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「君がしぶとく生き延びてくれたお陰で、こうして種を明かせて嬉しいよ。私は君の灰の中から飛び立つ」
―カービン中佐[出典]

カービン(Karbin)はモン・カラマリ男性で、クローン戦争における活躍で知られる軍人である。終戦間際、スターシップの破壊で重傷を負ったカービン中佐は、それ以来18標準年にわたって生命維持装置につながれた生活を送った。銀河帝国の時代、カービンは皇帝シーヴ・パルパティーンに仕える科学者ドクターサイロの強化手術によってサイボーグの体で蘇り、シスの暗黒卿ダース・ヴェイダーの代替要員として戦闘訓練を受けた。サイロは独立星系連合グリーヴァス将軍を参考にカービンの体を改良し、4本のライトセーバーを使いこなすサイボーグ戦士として鍛え上げた。

0 ABY、ヴェイダーはシス・マスターである皇帝パルパティーンの秘密計画に感づき、サイロの研究基地を襲撃する。カービンはドクター・サイロのプロジェクトによって誕生したサイバネティックス戦士の1人としてヴェイダーを迎え撃ち、皇帝の前で戦闘技術を見せつけた。その後、カービンは皇帝からヴェイダーとの私闘を禁じられ、カシオ・タッグ大将軍の部下としてデス・スター破壊した反乱軍パイロットを捜索することになる。カービンは知らなかったが、反乱軍パイロットの正体は、ヴェイダーの実の息子であるルーク・スカイウォーカーだった。カービンは自分の任務の邪魔をするヴェイダーを排除するため、惑星ヴロガス・ヴァス暗黒卿を罠に嵌めたが、ライトセーバーの対決に敗れて命を落とす。

経歴

モン・カラマリの軍人

「こちらはカービン中佐。クローン大戦での活躍をご記憶かもしれません。彼の艦は終戦間際に撃沈され、本人も重傷を負いました。それから18年、彼は生命維持装置に繋がれており、最後の2年は強化手術を受けて過ごしました」
サイロ[出典]
Blasphemy to the force itself

カービンとサイロの戦士たち

モン・カラマリ男性、カービンは銀河共和国時代の末期に軍人として活躍し、クローン戦争で武名を轟かせた。[2] 彼は将軍の階級に達したこともあったが[3]、のちに中佐に降格となった。戦争終盤に指揮下のスターシップが破壊された際、カービンは重傷を負い、それから18にわたって生命維持装置に繋がれることになった。やがて彼は銀河帝国皇帝シーヴ・パルパティーンに仕える科学者ドクターサイロの研究対象となり[2]0 ABY[4] までの2年間はサイバネティクスの強化手術を受けて過ごした。サイロはカービンをはじめとするサイボーグ戦士たちを、パルパティーンの弟子であるシス卿ダース・ヴェイダーの代替要員として鍛え上げた。[2]

独立星系連合ドロイド軍最高司令官だった[5] グリーヴァス将軍のテクノロジーをもとに、ドクター・サイロはカービンの肉体に改造を施し、4本のライトセーバーを同時に扱うことができる機械の体を与えた。復活を遂げたカービンは、他の戦士たちとともにアウター・リム・テリトリー[2] クルシャンク星雲にあるサイロ・ディレクティヴ[6]研究基地で戦闘訓練を積んだ。0 ABYの時点で、フォースに依存しない戦士の育成を目的としたサイロのプロジェクトは完成に近づき、セラノン出身のモリトアイオリン・アスタルテ兄妹、天才的頭脳を持つテュロン・ヴォイドゲイザートランドーシャンのサイボーグ、そしてカービンという5人の戦士が出揃っていた。[2]

デモンストレーション

「このカービンの任務を横取りするとどうなるか、見せてやる」
―カービン[出典]
Enhanced Karbin

皇帝に戦闘技術を披露するカービン

ヤヴィンの戦いの直後、皇帝が自分の代用品をつくっていることに気づいたダース・ヴェイダーは、BXシリーズ・ドロイド・コマンドーの部隊を率いてサイロの研究基地へ攻め入った。カービンを始めとするサイボーグ戦士たちはヴェイダーのドロイド軍を撃退し、ドクター・サイロとともに全員揃ってヴェイダーの前に姿を現した。ヴェイダーはサイロを殺そうとしたが、研究基地を訪問していたパルパティーンによって制止された。パルパティーンは長い年月を費やしたプロジェクトのデモンストレーションを行うよう命じ、カービンたちはヴェイダーを相手にそれぞれの戦闘技術を披露した。全員の紹介が終わった後、戦士たちは皇帝の命令で本格的な殺し合いを始め、カービンもモリトと対決した。[2]

トランドーシャンの戦士が死んだ後、パルパティーンはデモンストレーションに満足し、戦闘を終わらせた。彼はサイロの戦士たちを部下として採用することに決め、今後は私闘を禁止すると言い渡してヴェイダーとともに去っていった。[2] その後、サイロの戦士たちとヴェイダーはエグゼクター級スター・ドレッドノートアナイアレイター>に集まり、カシオ・タッグ大将軍から指令を与えられた。カービンはタッグが反乱同盟プラズマ・デヴィルズ討伐任務をアスタルテ兄妹に任せたことに不服で、軍歴が長い自分のほうが適任だと主張したが、聞き入れてもらえなかった。代わりにタッグは、ヤヴィンの戦いでデス・スターを破壊した反乱軍パイロットの捜索任務をカービンに与えた。今度はヴェイダーとヴォイドゲイザーが不満をあらわにしたが、タッグは人選を変更せず、ヴェイダーにはソン=トゥール・プライドの押収品強奪事件の犯人特定を命じた。[3]

カービンは任務のためにインペリアル級スター・デストロイヤーと部隊の指揮権を与えられた。[1] ヴェイダーが反乱軍パイロットに関してなにか知っていると考えたカービンは、偵察用のドロイドを使ってこのシスの暗黒卿の動きを追った。彼の予想は正しく、ヴェイダーはカービンよりも先に反乱軍パイロットを見つけるため、惑星アンサン・プライムで手下のチェリ・ローナ・アフラと密会し、“ジ・アンティ”という通称で知られる情報ディーラーとの接触を命じていた。のちにヴェイダーはアンサン1でプラズマ・デヴィルズを討伐し、再び<アナイアレイター>で会合が行われた。カービンはヴェイダーに任務を奪われたアスタルテ兄妹をからかったが、彼自身も任務に進展がないことをヴォイドゲイザーから皮肉られた。その後カービンは再びヴェイダーとアフラの会話を盗聴し、ヴェイダーが反乱軍パイロットのルーク・スカイウォーカーを捕まえるためヴロガス・ヴァスへ向かったことを突き止めた。[3]

ヴロガス・ヴァスの戦い

「今日から私が皇帝の腹心だ! 貴様はこの地で朽ち果てよ!」
―ダース・ヴェイダーに対し、カービン[出典]
Karbin vs Vader

ヴェイダーにダメージを与えるカービン

ダース・ヴェイダーが個人的事情で自分の任務を横取りしようとしていると考えたカービンは、スター・デストロイヤーを引き連れてヴロガス・ヴァスの戦いに加わった。彼が到着した時、ヴェイダーは反乱同盟によってTIEアドバンストx1を破壊されて地上に落下し、同盟軍地上部隊と戦いを繰り広げながら、プリンセスレイア・オーガナを追い詰めていた。カービンは指揮下のTIEファイターとともに反乱同盟軍アンバー飛行隊Yウイング・ボマーを撃墜し、部下のストームトルーパーにルーク・スカイウォーカーの確保を命じた後、ヴェイダーやレイアの前に姿を現した。カービンはレイア確保の手柄も横取りしようとしたが、ヴェイダーはフォースを使ってカービン指揮下のストームトルーパーをふっ飛ばし、モン・カラマリのサイボーグとライトセーバーの対決に臨んだ。[1]

4本のライトセーバーによる攻撃を凌ぐため、ヴェイダーは近くにあったジェダイ寺院の像を倒してカービンの体勢を崩し、機械ののうち1本を切断した。カービンは反撃のチャンスを掴むためジェダイ寺院の残骸の中へ飛び込んだ。この作戦は結果的に功を奏し、ヴェイダーは寺院の中でフォースを通じてクワイ=ガン・ジンオビ=ワン・ケノービの声を聞き、すきが生じた。カービンはすかさず背後からシスを攻撃し、機械の体に傷をつけることに成功する。カービンとヴェイダーがセーバーで戦いを続けていた時、レイア・オーガナは少し離れた場所からヴェイダーを不意打ちで倒すチャンスを伺っていた。しかし彼女は友人を救うほうが大切だと思い直し、戦場から去っていった。また同じ頃、カービンの部下たちはルークを捕まえることに成功し、ヴロガス・ヴァスから連れ出すためラムダ級T-4aシャトルに彼を運び込んだ。[1]

Vader kills Karbin

カービンにとどめを刺すヴェイダー

カービンを始末してルークを奪還するため、ヴェイダーはアフラにスターシップアーク・エンジェル>をカービンにぶつけるよう命じた。カービンはヴェイダーが逃げ出したと思いこんで追跡し、まんまと<エンジェル>の進行方向に誘い込まれてしまった。<エンジェル>は岩の橋の上でカービンと激突し、アフラは射出座席で宇宙船から脱出した。重傷を負って動けなくなったカービンは、ヴェイダーがルークを追う理由は、単にヤヴィンの戦いの復讐のためだけではないはずだと語った。しかしヴェイダーは理由を明かさず、ライトセーバーを使ってモン・カラマリのサイボーグにとどめを差した。その後ヴェイダーはカービン指揮下のシャトルをフォースで破壊し、ルークが連れ去られるのを阻止した。しかしアフラがルークを捕まえ損なったため、結局ヴェイダーはヴロガス・ヴァスでの目的を果たすことができなかった。[1]

ヴロガス・ヴァスの戦いの後、ヴェイダーはカービン中佐の死体をコルサントにいる皇帝パルパティーンのもとへ持参した。皇帝はカービンがライトセーバーで殺されていることに気づいたが、シュー=トランで発生した反乱への対処という火急の要件があったため、カービンとの私闘を不問とした。[7]

個性と特徴

「モン・カラマリは治療設備で長い年月を過ごし、軍の指揮権を取り戻す事のみを妄想している」
―カービンについて、テュロン・ヴォイドゲイザー[出典]
Karbin-ready to go full ham

4本のライトセーバーを持つカービン

カービンは茶い肌と黄色いを持つモン・カラマリ種族の男性である。クローン戦争終盤にスターシップの破壊で重傷を負った後、カービンの肉体の大部分は機械の移植物に置き換えられた。彼のボディはグリーヴァス将軍のテクノロジーが基になっており、露出している生身の部分は頭部だけで、ほかは全て機械になっていた。[2] 一度は将軍だったこともあるカービンは、自身の軍歴を誇りに思い、サイボーグの体で復活した後も重要な任務の指揮権を欲した。[3] また彼はヴェイダーに代わって皇帝の腹心となることを望んでいた。彼は目的のためなら手段を選ばず、皇帝から私闘を禁じられていたにも関わらず、ヴェイダーを自らの手で倒して皇帝に取り入ろうとした。[1] 当初、カービンはヴェイダーが自分の任務の邪魔をするのは反乱軍パイロットへの復讐のためだと思いこんでいたが[3]、のちにそれ以上の事情があることに感づいた。[1]

技術と能力

Karbin

カービンのサイボーグの体

「私は故・グリーヴァス将軍を尊敬しています。見事な設計でしたが、改良の余地がありました。その改良の結果がカービン中佐です」
―ドクター・サイロ[出典]

カービンはもともと軍人としてスターシップを指揮し、クローン戦争での活躍で知られていた。彼はドクター・サイロから与えられた機械の4本の腕で、4つのライトセーバーを同時に扱うことができた。カービンの改造を行ったドクター・サイロは、このモン・カラマリのテクノロジーはグリーヴァスのそれを超えるものだと自負していた。[2] カービンはフォースを駆使するヴェイダーを倒すことこそできなかったものの、ライトセーバーの対決でシス卿を長時間手こずらせた。またカービンは戦略的才能を備え、ヴェイダーをヴロガス・ヴァスで罠にかけることに成功したが、シス卿の戦闘技術や作戦を軽視したため自らの敗北を招くことになった。[1]

装備

「ダークサイドのパワーさえあれば、ライトセーバーは一振りで足りる」
―カービンに対し、ダース・ヴェイダー[出典]

カービン中佐は4本のライトセーバーを同時に使用することができ、サイロの研究基地で行われたデモンストレーションでは青いブレードのセーバーを2本、紫のブレードのセーバーを2本使用し[2]、ヴロガス・ヴァスの戦いでは青を2本、紫を1本、緑を1本使用した。また彼は機械の体に白いケープを身に着けていた。タッグ大将軍からデス・スターを破壊した反乱軍パイロットの捜索を命じられた後、カービンはインペリアル級スター・デストロイヤーの指揮を執った。[1]

制作の舞台裏

カービン中佐は2015年に発売された正史コミックスター・ウォーズ:ダース・ベイダー』(キーロン・ギレン作)で初登場を果たした。その後このキャラクターは同シリーズの続編にも引き続き登場し、クロスオーバー・シリーズ『スター・ウォーズ:ベイダー・ダウン』で最期が描かれた。

登場エピソード

脚注