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ガルス・ヴェズ(Galus Vez)はベサリスク男性で、宇宙船の部品を扱う商人銀河帝国時代、彼は宇宙施設オシシス・ステーションを所有していた。彼は長期にわたって惑星ロザル反乱者たちと取り引きしていたが、帝国による立ち入り検査が増えると、彼らと関わり合いになるのを嫌がり始めた。5 BBYのある日、ヴェズはオシシス・ステーションにやってきた反乱者たちへの部品販売を断り、グループのパイロットを務めるヘラ・シンドゥーラ船長に“フールズ・ラン”・コースを使ったレースを申し込んだ。

ヴェズはもしシンドゥーラがレースに勝てば部品を譲るが、自分が勝利した場合は反乱者の宇宙船である<ゴースト>を差し出すよう要求した。シンドゥーラは勝負に勝ったが、このベサリスクは約束を破り、反乱者たちを捕まえようとした。裏切りを予測していた反乱者たちは、ヴェズの注意をそらすため貨物船を1隻爆破し、ベサリスクの手下たちを制圧した。彼らはヴェズから無理やり部品を取り上げ、オシシス・ステーションから去っていった。

経歴[]

帝国とのトラブル[]

Vez and the rebels

ヴェズはしばしば反乱者たちと取り引きした

ガルス・ヴェズは銀河帝国時代に活動し、レガニ宙域オシシス・ステーションという名の宇宙施設を所有していた。彼の宇宙ステーションは地元のならず者たちの溜まり場として賑わっていた。ヴェズは複数のルートを使ってスターシップの部品を収集し、ステーションを訪れる者たちに販売していた。また、何千という訪問者たちがヴェズの所有する個人レース会場、“フールズ・ラン”でこのベサリスクとの競争に参加した。フールズ・ランは小惑星帯の中を飛びぬけるコースで、ステーションのすぐ近くにある惑星に設けられていた。ヴェズは全てのレースに勝利していたが、アステロイド・スラスターを使って敵の船に障害物をぶつけるというイカサマを働いていた。またヴェズはしばしばロザル反乱者グループと取り引きし、長いあいだビジネス上の関係を維持していた。[1]

5 BBY[2]、ヴェズがロザルの反乱者と取り引きを始める以前に比べ、帝国によるオシシス・ステーションへの立ち入り検査が2倍に増加した。帝国がやって来るたび、ヴェズは疑いを避けるためステーションから反乱者と取り引きした証拠を隠滅しなければならなかった。ある日、ヴェズが彼らのせいで苦労しているとも知らず、反乱者たちが再びオシシス・ステーションを訪れた。彼らはダメージを負ったVCX-100軽貨物船ゴースト>の修理部品を求めていた。反乱者たちはヴェズにしては珍しく開きっぱなしのドアから部屋に入り、必要な部品のリストを手渡した。[1]

ヴェズは反乱者たちを迎え入れたが、帝国のパトロール増加を理由に彼らの要求を拒否した。反乱者たちを帝国に売り渡そうかとも悩んだ末、ヴェズは反乱者のパイロットヘラ・シンドゥーラ船長にフールズ・ランのレースを申し込んだ。彼はもし反乱者が勝てば部品を譲るが、自分が買ったら<ゴースト>を差し出すよう要求した。シンドゥーラは申し出を受け入れて他の仲間たちを驚かせたが、武器は使ってはいけないという条件をヴェズに突きつけた。[1]

フールズ・ラン[]

Vez racing

ヴェズはフールズ・ランのレースで<ゴースト>に敗北した

ヴェズは宇宙船<スプレンダー>でレースに参加し、シンドゥーラはアストロメク・ドロイドC1-10Pと2人だけで<ゴースト>に乗り込んだ。<スプレンダー>はスタート後しばらくのあいだ首位に立ったが、<ゴースト>は曲芸飛行で小惑星をかわして先へ行った。ヴェズは後れを取り戻すためにアステロイド・スラスターを起動し、<ゴースト>を巨大な岩で挟み撃ちにした。VCX-100軽貨物船スタビライザーの故障に苦しんだが、ヴェズの不正行為は反乱者のジェダイケイナン・ジャラスとその弟子エズラ・ブリッジャーに目撃されていた。2人はフォースを使って小惑星を<スプレンダー>にぶつけ、シンドゥーラを援護した。<ゴースト>はC1-10Pがエンジンにブーストをかけたおかげでヴェズを追い抜き、レースに勝利した。[1]

ステーションに戻った後、ヴェズは取り決めを放棄して反乱者たちにブラスターを向け、彼らを帝国に引き渡すと宣言した。しかし、ベサリスクの裏切りを予期していた反乱者たちは、貨物船を爆破して敵の注意を逸らし、ヴェズとその手下たちの隙を付いた。ジャラスの攻撃で武器を失ったヴェズは、止むを得ず反乱者たちが必要としている部品を差し出すことになった。<ゴースト>が立ち去った後、ヴェズは次の検査で帝国に疑われないよう、反乱者と接触した証拠を全て隠滅した。しかしヴェズの知らないうちに、反乱者のサビーヌ・レンによってオシシス・ステーションの外壁に反乱グループのシンボルマークペイントされていたのだった。[1]

人物[]

ガルス・ヴェズは茶色い肌をしたベサリスクの男性で、黄色い目を持ち、あごひげを生やしていた。14歳のエズラ・ブリッジャーと対面した際、ヴェズは反乱グループは子供を雇わなければならないほど必死なのかとコメントした。反乱者たちと長期にわたって取り引きを続けていたにも関わらず、ヴェズは帝国による立ち入り検査が増えたことを理由にビジネスを終わらせようとした。ヴェズはレースの挑戦を受け入れれば反乱者を帝国に引き渡さないと申し出たが、レース中にイカサマを働いて勝利しようとした。レースに負けて怒ったヴェズは、当初の約束を破って反乱者たちを帝国に売ろうとした。[1]

装備[]

ガルス・ヴェズは戦闘時に2丁のブラスター・ピストルを使用し、レースではコムルク級ファイター/トランスポートの<スプレンダー>に乗り込んだ。彼は青いパンツと緑のジャケットを着こみ、あごひげに銀色のリングをつけていた。[1]

制作の舞台裏[]

ガルス・ヴェズは正史コミック作品『リング・レース』(マーティン・フィッシャー作、ボブ・モールスワース画)に登場するキャラクターである。このコミックは2015年発売のスター・ウォーズ 反乱者たち マガジンの第1号に収録された。

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]