- 「お、お前、一体何なんだ？ 何が欲しい？」
「お前の恐れと痛みだ」 - ―奴隷商人とダース・ヴェイダー[出典]
19 BBY、銀河帝国が設立された直後、シス・アプレンティスのダース・ヴェイダーは奴隷商人の一団によって盗まれた自身のスターシップを奪還するため、ミッド・リムの砂漠の惑星ガタリングにある基地を襲撃した。
背景[]
- 「ふうむ。ここに宇宙船を一隻用意しておいたのだが――どうやら盗まれてしまったようだ。まったく、銀河は無法よの。我々の導きが必要とされていることがよくわかろう」
- ―シーヴ・パルパティーン[出典]
コルサントでジェダイ・オーダーの根絶を祝う式典が行われた後、シスの暗黒卿ダース・シディアスは、弟子のダース・ヴェイダーをシータ級T-2cシャトルに乗せ、ミッド・リムの砂漠の惑星[1] ガタリング[2] へ連れていった。着陸後、ヴェイダーがなぜこの場所に連れて来られたのかと尋ねると、シディアスは将来自分たちが銀河帝国において成し遂げる偉業に大きな希望を抱いていると語り、そのためにはまずヴェイダーに新しいライトセーバーを作ってもらう必要があると告げた。[1]
シディアスはヴェイダーに、ジェダイの生存者を見つけ出してカイバー・クリスタルを奪ってくるよう命じ、既にジェダイ・オーダーが壊滅しているため困難な任務となるだろうが、ヴェイダーの臨機応変さと才能には大きな信頼を寄せていると付け加えた。しかしシディアスがヴェイダーのためにあらかじめ手配しておいた専用スターシップは、あるべき駐機場所から失われていた。シディアスは無法者の集団が船を奪ったに違いないと告げ、この新しい船を取り戻すことが、ヴェイダーの旅の最初の目的となった。[1]
戦闘[]
- 「その船は…私のものだ」
- ―ダース・ヴェイダー[出典]
ヴェイダーと奴隷商人の戦闘
ヴェイダーはヘルメットのレンズを通常の視界に切り替えて砂漠を旅し、スターシップを盗んだ奴隷商人団の基地を見つけ出した。2人の奴隷商人がスターシップの価値について話し合っていた時、ヴェイダーは基地の壁からもぎ取った部品をフォース・プッシュで商人の1人にぶつけて殺し、戦いを仕掛けた。ヴェイダーはこのスターシップは自分のものだと宣言し、金属片を弾丸のように飛ばして敵を数名倒した。彼はパウアンの奴隷商人のブラスターから放たれたビームに被弾したが、この敵をフォースで崖から突き落とした。その後ヴェイダーは死体を盾として使いながら、最後に残った人間の奴隷商人を追い詰めた。この男はヴェイダーに何が欲しいのかと尋ねたが、ヴェイダーは望んでいるのは死だけだと答え、最後の1人をフォースで窒息させた。[1]
その後[]
- 「未確認船に告ぐ…ここは立入禁止領域だ」
- ―クローン・トルーパー・パイロット[出典]
ヴェイダーは手に入れたスターシップでミッド・リム領域にあるジェダイの前哨基地＜ブライトホーム＞へ向かった。この宇宙ステーションは帝国の占領下にあり、クローン・トルーパーの部隊が配属されていた。ヴェイダーは帝国の認証コードを持っているにも関わらず、クローン・トルーパー・パイロットの警告を無視してステーションに接近し、ARC-170スターファイターを撃墜して内部に侵入した。施設内にいたトルーパーも制圧した後、彼はバラシュの誓いの実践者の情報をデータバンクで検索し、ジェダイの生き残りの情報を掴んだ。[1]
制作の舞台裏[]
この戦闘は2017年に発売された『スター・ウォーズ：シスの暗黒卿 帝国の爪牙』（チャールズ・ソウル作、ジュゼッペ・カムンコリ画）で描かれた。[1]
登場作品[]
- スター・ウォーズ：シスの暗黒卿 帝国の爪牙 （初登場）