- 「人生は無理にでも人を前に進ませるものなんだ」
- ―カル・ケスティス[出典]
カル・ケスティス(Cal Kestis)は人間の男性で、オーダー66を生き延びたジェダイである。クローン戦争終結当時、彼はジェダイ・マスター・ジャロ・タパルのもとで学ぶパダワンだった。2人は惑星ブラッカの上空でヴェネター級スター・デストロイヤーに乗り込んでいたときにクローン・トルーパーの裏切りに遭い、タパルは弟子を逃がすために自らを犠牲にした。脱出ポッドでブラッカに降りたカルは、銀河帝国によるジェダイの粛清を逃れるため正体を隠し、解体ギルドの一員としてスターシップの解体現場で働き始めた。しかし14 BBY、友人プラウフの命を救うためやむを得ずフォースを使ったカルは、帝国の尋問官セカンド・シスターやナインス・シスターに追われる身となってしまった。[3]
カルは元ジェダイのシア・ジュンダやヨット<スティンガー・マンティス>のグリーズ・ドリタス船長、ドロイドのBD-1と仲間になり、ジェダイ・オーダー再建の旅を開始することになる。マスター・イーノ・コルドヴァが遺した、幼いフォース感応者のリストを記録したホロクロンを手に入れるため、カルと仲間たちはボガーノやゼフォ、ダソミアといった星々を旅し、ゼフォの賢者の霊廟を探検した。またその過程で、カルはキャッシークでソウ・ゲレラ率いるパルチザンと共闘し、ウーキーの囚人を解放した。また彼はイラムでライトセーバーを再建し、ダソミアではダークサイドに堕ちたジェダイのタロン・マリコスを破り、ナイトシスターのメリンを仲間に加えた。[3]
カルはボガーノの宝物庫を開けることに成功したが、セカンド・シスターにホロクロンを奪われてしまう。しかしカルはシスターのライトセーバーに触れ、彼女がシアのパダワンだった頃の記憶をサイコメトリー能力で垣間見た。カルとシアは過去の過ちを受け入れて次に進むため、惑星ナーにある尋問官の要塞へ行くことを決意する。またこのときカルはシアによってジェダイ・ナイトの地位を授けられた。2人は要塞でホロクロンを奪還したが、セカンド・シスターはシアからライトサイドへの再転向を促されているときにシス卿ダース・ヴェイダーによって殺されてしまった。ヴェイダーとの戦いを辛くも生き延びた後、カルは幼いフォース感応者たちを無理に新世代のジェダイにするよりも、彼らの運命はフォースに任せるべきと判断し、苦労して手に入れたホロクロンを破壊した。[3]
制作の舞台裏
カル・ケスティスは2019年11月15日に発売されたゲーム『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』の主人公である。[3] 俳優はキャメロン・モナハン。[5] カルのビジュアルは2019年4月13日に公開された『ジェダイ:フォールン・オーダー』の公式トレーラーで初お目見えした。[1] 当初、ゲーム制作者たちは主人公をエイリアンや女性キャラクターにすることも考えていた。しかし彼らはプレイヤーを文字通り“alienate” (=“遠ざける”の意)したり、シークエルの主人公レイと競合する女性主人公を作るより、カル・ケスティスを主人公にすることに決めた。[6]
登場エピソード
参考資料
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 Star Wars Jedi: Fallen Order - Reveal Trailer - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
- ↑ 2.0 2.1 2.2 Cal Kestis - 公式データバンク
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー
- ↑ アート・オブ・スター・ウォーズ ジェダイ:フォールン・オーダー
- ↑ The Galaxy-Wide Premiere of Star Wars Jedi: Fallen Order Live Panel スター・ウォーズ公式YouTube チャンネル
- ↑ Vader, Leo (2019-07-03). Answering Star Wars Jedi: Fallen Order's Lingering Questions. Game Informer.
関連項目
- カル・ケスティスの最初のライトセーバー
- ジャロ・タパルのライトセーバー:カルがジャロ・タパルから受け継いだライトセーバー
- カル・ケスティスの2本目のライトセーバー