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類似した名称の記事はカリーナ(曖昧さ回避)を参照
「我が帝国は永遠なのだ! 滅んではならぬ!」
―カリーナ・ザ・グレート[出典]

カリーナ・ザ・グレート(Karina the Great)は帝国時代に生まれたジオノージアン女王である。ジオノージアン種族を統治する“カリーナ・ザ・グレート女王”の地位と称号は銀河共和国の時代から受け継がれたものだったが、彼女は知られている限り最後のカリーナ女王となってしまった。彼女がまだの中にいたとき、惑星ジオノーシス銀河帝国によるジオノージアン種族虐殺が行われた。カリーナ・ザ・グレートの卵はクリック=クラックという名のジオノージアンによって保護され、帝国による残党狩りや、初期反乱軍の過激分子ソウ・ゲレラの手から守り抜かれた。クリック=クラックはカリーナがジオノーシスの民を再建してくれることを期待していたが、彼女は子を産めなかったため、代わりに機械の子宮を体に移植した。カリーナはこの装置を使って羽の生えたB1バトル・ドロイドを“産み”、ジオノージアンの社会を立て直そうとした。

銀河内戦中、カリーナの存在がシスの暗黒卿ダース・ヴェイダーに知られてしまった。当時ヴェイダーはヤヴィンの戦いサイムーン1の戦いの責任を取らされて権力基盤を失っており、皇帝シーヴ・パルパティーンには秘密で個人的な軍隊を作りたいと考えていた。カリーナ女王のドロイド製造器官を手に入れるため、ヴェイダーはドクターチェリ・ローナ・アフラアサシン・ドロイドBT-10-0-0を引き連れてジオノーシスへ旅する。ヴェイダーは女王の巣窟襲撃してバトル・ドロイドと戦い、カリーナの製造器官を強奪した。その後ヴェイダーは女王から奪った装置を使ってBXシリーズ・ドロイド・コマンドーの私設軍隊を作った。

経歴

最後の女王

「女王の卵だ。とても珍しい」
「最後のジオノージアンの卵かもしれないな」
レックスケイナン・ジャラス[出典]
The rebels arrive at Geonosis

浄化後のジオノーシス

クローン戦争以前、ジオノーシスの武器職人たちは独立星系連合からデス・スターと呼ばれる惑星破壊超兵器の建造を任された。彼らは知らなかったが、この計画には密かにシスの暗黒卿が関わっていた。クローン戦争勃発[5]、“シーヴ・パルパティーン最高議長”として銀河共和国を率いていた[6] シス卿ダース・シディアスデス・スターの設計図共和国特殊兵器部門に提供し、共和国の管轄下で密かに超兵器の建造を開始させた。このプロジェクトはのちに銀河帝国によって引き継がれる。共和国や帝国への協力を強いられたジオノージアン母星軌道上でバトル・ステーションの骨組みを作り上げることに成功したが、星ひとつを丸ごと消し去るほど強大なパワーを発生させるスーパーレーザー装置を開発することはできなかった。[5] 帝国は未完成のバトル・ステーションをジオノーシスから移動させることに決め、プロジェクトの秘密を守るためガスを使ってジオノージアン種族の大量虐殺を行った。[2] ジオノーシスには住民のいない荒涼とした土地が残された。[7]

帝国によるジオノーシスの浄化を生き延びたジオノージアンはクリック=クラック1人だけだった。[8] クリック=クラックはジオノージアン種族復活のカギを握る女王を手に入れ、自身の巣穴に保管する。彼はこの卵を守り抜くことこそ、ジオノーシスの昆虫種族を存続させる唯一の方法だと理解していたのである。2 BBY、銀河帝国がジオノーシスで何を行っていたか突き止めるべく、オンダロニアンソウ・ゲレラ率いる反乱分子がこの惑星にやってきた。当時ジオノーシスの軌道にはデス・スター建造プロジェクトの残骸が漂っていたが、初期反乱軍は帝国が造ろうとしているものの正体を知らなかった。ゲレラのチームがエネルギーの発生源をたどってねぐらの近くにやってきたため、クリック=クラックは卵を守るためクローン戦争期のバトル・ドロイドを使って彼らを撃退した。[2]

Klik Klak Geonosis nest Saw Gerrera

カリーナ・ザ・グレートの卵を巡って争うクリック=クラックとソウ・ゲレラ

最初の調査チームはゲレラを除いて全滅したが、反乱軍司令部はチームの安否とジオノーシスの現状を確かめるため宇宙船ゴースト>の反乱分子を新たにジオノーシスへ派遣した。彼らは謎のエネルギー源を調査している最中にゲレラと合流し、ともにクリック=クラックの身柄を拘束する。クリック=クラックが女王の卵を大切に守っていることを知ったゲレラは、銀河帝国がジオノーシスで行ったことを全て教えなければ卵を破壊するとこのジオノージアンを脅迫した。ゲレラはクリック=クラックを卵と一緒にジオノーシスから連れ出そうとしたが、<ゴースト>の反乱者たち、特に若きジェダイエズラ・ブリッジャーが彼を説得して強硬手段を断念させた。反乱者たちがジオノージアン虐殺に使われた帝国のガス・キャニスターを発見した際、クリック=クラックは拘束を解かれ、卵を安全な場所へ隠すため地下深くへと潜っていった。[2] やがて卵は無事に孵り[1]、生まれた女王は“カリーナ・ザ・グレート”の名を引き継いだ。[3]

帝国時代

「この下に生きてる工場があるのよ。けどちょっと変わった改造をしてるわ。女王はこれをドロイドだと思ってないみたい。憶測だけど、筋は通る。不死身の女王に、滅んだ一族。急いで個体数を回復させる必要があった…肉体的には失敗して、科学に走った。女王はドロイドじゃなく子供を作ってるのよ」
ドクターチェリ・ローナ・アフラ[出典]

ジオノージアン種族を再生したいというクリック=クラックの望みは最終的に潰えてしまった。カリーナは生物学的に子どもを産めない体になってしまったのである。しかし彼女は機械の子宮の役割を果たすドロイド製造装置を自分の下半身に移植し、地下に設けた巣窟B1バトル・ドロイドを製造し始めた。カリーナは生物学的に種族を回復するのは諦め、あらゆる手段を用いて科学の力で“子ども”を増やそうと考えたのである。カリーナが製造するバトル・ドロイドの外見はジオノージアンに似ており、昆虫のような羽が生えていた。彼女は子どもを守ることに強く執着し、個体数を増やして帝国を再建したいと願っていた。しかし、やがてドロイド・ゴートラと呼ばれる犯罪組織がカリーナの存在を突き止め、彼女のドロイド製造装置に関心を抱いた。[4]

Secret mission Geonosian queen

カリーナからドロイド製造装置を奪うためジオノーシスにやってきたダース・ヴェイダーたち

0 BBY共和国再建のための同盟ヤヴィンの戦いで大勝利を飾り、銀河帝国の超兵器デス・スターを破壊した。ヤヴィンの戦いで帝国側の唯一の生き残りとなったシスダース・ヴェイダーは、直後に発生したサイムーン1戦いでも帝国最大の武器工場を破壊されるという失態を犯し、シス・マスターであり皇帝ダース・シディアスから一連の敗北の責任を取らされることになった。カシオ・タッグ大将軍の部下に格下げとなってしまったヴェイダーは、皇帝にも秘密の私軍を持つことで権力基盤を立て直そうと考えた。手始めに、ヴェイダーは優れた技術力を持つ盗賊考古学者ドクターチェリ・ローナ・アフラを味方につける。それまでドロイド・ゴートラに雇われていたアフラは、虐殺を生き延びたジオノージアン女王がドロイドの製造装置を持っていることをヴェイダーに教えた。[4]

ヴェイダーはドクター・アフラとアサシン・ドロイドBT-10-0-0を引き連れてジオノーシスへし、女王の巣窟がある地下の洞窟へと足を踏み入れた。カリーナが産んだドロイドの子どもたちは侵入者を食い止めることができず、ヴェイダーたちは女王の拠点へ直接押し入った。ヴェイダーはライトセーバーを起動してカリーナの体からドロイド製造装置を切り離し、アサシン・ドロイドは火炎放射器ブラスターでバトル・ドロイドに対処した。その後アフラは位置ビーコンを使って自身の宇宙船<アーク・エンジェル>に攻撃目標を指示し、女王の洞窟の天井に穴を空けた。カリーナは必死で脱出を阻止しようとしたが、侵入者たちはヴェイダーのスターシップから降ろされたケーブルにドロイド製造装置を繋ぎ、ジオノージアン再建の希望を奪い去っていった。[4]

個性と特徴

「我が帝国は永遠なのだ! 滅んではならぬ!」
―カリーナ・ザ・グレート[出典]

カリーナ・ザ・グレートは灰や褐色の肌と黒い目を持つ女性ジオノージアンである。[4] カリーナは知られている限り最後のジオノージアン女王だった。[2] 彼女がヤヴィンの戦い以前に卵から孵ったことで[4]、ジオノージアン種族は銀河帝国による大虐殺の被害から復活するチャンスを得た。[2] しかしカリーナはダース・ヴェイダーと出会う頃には子どもを産めない体になっており、種族を生物学的に増やすことは不可能になっていた。その代わり彼女は機械の子宮を自らの下半身に取り付け、バトル・ドロイドの“子ども”を大量生産することにした。彼女はドロイドの子どもを守ることに強く執着し、彼らこそジオノーシスの帝国を再建する唯一の希望だと考えていた。[4]

制作の舞台裏

カリーナ・ザ・グレートは2015年4月8日に発売されたコミック『スター・ウォーズ:ダース・ベイダー』(キーロン・ギレン著、サルバドール・ラロッカ画)の第4話で初登場を果たした。作中では単に「女王」としか呼ばれておらず、設定資料集『スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス』で初めて名前が判明した。スター・ウォーズ正史に登場する「カリーナ・ザ・グレート」は彼女が2人目で、最初のカリーナはTVアニメ・シリーズ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズシーズン2のエピソード『恐怖の遺産』に登場した。名前が同じキャラクターが2人いる件について、ルーカスフィルム ストーリー・グループパブロ・ヒダルゴは「要するに、女王はみんなカリーナ・ザ・グレートなんだ」と発言している。

登場エピソード

参考資料

脚注

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