Wookieepedia
登録
Advertisement

「あなた方はこれよりデューン・シーへ運ばれ、恐ろしいサルラックが巣を構えるカークーンの穴へ落とされることになります」
C-3PO[出典]

カークーンの大穴(Great Pit of Carkoon)は惑星タトゥイーン北部デューン・シーボマー・フラッツに存在した巨大な砂の穴である。穴の中には、飲みこんだ獲物を1,000以上かけて消化する生き物サルラックが生息していた。近くの宮殿に住むハット犯罪王ジャバ・デシリジク・ティウレは、特に気に入らない者をカークーンの大穴へ運び、サルラックの餌食にして処刑していた。

4 ABY、ジャバはルーク・スカイウォーカーハン・ソロチューバッカをいつもの方法で処刑しようとしたが、囚人たちの思いがけない抵抗により、大穴の上で激しい戦闘が繰り広げられた。最終的にジャバは囚人たちの仲間であるレイア・オーガナによって絞殺され、犯罪王のセール・バージケタンナ>は大穴のそばで爆破された。この事件はのちに“カークーンの大穴の戦い”として知られるようになった。ジャバに雇われていた賞金稼ぎボバ・フェットは戦闘中にサルラックに飲み込まれたが、のちに生きて脱出を果たした。フェットが9 ABYアーマーを探すためここに戻ってきた時、サルラックの巣窟は<スレーヴI>のサイズミック・チャージで破壊された。

概要[]

「サルラックの穴だ。俺は昔ここに閉じ込められてた」
ボバ・フェット[出典]

カークーンの大穴は砂漠惑星タトゥイーン北部デューン・シー[3]ボマー・フラッツに存在した巨大な窪みである。[4] この人里離れた砂の穴は、古くからサルラックと呼ばれる獰猛なクリーチャーの住処になっていた。[6] 大穴があるボマー・フラッツはグレート・メスラ高原バンサ平原と隣接しており、バンサ平原の向こうにはハット犯罪王ジャバ・デシリジク・ティウレ宮殿があった。[4]

歴史[]

「ここに俺のアーマーがあるはずだ」
「ここに? きっともう溶けてるよ」
「ベスカーは溶けない」
―ボバ・フェットとフェネック・シャンド[出典]
GreatPitOfKarkoon-ROTJ

カークーンの大穴

ジャバの宮殿からカークーンの大穴までの道のりは、宮殿のかつての所有者である悪党アルカーラによって開拓された。[4] やがてカークーンの大穴に生息するサルラックはジャバ・ザ・ハットのお気に入りのペットとなった。サルラックが同じ場所に根差して動かないという習性をありがたく利用し、ジャバは敵対者を大穴まで運び、この生き物の餌にして処刑した。[7]

4 ABY[8]エンドアの戦いの直前、ジャバはジェダイ・ナイトルーク・スカイウォーカー密輸業者ハン・ソロチューバッカをサルラックの餌にして処刑することに決めた。3人の囚人バンサIIカーゴ・スキッフで処刑場へ連行され、ジャバとその取り巻きたちは処刑を見物するためLO-KD57セール・バージケタンナ>で現場へ赴いた。ところが、スカイウォーカーはアストロメク・ドロイドR2-D2に預けておいたライトセーバーを受け取ると、大穴の上に浮遊するスキッフの上でジャバの手下たちと戦いを繰り広げた。[5]

戦闘中、ジャバに仕えるスキッフ・ガードの多くが大穴に落下し、サルラックの餌食となった。囚人たちの味方であるランド・カルリジアンも穴に落ちそうになったが、サルラックの触手に捕まれていたところをハン・ソロに救われた。ジャバに雇われた賞金稼ぎボバ・フェットは、ソロが振り回したバイブロ=アックスジェットパックに当たって暴走してしまい、セール・バージの船体にぶつかったのちサルラックに飲み込まれた。その後、囚人たちの仲間レイア・オーガナが<ケタンナ>の船内でジャバを絞殺し、セール・バージを爆破して仲間たちと一緒に大穴から去っていった。[5] この事件はのちに“カークーンの大穴の戦い”として知られるようになった。[9]

Boba-gets-out-sarlacc

カークーンの大穴から脱出したボバ・フェット

戦いが終わった後、サルラックの腹の中で意識を取り戻したボバ・フェットは、火炎放射器を駆使して何とか大穴から脱出した。しかし彼はすぐに力尽きて倒れ、再び意識を失った。やがてサンドクローラーに乗ったジャワゴミ漁りたちが大穴を訪れて戦いの残骸を回収し、フェットからアーマーをはぎ取った。ジャワが去った後、今度はタスケン・レイダーの部族が大穴に現れ、フェットを捕虜として連れ去った。[10]

タスケンに受け入れられ部族の一員として日々を過ごした後、フェットは新たな旅を開始した。彼はフェネック・シャンドとともにジャバの宮殿からファイアスプレー31級哨戒攻撃艇スレーヴI>を取り戻すと、アーマーを回収するためカークーンの大穴を再訪した。ジャワが装備品を持ち去ったことを知らないフェットは、ベスカーでできているアーマーならサルラックので溶かされることなく大穴の中に残っているはずだと考えたのである。彼は<スレーヴI>を大穴の上にホバリングさせて中を覗き込んだが、サルラックの触手が船を掴み、中に引きずり込もうとした。そこでシャンドが独断でサイズミック・チャージを<スレーヴI>から投下し、大穴の中の巨大生物を始末した。その後、フェットは船から降りて穴の中に入ったが、アーマーを見つけることはできなかった。[1]

制作の舞台裏[]

カークーンの大穴は1983年公開のオリジナル・トリロジー最終作『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(リチャード・マーカンド監督)で初めて登場した。[5] 大穴はカリフォルニア州バターカップ・バレーの砂漠に制作され、制作当時は“ナマケモノの穴”(sloth pit)と呼ばれていた[11]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

Advertisement