ガスガノ(Gasgano)は惑星トロイケン出身のゼクストの男性で、銀河共和国末期のポッドレーサー・パイロット。ナブーの侵略のさなか、砂漠の惑星タトゥイーンで開催されたブーンタ・イヴ・クラシック・ポッドレースに出場した。競争心旺盛なガスガノは、緑色のレース機<オード・ペドロヴィア>で勝利を追い求めた。レース中、彼は長いあいだトップの走者に食らいついていたが、結局人間のアナキン・スカイウォーカーに敗北した。
経歴[]
惑星トロイケン出身のゼクスト、ガスガノは緑色のレース機<オード・ペドロヴィア>を乗りこなすプロのポッドレーサー・パイロットだった。ガスガノはスピード感のスリルを追い求めてレースに参加し、ゼクスト特有の4本の腕と24本の指をポッドの操縦に役立てていた。クローン戦争の10年前、ガスガノはアウター・リム・テリトリーの砂漠の惑星タトゥイーンで開催されたブーンタ・イヴ・クラシック・ポッドレースに参加した。負けず嫌いだったガスガノは、地元のチャンピオンであるダグのセブルバを破りたいと考えていた。また、ガスガノの競争心はブーンタ・イヴのレースを2度制覇したことがあるボールズ・ロアや、再参加者のダッド・ボルト、ピット・ドロイド・チームを率いるアーキットのオディ・マンドレルらにも向けられ、一度もレースを完走したことが無いアナキン・スカイウォーカーすら敵対視していた。レース当日、<オード・ペドロヴィア>はモス・エスパ・グランド・アリーナのスタート位置で前から3列目、ロアのレーサーの隣、スカイウォーカーのレーサーの後ろに並んだ。
トロイグのアナウンサー・ビードがハット語でガスガノとそのレース機を紹介した後、主催者であるジャバ・ザ・ハットがレースのスタートを宣言した。スカイウォーカーとベン・クワディナロスを除く全レーサーが順調なスタートを切り、砂漠に設置されたコースを駆け抜けた。ガスガノはトップ走者のひとりだったが、ロア、ボルト、マンドレルといったレーサーたちに追い抜かれてしまう。さらに、ポッドを修理し終えたスカイウォーカーがあっという間に遅れを取り戻し、ガスガノのすぐ後ろに迫ってきた。狡猾なガスガノはスカイウォーカーの進行方向を遮って妨害を試みたが、人間の少年はコースの崖を降りる際に<オード・ペドロヴィア>の頭上を飛び去って行った。スカイウォーカーのエンジン・ケーブルが外れるトラブルが起きた際、ガスガノは一瞬だけ彼を抜かしたが、再び抜き返されてしまった。レース3周目、セブルバがスカイウォーカーとのもつれ合いで脱落したため、ガスガノは再び上位に食らいつくことができた。しかし、セブルバを蹴落としたスカイウォーカーがそのまま1着でゴールし、ガスガノは2位になった。
人物[]
ガスガノはゼクスト種族の男性で、身長は1.22メートル、大きな黒い目と茶色や白の肌を持ち、顔に紫色のまだらがあった。ガスガノはゼクスト特有の4本腕と24本指をポッドレースに役立て、他のパイロットにはできない巧みな操縦を実現させていた。彼は非常に負けず嫌いで、他のパイロットが自分を追い越そうとすると癇癪を起した。
装備[]
ガスガノは緑色にペイントされたポッドレーサー、<オード・ペドロヴィア>を操縦した。彼のレース機にはカメラが設置されており、走行中も機体の後方をホロスクリーンで確認することができた。ブーンタ・イヴのレース中、ガスガノはホロ画面を見てスカイウォーカーが後ろに迫っていることに気付き、進行方向を遮ろうとした。レース中、ガスガノは目を保護するゴーグルを着用した。