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「タッグは以前から、単独兵器であるデス・スターの脆弱性に懸念を唱えておった。あやつのみが危険を正確に把握していたのだ」
シーヴ・パルパティーン[出典]

カシオ・タッグ(Cassio Tagge)はテパシ出身の人間男性で、銀河帝国の軍人。採掘企業タッグ社を所有する特権階級の貴族家系に生まれたタッグは、帝国地上軍将軍の地位に上り詰め、統合本部のメンバーになった。彼は帝国の首都惑星であるコルサントに滞在し、インペリアル・パレスの宮廷で上層部との繋がりを持っていた。銀河内戦中、タッグは同僚の一部とは違い共和国再建のための同盟に控えめな敬意を抱いていた。グランドモフウィルハフ・ターキンのもとでデス・スターの防衛司令官を務めていたタッグは、反乱同盟軍によるバトル・ステーション設計図奪取を重大視した。タッグの懸念は的中し、反乱軍はヤヴィンの戦いでデス・スターの破壊に成功した。

タッグは自分の艦隊に戻っていたことでヤヴィンの戦いを生き延びた。その後帝国軍では大規模な組織改革が行われ、皇帝シーヴ・パルパティーンは以前からデス・スターの脆弱性に警鐘を鳴らしていたタッグに目を付けた。パルパティーンはタッグを大将軍に任命し、第2デス・スター建造時には彼の哲学をプロジェクトに反映させることに決めた。また、パルパティーンはヤヴィンやサイムーン1で失敗続きのシス卿ダース・ヴェイダーをタッグの指揮下に格下げした。以降、タッグ大将軍はスーパー・スター・デストロイヤーアナイアレイター>を旗艦に帝国軍の軍事活動を監督することになった。タッグは海賊による帝国艦船への襲撃事件増加の真相を調査し、ヴェイダーを海賊基地へ派遣して黒幕を突き止めた。

経歴

生い立ち

人間男性、カシオ・タッグはテパシの裕福な貴族家系に生まれた。彼の一族は惑星ルカゼック等で採掘事業を展開するタッグ社を所有していた。クローン戦争終結に伴い銀河共和国に代わる新国家銀河帝国が誕生すると、タッグもそのメンバーに加わり帝国軍将校となった。皇帝シーヴ・パルパティーンの治世が始まって5年が過ぎた当時、タッグは帝国地上軍将軍の階級に就いており、帝国軍統合本部の一員でもあった。

この年、モフウィルハフ・ターキンコルベットキャリオン・スパイク>が反乱分子に強奪され、帝国の複数の施設が襲撃を受けるという事件が起きた。タッグを含む統合本部のメンバーは、帝国統治評議会ニュー・オーダー保護委員会の情報部員の代表者らを交え、<キャリオン・スパイク>をめぐる事件を話し合うため帝国の首都惑星コルサント宇宙軍情報部本部で会議を行った。話し合いの途中、問題の反乱分子がルカゼックを襲撃したという報告が入り、タッグを驚かせた。反乱分子はホログラムのライブ映像を使って襲撃の模様を各地に流し、タッグたちも情報部本部でそれを目にした。その後、反乱分子はターキンとシス卿ダース・ヴェイダーによって討伐された。

デス・スター

「このバトル・ステーションが完全に機能するようになるまでは、われわれは攻撃を受けやすい。反乱同盟軍の戦備は非常に優れているのだ。彼らはきみが思っているよりも危険だぞ」
コナン・アントニオ・モッティに対し、カシオ・タッグ[1][出典]
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皇帝が帝国元老院を解散させたという報せに驚くカシオ・タッグ将軍

帝国の誕生から19年後、タッグ将軍はグランドモフ・ターキンのもとでデス・スターの防衛司令官を務め、帝国地上軍長官としてバトル・ステーションにおける地上軍の活動を取り仕切っていた。ヤヴィンの戦いの直前、デス・スターに乗り込んでいた統合本部のメンバーによる会議が行われ、タッグはコナン・アントニオ・モッティ提督と言い争った。タッグは共和国再建のための同盟(反乱同盟軍)によってデス・スター設計図が盗まれたことを重大視し、帝国とデス・スターにとっての脅威と捉えていたが、バトル・ステーションの力を信じて疑わないモッティはタッグの懸念を一蹴した。タッグは引き下がらず、帝国元老院の内部にすら反乱軍の支持者がいるのだと指摘したが、その時会議室にグランドモフ・ターキンとダース・ヴェイダーが到着し、皇帝が元老院を永久に解散させたというニュースを報せた。驚いたタッグは、皇帝は元老院なしにどのように国を統治するつもりなのかと疑問を口にしたが、ターキンは総督がそれぞれの領域を直接統治することになると答え、デス・スターがもたらす恐怖がその統治を徹底させるだろう、と主張した。

タッグは反乱同盟軍の問題に話を戻し、完全な設計図が彼らの手に渡ったとあれば、デス・スターの弱点を発見される恐れがあると語った。ヴェイダーは設計図を取り返すのも時間の問題だと答えたが、モッティ提督は、反乱軍は設計図を手に入れたとしてもデス・スターに太刀打ちすることなどできないと一笑に付した。だが、モッティはヴェイダーが設計図奪回に失敗したことを詰り、フォースの力を侮辱したことでシスの暗黒卿の逆鱗に触れた。ヴェイダーはフォースでモッティの首を絞め、彼はもがき苦しみ出した。先ほどまで口論していたタッグはその光景に戦慄し、黙り込んだ。直後、ターキンが割って入り、ヴェイダーは制止されて提督を解放した。ターキンはヴェイダーが設計図を取り戻して反乱軍秘密基地の場所を突き止めれば、デス・スターが反乱運動に終止符を打つことになるだろうと宣言した。

帝国の大将軍

「ターキンには展望があった。貴公にはグラフだな」
「グラフに加えて、指揮権がある」
―ダース・ヴェイダーとカシオ・タッグ大将軍[出典]
Vader Tagge Map

マップを分析するタッグとヴェイダー

モッティ提督やグランドモフ・ターキンの自信に反し、デス・スターはヤヴィンの戦いで反乱同盟軍に破壊されてしまった。反乱軍の危険性を正当に評価していたタッグ自身は、反乱軍基地が惑星ダントゥインにあるというプリンセスレイア・オーガナの主張を調査するためデス・スターを離れており、難を逃れた。ヤヴィンの戦いの後、皇帝パルパティーンはデス・スターの脆弱性を唯一正確に把握していたタッグを高く買い、帝国軍の大規模な組織改革に伴って彼を大将軍に任命した。タッグは帝国軍の総司令としての指揮権を手に入れ、第2デス・スター建造の際には彼の哲学がプロジェクトに反映されることになった。ヤヴィンやサイムーン1で失敗を繰り返して皇帝の不興を買ったヴェイダーは、タッグの指揮下に位置付けられることになった。

タッグはヴェイダーを従え、帝国艦船に対する海賊行為増加の原因を調査した。ヴェイダーはインペリアル・シャトルを襲撃していたCR90コルベットを拿捕したが、この海賊船は高度な技術によって無人で運用されていた。タッグは旗艦エグゼクター級スター・ドレッドノートアナイアレイター>でヴェイダーから直接報告を受けた。ヴェイダーは襲撃者はただの無法者ではなく、帝国内部にスパイがいるのではないかと予想していた。しかしタッグは海賊の襲撃による損害の大きさを重要視しておらず、デス・スターを喪失した直後の混乱状態にしては、むしろ状況は正常な方だと評価していた。しかし、タッグはデス・スター計画によって大量の資源が無駄になってしまったことを嘆き、“ターキンの道楽”に付き合わなければあと何隻スーパー・スター・デストロイヤーが建造できただろうかと漏らした。

Tagge looks on vader

タッグとヴェイダー

ヴェイダーはタッグに、ターキンには未来への展望があったが、タッグにあるのは艦隊の動きを示すグラフだけだと告げた。しかしタッグはグラフだけでなく指揮権も握っていると答え、自分の戦略はターキンやヴェイダーのものほど派手ではないが着実だと語った。タッグは規模と時間を利用すれば帝国艦隊の効率を活かせると説明し、全体戦略の重要性を説いた後、海賊討伐の作戦に話を戻した。タッグはヴェイダーが拿捕した海賊船を修理し、襲撃部隊を乗り込ませて敵の基地に送り戻す計画を立てた。ヴェイダーは海賊の黒幕が基地の自爆装置を作動させて逃げようとするのではと予想したが、タッグは基地を迅速に制圧するためヴェイダー本人を派遣するつもりだと答えた。タッグはヴェイダーをライトセーバーに例え、強力な武器は適切な持ち主が扱うことで真価を発揮すると講釈した。また、タッグは部下のオーン=アイ中尉をヴェイダーの副官に割り当て、シス卿との連絡および監視役を任せた。

ヴェイダーは海賊の宇宙ステーション攻撃作戦を成功させ、一連の海賊行為の黒幕がクリモラ・シンジケートだったことを突き止め<アナイアレイター>に戻ってきた。ヴェイダーは報告と同時に、タッグの前にオーン=アイ中尉の死体を投げ捨てた。ヴェイダーは海賊の通信記録を解析し、オーン=アイが帝国艦隊の情報を海賊に漏洩していた証拠を掴んだと主張した。ヴェイダーは自分を見張る者は自分に見張られることになるのだと告げ、次の副官は慎重に選ぶようタッグに警告した。しかし実際のところ、オーン=アイは無罪だった。ヴェイダーはアストロメク・ドロイドを使って偽の通信記録を海賊のコンピューターにアップロードし、オーン=アイを反逆者に仕立て上げることで、タッグが割り当てた厄介な見張り役を排除したのである。

個性と特徴

「もし反乱軍がこのバトルステーションの完全な設計図を手に入れたとしたら、ありそうもないことではあるが、弱点を発見されてそこを突かれる可能性がある」
「その設計図は間もなく我々の手に戻る」
―カシオ・タッグ将軍とダース・ヴェイダー[出典]

カシオ・タッグは白色人種の人間で、目と髪のは茶色だった。すらりとした体躯で、大きな顔は明るい色の長いもみあげに縁どられていた。タッグは几帳面な性格で、帝国軍艦隊の活動を図示したモデルの作成と分析を好んだ。タッグは全体戦略を重視し、デス・スターのような単独兵器に頼りすぎるのは危険だと考えていた。また、彼は一部の同僚たちとは異なり、反乱同盟軍に対して控えめな敬意を抱いていた。そのため、彼は反乱軍がデス・スターに対して示す脅威を正しく把握していた。

登場エピソード

参考資料

脚注

  1. 訳文は小説『デス・スター』(富永和子訳)による。
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