国軍に戦いを挑んだ。クレニックはゲイレンの娘であるジン・アーソが設計図を外部へ送信するのを阻止しようとしたが失敗し、ターキン指揮するデス・スターが帝国安全管理施設を砲撃した際に命を落とした。

経歴

生い立ち

「少佐、きみはなぜアーソを知っている?」
「ブレンタールのフューチャーズ・プログラムの学生時代に友人になりました」
「きみが特別教育プログラムにいたと?」
「一時的に――工兵隊の設計連隊の地位を与えられる前にです」
マス・アミダとゲイレン・アーソ[出典]
Young Erso and Krennic

若き日のゲイレン・アーソとクレニック

人間男性、オーソン・カラン・クレニックは51 BBY惑星レクスラルサティヴラン・シティで生まれた。[1] 若くして天才と評価されていた[7] クレニックは、36 BBYに15で惑星ブレンタール銀河共和国未来プログラムに参加し、同校の学生ゲイレン・アーソと出会う。2人は友人となり、ともに勉学に取り組んだが、ゲイレンは自分より年下のクレニックの個性とカリスマの影に隠れがちだった。またクレニックが最も得意としていた分野は建築学であったが、指導員たちは彼が他者の心を読んで操るすべにも同じくらい長けていることに気づいた。[1] のちにクレニックは共和国工兵隊の設計連隊に加わって着実に出世を遂げ、レガリア・ステーションをはじめとする地上および宇宙での巨大建築プロジェクトを取り仕切った。彼はその影響力を使い、プログラム卒業後も研究を続けていたゲイレンが応用科学研究所の客員教授の職を得られるように取り計らった。しかしのちにゲイレンはカイバー・クリスタルに関連した結晶学やエネルギー強化の分野に専門を絞った。[4]

共和国末期

Moff Jerjerrod 2

皇帝陛下は工事の遅れに強い不満をお持ちだ…

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デス・スターの完成

ジェダ・シティの破壊

「ああ、美しい」
―ジェダ・シティの破壊を見守るクレニック長官[出典]
Krennic

ターキンと会話するクレニック

0 BBY当時[1]、デス・スターの建造は最終段階に達していた。[2] クレニックはターキンのスター・デストロイヤー<エグゼキュートリクス>に召喚され[3]、スーパーレーザー・ディッシュの設置作業をグランドモフとともに見守った。ターキンは帝国から離反した貨物パイロットによって機密漏洩が生じていることを長官に報せ、もし帝国元老院に計画が知られたら、反乱軍の勢いが増すことになると危惧した。クレニックは兵器が完成してしまえば元老院など問題ではなくなると開き直ったが、ターキンは納得せず、ただちに兵器のテストを行い、情報漏洩の発生現場であるジェダを破壊すると同時に、プロジェクトの真価を証明するよう迫った。[2]

クレニックはターキンの罠を疑ったが、超兵器に自信が無いと思われるのを避けるため内心の驚きを隠し、テストの成功を約束した。デス・スターに戻ったクレニックはテストが失敗したときのリスクを考え、おそらくターキンはヴェイダーとのコネを利用して責任を逃れ、自分だけ失脚させるつもりだと推測した。彼はグランドモフとの会談がレーザー・ディッシュの設置日と一致したことも懸念し、ターキンが兵器に破壊工作をした可能性に備え、内通者に連絡をとって確認を入れることにした。[3] その後デス・スターはジェダ星系へ移動し、クレニックはターキンを始めとする帝国の高階級将校たちが見守る前でスーパーレーザーの力を実演することになった。[2] ジェダでカイバー・クリスタルの収集活動を行っていたスター・デストロイヤー<ドーントレス>は既に移動し、ジェダに配置されていた帝国軍の97パーセントは撤退を完了していた。クレニックはテストがもたらす総合的勝利を鑑みれば、残りの3パーセントの損失は許容範囲内だと判断した。[3]

Krennic watching the destruction of Jedha City

ジェダ・シティの破壊を見守るクレニック長官

クレニックはジェダを丸ごと吹っ飛ばすつもりだったが、ターキンは聖都を破壊するだけで充分だと指示した。クレニックはテストが成功しても失敗しても自分の不利にならないようにするターキンの策略に怒りを覚えつつも、デス・スターの反応炉を1基だけ起動し、ジェダ・シティへの砲撃を命じた。[3] スーパーレーザーの実験は成功に終わり、ジェダ・シティはスーパーレーザーの一撃で完全に破壊され、ソウ・ゲレラ率いるパルチザン拠点も衝撃波によって飲み込まれた。デス・スターの観測デッキで一部始終を見守っていたクレニックは、その光景の美しさに感嘆した。しかしジェダに居合わせた反乱同盟のキャシアン・アンドージン・アーソ、帝国から離反した貨物船パイロットのボーディー・ルックらは衝撃波を免れて脱出に成功した。[2]

ターキンはデス・スターの力が自分の想像を超えるものであったことを認め、皇帝に報告を入れたのち自分がこの兵器の指揮を執ることになるだろうと告げた。クレニックはこの言葉に激昂し、デス・スターの業績は自分のものだと吠え立てた。しかしターキンは機密漏洩を許したクレニックは長官にふさわしくないと語り、脱走した貨物船パイロットの配属先はゲイレン・アーソが働いているイードゥー研究所であることを明かした。これにはクレニックも反論できず、調査を行うと言い残してデス・スターのデッキを去った。クレニックやターキンは知らなかったが、ゲイレンはデス・スターの設計に致命的な欠陥を仕込み、そのことを反乱軍に伝えるためのメッセージをボーディー・ルックに託していたのだった。[2]

イードゥーの危機

「皇帝陛下がお望みの兵器が完成しました。陛下にお目にかかり、その凄まじい威力の程を説明できればと存じます」
―ダース・ヴェイダーに対し、クレニック長官[出典]
Krennic Aboard his shuttle

シャトルに乗るクレニック

貨物船パイロットに情報を流した裏切者を特定するため、クレニックはデス・トルーパーの部隊を引き連れてイードゥーの帝国カイバー精製所を訪れ[2]、雨の降る離着陸プラットフォームで、ゲイレン・アーソと彼の研究チームのメンバーであるシロー・アルゴーンラセット・マイリオヴレックス・オノピンエイムズ・ウラヴァンフェイン・ヴァン[1]ウーヨン[3] たちと対面した。クレニックは反乱軍に情報を流した者は名乗り出るよう命令し、しばらく誰からも反応が無かったため、デス・トルーパーに命じて研究チーム全員を射殺しようとした。ゲイレンはチームを救うため自分が裏切り者だと白状したが、クレニックはゲイレンだけ自分の近くへ呼びよせ、用済みとなった残りの科学者たちをトルーパーに始末させた。[3]

このとき、反乱軍の2つのグループがそれぞれ個別にイードゥーに潜入していた。キャシアン・アンドーはゲイレンを狙撃するため少し離れた岩山からクレニックとゲイレンのやり取りを見守っていたが、結局暗殺任務を放棄して引き金を引かなかった。[2] もう一方のグループはXウイング・スターファイターによって構成されるブルー中隊で、ゲイレンを暗殺するために同盟情報部デイヴィッツ・ドレイヴン将軍によって派遣された。[3] プラットフォームがXウイングの奇襲を受けた際、クレニックは爆発の衝撃で倒れて一瞬意識を失ったが、デス・トルーパーの手でシャトルに乗せられ、イードゥーから飛び立った。ゲイレンは攻撃で命を落とした。[2] その後、クレニックはシャトルの船長を務めるダンスティグ・プテロから、ダース・ヴェイダーが面会を求めていることを知らされた。[3] クレニックのシャトルは皇帝に仕えるシスの暗黒卿の要請に応じるため、ヴェイダーの城がある惑星ムスタファーに針路をとった。[3]

Vader and Krennic

ヴェイダーと会話するクレニック

ヴェイダーと対面したクレニックは、皇帝が所望していた兵器が完成し、テストも成功したことを報告した。しかしヴェイダーは街がひとつ消滅し、イードゥーの施設が攻撃を受け、デス・スター計画の秘密が危険にさらされていることに不満を抱いていた。シス卿はゲイレン・アーソがデス・スターに余計な手を加えていないことが証明されるまで決して気を抜かぬようクレニックに忠告した。クレニックは会談を終えて立ち去ろうとするヴェイダーに、指揮権はまだ自分にあるのかと尋ねたが、シス卿のフォースで首を絞められ、言葉が続かなくなった。クレニックが膝から崩れ落ちると、ヴェイダーは彼の首を離し、過ぎた野心は破滅をもたらすことになると警告して去っていった。[2]

クレニックはヴェイダーの副官[3] ヴァニー[1] に付き添われてシャトルへ戻った。彼はヴェイダーが自分を殺さなかったことで自信を持ち、まだ皇帝は自分の価値を認めていると判断した。クレニックは、ジェダで生存者を取り逃がしてイードゥー襲撃事件のきっかけを作った失態の責めをターキンに負わせることを決意し、ヴェイダーに言われた通りゲイレンの行動を調べることにした。城を去る時、ヴァニーは城内で見たことはすべて他言無用だとクレニックに告げた。その後、クレニックはゲイレンが送った全ての通信記録を確認するため惑星スカリフ帝国安全管理施設に聳えるシタデル・タワーへ向かった。彼はゲイレンの反逆行為を挫くことさえできれば、ヴェイダーの後ろ盾を得てデス・スターの指揮権を取り戻すことができると信じていた。[3]

スカリフの戦い

制作の舞台裏

ベン・メンデルソーン2016年公開のスター・ウォーズ アンソロジー・シリーズ映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でクレニックを演じた。メンデルソーンのキャスティングは2015年8月15日に発表された。

登場エピソード

登場エピソード

参考資料

脚注

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