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「おまえにはおれたちを止められない。口を割ることなどない。どれほど長い時間をかけても、おれたちは戦うことをやめない。絶対にな」
アレシア・ベック司令官に対し、イーマット[出典]

カルアン・イーマット(Caluan Ematt)は人間男性で、共和国再建のための同盟新共和国レジスタンスに仕えた歴戦の軍人である。銀河共和国の末期に生まれたイーマットは、銀河内戦中に中尉として反乱軍の特別偵察部隊シュライクスを率いていた。イーマットに与えられた任務は、反乱軍の新しい移動先や合流地点を見つけ、偵察することだった。0 ABYヤヴィンの戦いの直後、シュライクスは惑星タナブ帝国保安局による待ち伏せを受けて壊滅した。唯一の生存者となったイーマットは、ハット・スペースに位置する惑星シーアコンへ逃れた。イーマットは密輸業者ハン・ソロチューバッカの助けを借り、帝国保安局のアレシア・ベック司令官率いるストームトルーパー部隊や、キャプティヴェイター率いる賞金稼ぎチームの攻撃を免れてシーアコンから脱出した。

シーアコンから生還した後も、イーマットは引き続きシュライクスのリーダーとして偵察任務に従事し、ディカーミリン・プライムなどの調査を行った。またイーマットは反乱同盟軍によるミッド・リム進撃作戦で最前線に立ったが、作戦が失敗に終わった後、惑星オード・ティデルから辛くも脱出した。また彼はサラストで行われたイニュシュ・トア包囲戦に参加し、地元住民サラスタン抵抗勢力を支援した。また4 ABYに発生したエンドアの戦いでは、第2デス・スターを防衛している偏向シールド発生装置を破壊するため、ハン・ソロ率いる攻撃チームの一員としてエンドアで戦った。この戦いの後、反乱同盟は新共和国として生まれ変わり、イーマットは引き続き新政府の軍隊に仕えた。

反乱軍の英雄レイア・オーガナ将軍ファースト・オーダーを監視するために私設軍隊レジスタンスを組織した後、イーマットはしばらく新共和国に留まり、多数の新共和国軍パイロットをレジスタンスに勧誘した。やがて彼自身も正式にレジスタンスに転向し、地上軍少佐となる。この頃、レイアの経験を後世に語り継ぐことが大切だと考えていたイーマットは、レイアの回顧録を作成しようとしていたPZ-4COに協力した。34 ABY当時、イーマットはディカーのレジスタンス基地に配属されていた。超兵器スターキラー基地に対する攻撃作戦立案に携わった後、イーマットは仲間たちと共にディカーから撤退し、ファースト・オーダーの執拗な追撃を生きのびて惑星クレイトにたどり着いた。大勢が戦死した最高司令部の穴埋めのため将軍に昇格したイーマットは、クレイトの戦い旧反乱軍基地の塹壕から兵士の指揮を執った。

経歴

帝国時代

特殊偵察部隊

「イーマット中尉よ。シュライクスのリーダー。シュライクスは反乱軍の特別な偵察隊なの。小さなチームで、任務はとてもシンプル。反乱軍の新しい移動先を見つけて、確認し、準備すること。合流地点も見つける。候補となる場所は全部調査する。リストにしているわ」
レイア・オーガナ[出典]
Lt Ematt

若き日のイーマット

人間男性、カルアン・イーマットは20 BBY頃に生まれ、やがて共和国再建のための同盟(反乱同盟)のメンバーとなり[1]初期反乱運動[4] 銀河内戦銀河帝国と戦った。[1] 0 BBY当時[7]、イーマットは中尉の階級を与えられ、およそ20の若さで特殊偵察部隊“シュライクス”のリーダーを任されていた。少人数の隊員によって構成されるシュライクスの任務は、帝国との戦いに役立つ同盟軍の新しい移動先を見つけ、調査し、準備することだった。イーマットたちは合流地点や武器、食糧、薬の隠し場所といったあらゆる候補地を頭に入れ、リストアップしていた。[1]

0 BBY以前、イーマットは同盟軍特殊部隊兵士であるルースコット・メルシ軍曹ガウラスで行動を共にしたことがあった。またイーマットは衛星ヤヴィン4に設置された同盟軍最高司令部の拠点、ベース・ワンに滞在したことがあったが、この星の暑さと湿気、そして昆虫を好きになれなかった。ベース・ワンの兵舎の簡易ベッドが満杯になっていたため、イーマットの仲間のなかには、貨物ネットを使ってハンモックを作る者までいた。[4]

0 ABYヤヴィンの戦いの翌、イーマット率いるシュライクスは惑星タナブアレシア・ベック司令官率いる帝国保安局待ち伏せを受けた。5人の仲間を失い、シュライクスの唯一の生存者となったイーマットは、帝国の標的となったEE-730輸送船を捨て、クワット・ドライブ・ヤード社製の貨物船に乗り込んでタナブから脱出した。その後ハット・スペースの惑星シーアコンにたどり着いたイーマットは、反乱軍に向けてバースト・トランスミションを発信した。[1] この信号はテンジゴ・ウィームズ兵卒によって受信され、同盟情報部デイヴィッツ・ドレイヴン将軍がすぐさまイーマット救出作戦モン・モスマ議長に提案した。ドレイヴンは本当ならこの作戦をキャシアン・アンドー大尉に任せたいと考えていたが、アンドーがスカリフの戦いで戦してしまったため、ハットや裏社会に精通した適任者を新たに見つける必要が生じた。[4]

シーアコンからの脱出

「信頼はたしかに希少で、だからこそ尊いものだが、与えなければけっして得られない」
「信頼は与えられるものじゃない。自分から手に入れるものだ。友情と同じさ」
「あんた、ひどく孤独なんだな」
―カルアン・イーマットとハン・ソロ[出典]
Beck apprehends Solo

帝国保安局のベックに捕まったイーマットとハン・ソロ、チューバッカ

イーマットの救出役として、モン・モスマはコレリアン密輸業者ハン・ソロウーキーチューバッカを推薦した。ドレイヴンは訓練や規律に欠ける者たちを使うことに反対したが、モスマはスカリフの戦いで反乱同盟に貢献したジン・アーソを引き合いに出し、将軍を説得した。[4] ヤヴィンからの撤退活動のさなか、ハンはプリンセスレイア・オーガナからイーマット救出任務を直接依頼され、仕方なく引き受けた。しかし彼がチューバッカとともにシーアコンに着いた時、既にベック司令官指揮下のインペリアル級スター・デストロイヤーヴィヤメント>もこの惑星に到着していた。またシーアコンの首都モトックでは、ハットの犯罪王ジャバ・デシリジク・ティウレに雇われた賞金稼ぎキャプティヴェイター”のクルーがハンを待ち受けていた。ハンとチューバッカは賞金稼ぎの攻撃をなんとかしのぎ、反乱軍の協力者であるデリア・レイトン船長から得た情報をもとに、イーマットが潜伏している安ホテルを突き止めた。[1]

イーマットはハンとチューバッカが味方であることを合言葉で確認し、部屋に招き入れて2人から自己紹介を受けた。その直後、招かれざる者がやってきたことを意味する警報が鳴り響いた。イーマットの予想に反し、敵は帝国軍ではなく、ハンたちを追ってきた賞金稼ぎだった。イーマットとハン、チューバッカは賞金稼ぎと撃ち合いながらホテルの外に出て、V-40スピーダーに乗り込んだ。イーマットたちは気づかなかったが、このとき帝国に仕えるストームトルーパー軍曹TX-828(トレント)が離れた場所から銃撃戦を見守り、気付かれないように反乱分子に加勢していた。トレントが賞金稼ぎを2人狙撃して倒してくれたおかげで、イーマットたちの乗るスピーダーは無事にホテルを離れることができた。しかし一行はベック司令官率いるストームトルーパー部隊が待ち伏せしているとは知らず、そのままハンのYT-1300軽貨物船ミレニアム・ファルコン>が停泊してあるドッキング・ベイへ直行した。[1]

ベイに到着した直後、イーマットたちはベック率いる部隊に取り囲まれた。ベックは抵抗を諦めたイーマットたちからブラスターを取り上げ、TX-828に3人の身体検査を命じた。しかしレイトン船長のヨットミス・フォーチュン>が応援に駆けつけたことに気づいたハンは、チューバッカに喧嘩をふっかけて敵の注意を逸らし、乱闘を引き起こした。<ミス・フォーチュン>の攻撃で敵が混乱する中、イーマットたちは<ファルコン>に乗り込んで格納庫から飛び立った。<ファルコン>は<ヴィヤメント>のトラクター・ビームに補足された時、イーマットは死を覚悟したが、ハンは一か八かの賭けに出て、モトックの上空へ引き返した。帝国はモトックのドーム都市を壊滅させてしまうリスクを回避するためトラクター・ビームを解除し、<ファルコン>と<ミス・フォーチュン>はそのすきにシーアコンから脱出することに成功した。[1]

その後の戦い

「残念ながら姫、この旅の目的は極秘です」
―ザスティガへ向かう輸送船内にて、レイア・オーガナに対し、イーマット[出典]

シーアコンの事件以降も、イーマットはシュライクスの一員として偵察任務に従事し、惑星ディカーミリン・プライムの調査を行った。これらの星はいずれも、のちに反乱同盟の拠点として利用された。またヴロガス・ヴァスの戦い以降、勢いに乗った反乱同盟軍がミッド・リムへの進撃を開始した際、イーマットもオード・ティデルを始めとする星で最前線に立った。しかし進撃作戦は失敗に終わり、制圧した星を維持できなくなった反乱軍はミッド・リムからの撤退を余儀なくされる。イーマットも帝国のプラズマ砲台に狙われたオード・ティデルの離着陸パッドから間一髪で逃げ出した。のちにイーマットは当時を思い返し、「我々はあまりに早い段階で、あまりに多くのものを手に入れようとし過ぎた」と述懐している。[4]

Death Star II revealed

ザスティガで開かれた最高司令部の会議にレイアを送り届けたイーマット (中央やや右)

3 ABY[8]、イーマットはリングブレイカー作戦の一環として惑星サラストで行われたイニュシュ・トア包囲戦の最終段階に参加し、地元住民サラスタンによる抵抗勢力を支援した。しかし彼が到着したときには既に、第61機動歩兵隊が戦いを優位に進めていた。また、反乱同盟が帝国に対する監視の目を強化しようとしていた頃、イーマットのチームはデヴァロニアンの探索者たちから情報収集を行っていた。しかしボサンスパイ網が反乱同盟と手を結んだため、イーマットのチームはこの任務から手を引くことになった。それからしばらくして、ボサンは帝国が衛星エンドア第2デス・スターを建造中であることを突き止めた。[4]

新たな超兵器の存在が明るみに出た後、惑星ザスティガで同盟軍司令部の対策会議が開かれることになった。イーマットはサラスタンのナイン・ナンが操縦するヨット<メルクローラー>に乗り込み、会議の参加者の1人であるレイア・オーガナを迎えに行く役目を与えられた。フォルク・アイメリク艦長のEF76ネビュロンBエスコート・フリゲートリメンブランス>とドッキングした後、イーマットたちはレイアやプロトコル・ドロイドC-3POを引き取り、彼女たちに目的地を告げず出発した。彼らはザスティガの離着陸場でジェダイルーク・スカイウォーカーと合流し、反乱軍の隠れ家へ移動する。会議は最高機密扱いだったため、イーマットとルーク、ナインは会議室の前で立ち止まって敬礼し、レイアに入室を促した。その後、レイアはザスティガの会議でイエロー・ムーン作戦を提案し、第2デス・スター攻撃計画から帝国の注意をそらすため、コルヴァ宙域で陽動作戦を展開した。[9]

同盟軍のクリックス・メイディン将軍は、第2デス・スターに直接攻撃を仕掛けるには、まず第一にの月エンドアの地上に設置されたシールド発生装置を破壊する必要があると判断した。彼は地上攻撃部隊の編成をモスマに提言し、パスファインダー第32コマンドー部隊のメンバーから候補者のリストを作成した。リストにはイーマット中尉やブレン・ダーリン少佐ジャッダー・ペイジ軍曹ケス・ダメロン軍曹、タック・タイレル伍長フロラル伍長らの名が挙げられ、このうちフロラルは参加を辞退した。エンドアの任務に備え、イーマットはパスファインダーのアナ・シーアテイが著したジャングル戦術のマニュアルに目を通した。[4] エンドア攻撃チームはハン・ソロ将軍の指揮下に入り、ラムダ級T-4aシャトルタイディリアム>でエンドアに潜入した。最終的に彼らはシールド発生装置の破壊に成功し、エンドアの戦いの勝利に貢献した。[10]

新たなる紛争

レジスタンス加入

「ダメロンの任務に対する責任感は絶対です」
―ポー・ダメロンについて、カルアン・イーマット[出典]
Major Ematt edit

34 ABY当時のイーマット

エンドアの戦いの後、反乱同盟は新共和国として生まれ変わり[11]、イーマットも新共和国軍の軍人となった。[2] 5 ABY銀河協定が締結され、帝国との戦争に終止符が打たれた後も[12]、イーマットは長年にわたって新共和国に仕えた。[5]

28 ABY、新共和国政府がアマクシン戦士団の危機に直面した後、イーマットはレイア・オーガナ元老院議員が惑星ホズニアン・プライムで開催した秘密の会合に参加した。この会合にはイーマットの他にもナイン・ナンやギアル・アクバー提督ハーター・カロニアといったレイアの同志たちが集まっていた。レイアは一連の政治危機をきっかけに新共和国政府への信頼を完全に失っており、今後は銀河系の平和を守るため、銀河元老院の許可を得ずに独自の活動を開始すると宣言した。[5] レイアが立ち上げた組織は“レジスタンス”と呼ばれ、急速に台頭しつつあったファースト・オーダーの活動を監視し、小競り合いを繰り広げた。[6] しかしイーマットはすぐにはレジスタンスに加入せず、しばらく新共和国軍で働き続けながら、レイアの活動に参加してくれそうな人材のスカウトを行った。あまりに多くの新共和国軍パイロットが離反したため遂に新共和国に気づかれると、イーマットも本格的にレジスタンスに仕えるため新共和国軍を去った。[2]

レジスタンスに転向したイーマットは、地上軍の少佐に任命された。[6] 33 BBY頃、イーマットとレイアは新共和国軍レーピア中隊パイロットであるポー・ダメロンをレジスタンスに勧誘した。イーマットはミリン・プライムにある共和国軍基地を訪れ、OR-Kappa-2722における戦闘から帰還したダメロンとそのアストロメク・ドロイドBB-8を出迎えた。ダメロンは直属の上官であるロノ・デソ少佐に戦闘の報告を行うつもりだったが、イーマットは彼を軍用スピーダーに乗せ、レイアが待っている建物まで連れて行った。その後ダメロンはレイアと2人きりで話し合い、レジスタンスへの参加を決意する。数カ後、イーマットはサーベルの一撃作戦の立案に携わった。レジスタンスはこの作戦でエルード・ロー=キンター議員の宇宙船ヘヴリオン・グレース>を奪取し、ロア・サン・テッカに関する新情報を入手した。[13]

スターキラー基地攻撃作戦

「新しいデス・スターというわけか」
「それならまだいいのですが、少佐」
スターキラー基地について、イーマットとポー・ダメロン[出典]
Major Ematt Resistance Base

レジスタンス基地にて、イーマットと反乱軍時代からの戦友であるハン・ソロ、レイア・オーガナ

34 ABY当時[7]、イーマット少佐は惑星ディカーにあるレジスタンス基地に配属されていた。[3] この頃、イーマットはレイア・オーガナ将軍の回顧録を作ろうとしていたレジスタンスのプロトコル・ドロイドPZ-4COに力を貸した。レイアが過去の経験を語ることに消極的だったため、イーマットは彼女をどのように説得すべきか、PZ-4COに助言を与えた。レイアがイエロー・ムーン作戦の話を口述し終えた直後、イーマットはレイアの部屋に入り、惑星ジャクーから新しい報告が届いていることを知らせた。[9] サーベルの一撃作戦以来[13]ロア・サン・テッカの捜索を続けていたレジスタンスは、彼が住んでいるジャクーのトゥアナル村にダメロンを派遣していた。ダメロンはジェダイ・マスター・ルーク・スカイウォーカーの居場所を示す地図をサン・テッカから受け取り、それをBB-8に託した。[3]

ファースト・オーダーの超兵器スターキラー基地が新共和国の首都があるホズニアン星系破壊した後、BB-8は[3] イーマットの古い友人である[1] ハン・ソロやチューバッカ、そしてファースト・オーダー・ストームトルーパーの脱走兵フィンとともにレジスタンス基地に戻ってきた。間もなく司令センターでスターキラー基地への対応を話し合う会議が開かれ、イーマットも話し合いに参加した。テミン・ウェクスリーがスターキラー基地の特徴を説明した際、イーマットはこの兵器を“新しいデス・スター”と描写したが、ダメロンは両者を比較したホログラムを投影し、スターキラー基地がデス・スターよりはるかに大規模な兵器であることを示した。U・O・スタトゥラ提督がスターキラー基地のサーマル・デトネーターの存在を指摘し、オシレーターを破壊すれば兵器も滅ぼすことができると主張した際、イーマットも彼の意見に同意し、ことによれば基地のある惑星そのものを破壊できるだろうと付け加えた。[3]

Resistance group shot R2-KT

<ミレニアム・ファルコン>を見送るイーマットたち

イーマットやスタトゥラの考えは正しく、レジスタンスはその直後に行われた攻撃でスターキラー基地を惑星ごと破壊することに成功した。しかしハン・ソロはこの戦いで実の息子カイロ・レンに殺されてしまった。戦いが終わり、ダメロン率いるT-70 Xウイング・スターファイター部隊や<ミレニアム・ファルコン>がレジスタンス基地に戻ってきた時、イーマットはレイアやケイデル・コー・コニックスを始めとする仲間たちとともに彼らを離着陸場で出迎えた。その後、スリープ状態だったアストロメク・ドロイドR2-D2が目を覚まし、ルークの居場所を示す地図が完成した時、イーマットは基地の司令センターに居合わせた。レジスタンスに加わったゴミ漁りレイとBB-8、チューバッカがルークのいる惑星オク=トーへ出発した際、イーマットは他の大勢の仲間とともに離着陸場で<ファルコン>を見送った。[3]

クレイトの戦い

「地上部隊、到着」
―カルアン・イーマット[出典]
The Resistance TLJ

<ラダス>で開かれた緊急会議

スターキラー基地の戦いの後、レジスタンスはファースト・オーダーの報復を恐れ、すぐにディカーからの撤退を開始した。撤退活動のさなか、オーガナ将軍は夫ハン・ソロの死を悼む儀式を行い、イーマットも飛行場に集まって彼女のスピーチを聞いた。スピーチが終わった後[14]、イーマットたちはディカーの軌道に駆けつけたMC85スター・クルーザーラダス>をはじめとする軍艦に移動したが、撤退が終わらないうちにアーミテイジ・ハックス将軍率いるファースト・オーダー艦隊イリーニウム星系に出現した。レジスタンスの艦船はハイパースペースに飛び込んだが、ファースト・オーダーはメガ級スター・ドレッドノートスプレマシー>に搭載されたハイパースペース追跡装置でジャンプ先を特定し、執拗な追撃を行った。<ラダス>のブリッジがファースト・オーダーのTIEファイター中隊の銃撃を受けた際、そこにいた最高司令部のメンバーはレイアを除いて全滅した。[15]

レジスタンスの指揮官の数が急速に減少したことを受け、イーマットは急きょ将軍に昇格した。[16] まもなく<ラダス>の緊急用ブリッジで会議が招集され、イーマットはアミリン・ホルド中将[15] ノシット・サイサー少佐[16] の間に着席した。会議が始まると、ラーマ・デイシー中佐が一同の前に立ち、レジスタンス艦隊の現状を報告した。意識不明のレイアに代わって艦隊の指揮官となったホルド中将は、引き続きファースト・オーダーの艦隊から距離をとって逃げながら、レジスタンスのメンバーを小型輸送艇[15] U-55軌道ロードリフター[17] に乗せて惑星クレイトへ避難させる作戦を立てた。会議の後、ダメロンとその仲間たちが<ラダス>の格納庫でホルド中将に対するクーデターを起こした時、イーマットもその場に居合わせた。しかしのちに意識を取り戻したレイアがダメロンを制圧し、指揮権は再びレイアとホルドに戻った。[15]

Ematt @ Crait

クレイトにて、イーマット将軍

<ラダス>からクレイトへの避難が始まると、イーマットはパミッチ・ネロ・グッドコヴァ・ネルが操縦するU-55ロードリフターに乗り込んだ。レイアやダメロン、C-3PO、コニックス、ナイン・ナン、サイサー、ヴォバー・ダンドカイ・スレナリらも同じ輸送艇に乗船した。[17] 多数の輸送艇がファースト・オーダーによって撃墜されたが、ホルドが<ラダス>を使って<スプレマシー>に特攻を仕掛けたおかげで、イーマットたちの乗る輸送艇を含む[15] 6隻[14] は無事にクレイトの地上にたどり着いた。レジスタンスはクレイトにある旧反乱軍前哨基地に集まり、ファースト・オーダー地上軍の到着に備えた。ファースト・オーダーが前哨基地の防護壁を破壊するために配備したバッタリング・ラム・キャノンに対抗すべく、レジスタンスは古いスキー・スピーダーを使った攻撃作戦を立てた。[15]

イーマット将軍はクレイト前哨基地の外部防衛部隊を組織し、その指揮を執ることになった。[16] クレイトの戦いが始まる直前、イーマットはシャープ軍曹らを引き連れ、鉱山から旧反乱軍の塹壕へ続く幅の狭い扉から基地の外に出た。この塹壕は、スキー・スピーダーや砲兵隊の後ろで、基地の最後の防衛線の役割を果たした。[14] イーマットは1人で塹壕から出て数歩進み、クワッドノキュラーを使って敵部隊の接近を確認し、スキー・スピーダー部隊を率いるダメロンに報告を行った。レジスタンスはクレイトの戦いで多くの犠牲者を出したが、ルーク・スカイウォーカーがフォースの幻影を使って時間稼ぎをしてくれたおかげで、数少ない生存者は<ミレニアム・ファルコン>でクレイトから脱出することができた。[15]

個性と特徴

「人間の男。標準年で二十歳くらい。茶色の髪に茶色の目」
―イーマットの特徴を語るハン・ソロ[出典]
Major Ematt

イーマット少佐

カルアン・イーマットは人間の男性で[1]、身長は1.8メートル[2] 肌はく、は茶色で、髪のはもともと茶色だったが[1] スターキラー基地の戦い当時はすっかり白髪になり、豊かな口ひげを生やしていた。[3] 白く波打つ髪と髭のせいで、当時のイーマットはまるで預言者のような風貌だった。[18] 特殊偵察部隊シュライクスのリーダーだった頃、イーマットは反乱軍の秘密を守るために命を捨てる覚悟も決めてたが、ハン・ソロと初めて出会ったときには、疑いや疲れ、不安を隠しきれていなかった。賞金稼ぎに居場所が見つかった際、ハンは反乱軍協力者のデリア・レイトンが自分を裏切ったと思い込んだが、イーマットはそう決めつけるのは早いと語り、信頼は相互関係によって成り立つと主張した。イーマットは帝国軍に包囲されても臆することなく、アレシア・ベック司令官に対して反抗的な態度をとった。ハンはそんなイーマットの言葉に込められた信念の強さに驚き、感心した。[1]

銀河内戦を戦い抜いたベテラン将校であるイーマットは、銀河系を広く旅してきた経験豊富な兵士だった。彼はレイア・オーガナ将軍の主張に賛同し、もっとも初期にレジスタンスに加わった将校のひとりでもあった。[2] ミリン・プライムで初めてイーマットと対面した際、ポー・ダメロンはイーマットの態度や物腰にどことなく父親のケス・ダメロンに近いものを感じ、彼が本物の戦争を経験してきた歴戦の古参兵であることに気づいた。[13] イーマットはめったに笑顔を見せることが無かったが、レイア・オーガナがハン・ソロの死を悼むスピーチの途中で彼の人柄について言及したときには、珍しく口元に笑みを浮かべた。[14]

装備

シーアコンに潜伏していた時、イーマットはぼろぼろのチュニックとポンチョを身に着け、難民風の格好をしていた。彼はこのポンチョの下にブラスター・カービンを隠し持っていた。[1] ファースト・オーダーとの紛争の時代、イーマットはレジスタンスの作業用チュニックとシンプルなバックルがついたベルト、黒いブーツを着用し、胸に階級バッジをつけていた。[2][6] クレイトの戦いでは将軍の階級バッジがついた耐候性断熱ジャケットを羽織り、首からニューロ=サーヴ社TE4.4フィールド・クワッドノキュラーマルチ=マグ弾薬ポーチ・ハーネスを下げ、ブラステック・インダストリーズ社EL-16ブラスター・ライフルで武装していた。[16]

制作の舞台裏

Ematt by Dave Seeley

『おれたちの船って最高だぜ! ハン・ソロとチューバッカの冒険』に登場するイーマットのコンセプト・アート(デイヴ・シーリー画)

カルアン・イーマットは2015年9月4日に同時発売されたジュニアノベル『おれたちの船って最高だぜ! ハン・ソロとチューバッカの冒険』と『反乱軍の危機を救え! レイア姫の冒険』で初登場を果たした。この2冊は映画『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』とのタイアップ企画である「ジャーニー・トゥ・フォースの覚醒」シリーズのラインナップに含まれており、同年12月7日講談社から翻訳版が発売されている。また両作ともフィル・ノトによるイラストが収録されている。キャラクター・デザインはデイヴ・シーリーが担当した。ファーストネームの「カルアン」はネスレによって制作された『ハン・ソロとチューバッカの冒険』のアニメ版で初めて明かされた。

イギリス人の俳優アンドリュー・ジャックが『フォースの覚醒』とその続編『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』でイーマットを演じた。

『レイア姫の冒険』や『フォースの覚醒前夜 ~ポー・レイ・フィン~』、『フォースの覚醒』ジュニアノベル版などの翻訳小説にて、イーマットのレジスタンスにおける階級「Major」が「大佐」と訳されているが、設定資料集『スター・ウォーズ/フォースの覚醒 ビジュアル・ディクショナリー』で判明しているレジスタンスの階級システムと照らし合わせると、「Major」は「少佐」と訳すのが適当である。なお、『ビジュアル・ディクショナリー』や『フォースの覚醒』小説版などでは「少佐」と訳されている。

登場エピソード

参考資料

脚注

レジスタンス
主な人物 レイア・オーガナ将軍 - アミリン・ホルド - エロー・アスティ - カルアン・イーマット - ギアル・アクバー - ケイデル・コー・コニックス - コー・セラ - ジェシカ・パヴァ - スタトゥラ - タスリン・ブランス - テミン・ウェクスリー - ナイン・ナン - ペイジ・ティコ - ハーター・カロニア - ポー・ダメロン - ローズ・ティコ
組織 最高司令部 - レジスタンス情報部 - ドロイド・スパイ網 - 地上兵站部門 - 地上クルー - 技術者
軍隊 宇宙軍艦隊司令部 - スターファイター隊 - レジスタンス・パイロット - クリムゾン中隊 - コバルト中隊 - ブラック中隊 - ブルー中隊 - レッド中隊
地上軍レジスタンス・トルーパー - “レブ”中隊
主な乗り物 MG-100スターフォートレス - MC85スター・クルーザー - RZ-2 Aウイング - T-70 Xウイング - V-4X-Dスキー・スピーダー - ネビュロンC - ヴァクビオア級貨物フリゲート - バンカー・バスター - レジスタンス・トランスポート
活動拠点 ディカー (レジスタンス基地) - <ラダス> - クレイト (クレイト前哨基地)
その他 冷戦 - ファースト・オーダー=レジスタンス戦争
[テンプレート]
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