- 「あたしは何をするにも、許しを得たことなんか一度もないね」
- ―オーラ・シング[出典]
オーラ・シング(Aurra Sing)は衛星ナー・シャダー出身の女性パリドゥヴァンで、銀河共和国時代末期に活動した賞金稼ぎ。クローン戦争当時、彼女は銀河系で最も恐れられる殺し屋のひとりだった。シングは頭蓋骨から突き出したバイオコンピューターのアンテナで標的を追い、アドベンチャラー・スラッグスローワー・ライフルで獲物を狩った。フリーランスの暗殺者だった彼女は、ハット・クランを含む様々な顧客の依頼を引き受けていた。シングはひとりで働くのを好んだが海賊のホンドー・オナカーと仲が良く、一時期恋人だったこともあった。また、彼女は仕事の内容次第ではキャスタス、ボスク、キャド・ベインといった同業者と組んで活動することもあった。ナブー危機当時、シングはアウター・リム・テリトリーの惑星タトゥイーンに滞在し、アナキン・スカイウォーカー少年が優勝したブーンタ・イヴ・クラシック・ポッドレースを観戦した。
クローン戦争中、シングはジオノーシスの戦いで父親ジャンゴ・フェットを亡くした幼いクローンの“息子”、ボバを訓練した。シングはジャンゴを殺したジェダイ・マスター・メイス・ウィンドゥへの復讐を手伝うと約束したが、ボバを見捨てて<スレーヴI>で逃げようとした。ジェダイ・パダワン・アソーカ・タノの攻撃で<スレーヴI>が墜落した際、シングは負傷したものの元恋人のオナカーに救出される。傷を癒すためしばらく姿を消した後、シングは収監中のズィロ・ザ・ハットの依頼を引き受け、惑星オルデランでパドメ・アミダラ元老院議員の命を狙った。彼女はまたしてもアソーカ・タノに仕事を妨害され、銀河共和国に逮捕されたが、何とか逃げ出すことに成功した。その後、彼女はベインと共に元老院ビルで人質事件を起こし、ズィロを刑務所から脱獄させた。
オーラ・シングは伝説的な賞金稼ぎとして名を馳せたが、帝国時代、彼女は射撃の名手として知られるトバイアス・ベケットに殺されたと噂されていた。
登場作品[]
- スター・ウォーズ:ダース・モール
- スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス (初登場)
- エイジ・オブ・リパブリック ジャンゴ・フェット (言及のみ)
- クローン・ウォーズ – 奪われたライトセーバー (回想シーン)
- クローン・ウォーズ – デス・トラップ
- クローン・ウォーズ – 絆
- クローン・ウォーズ – 危険な追跡
- クローン・ウォーズ – 悪夢の暗殺者
- クローン・ウォーズ – 人質
- クローン・ウォーズ – ズィロを追え! (回想シーン)
- クローン・ウォーズ – 取引の果て (間接的に言及)
- ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー (言及のみ)
- ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー 小説版 (言及のみ)
- ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー コミック版 (言及のみ)
参考資料[]
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- スター・ウォーズ フォースの覚醒:ヘッド=トゥ=ヘッド
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- スター・ウォーズ キャラクター事典 完全保存版
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック 増補改訂版
- スター・ウォーズ:オン・ザ・フロントライン
- ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー オフィシャルガイド
- Star Wars THE GALACTIC EXPLORER’S GUIDE
- Aurra Sing - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- Aurra Sing - 公式データバンク