＜カステラン＞（Castellan）はハイ・リパブリック時代に使用されていた大型クルーザー。ナイヒル艦隊による襲撃を受けてハイパースペースへ緊急離脱し、最終的にアウター・リムの衛星トーシャーラに墜落した。乗組員と貨物は退避に成功したが、行き来が困難な場所に墜落したため、＜カステラン＞の残骸は放置されたままとなった。帝国時代までの長い年月の間に、掘り出し物を求めるゴミ漁りたちが廃品回収を行ったため、価値のあるものはほぼ持ち去らた。銀河内戦当時も＜カステラン＞に残っていたのは大した値が付かない時代遅れの電子機器や船の部品だけだった。[1]
＜カステラン＞のコンピューターには、パストリア出身の技術者によるログが残されていた。船に配属されて3か月目、この技術者はコンソールの交換の仕事につき、整備クルーが普段入ることのできないブリッジに上がることができたことをログに記した。またログによれば、＜カステラン＞はスターライト・ビーコンに寄港する予定があった。技術者はナイヒルの襲撃を受けた時もログを書き込み、＜カステラン＞の燃料が漏れ出していることや、乗員が脱出ポッドに移動し始めている状況を記入した。[1]
3 ABY、無法者ケイ・ヴェスはEML-850軽貨物船＜トレイルブレイザー＞をハイパースペース航行が可能な状態に修理する必要に迫られた。彼女は技術者のワカから、ハイ・リパブリック時代の難破船に残されているナビ・コンピューターを使えば＜トレイルブレイザー＞を修理できると助言を受けた。ケイは＜カステラン＞を探索し、ブリッジに辿り着くため反応炉を再起動した。ブリッジでナビ・コンピューターを手に入れた際、ケイはワカの裏切りに遭ったが、ワカはケイを追ってきた賞金稼ぎヴェイル・トーミンに殺された。ヴェイルは依頼主スリロ・バーシャのためにケイを拘束しようとしたが、ケイはバトル・ドロイドND-5からの予期せぬ手助けを受け、無事に脱出を果たした。[1]
登場作品[]
- スター・ウォーズ 無法者たち （初登場） （残骸のみ）