- 「日が昇った。狩りの時間だ！」
- ―ガーナック[出典]
ガーナック（Garnac）はトランドーシャンの男性で、無慈悲なビッグ・ゲーム・ハンターである。衛星ワスカーを拠点に活動する狩猟ギルドのリーダーで、ダーの父親。ガーナックとその手下たちは銀河系各地から知的生物を誘拐し、残酷な狩猟ゲームの獲物にしていた。クローン戦争中、ガーナックのギルドはジェダイ候補生やウーキーとの戦いで壊滅し、ガーナックもパダワン・アソーカ・タノとの決闘に敗れた。のちにガーナックはグリニ・ミルレギの手下となり、帝国時代初期は惑星セロロニスで活動した。
経歴[]
- 「さて、どれだけ骨のある奴がいるか見てみようか。撃ち方はじめ！」
- ―ガーナック[出典]
惑星トランドーシャ出身のガーナックはクローン戦争期に衛星ワスカーで狩猟ギルドを率いていた。彼らは銀河系各地で知的生物を誘拐し、ワスカーの島で無慈悲な狩猟ゲームを行った。ガーナックはジェダイを殺すのを名誉と考えており、強敵であるジェダイ・ナイトは避け、未熟な訓練生やパダワンを拉致して獲物に加えた。戦争中、ガーナックはHCT-2001ドラゴンボート級ルジョー905貨物船に乗って惑星フェルーシアを訪れた。ギルドのメンバーの1人、ロ＝ターレンは分離主義勢力と戦っていたパダワン・アソーカ・タノを運よく発見し、帯電ネット・ガンで動きを封じることに成功した。ガーナックは思わぬ収穫に喜び、新しい獲物をワスカーの第4アイランドに放した。しかしタノはジェダイ候補生のカリファ、ジンクス、オ＝メアと合流し、トランドーシャンのハンターに対して反撃を試みた。
ガーナックはMSP80プテロプター・ホバー・ポッドに乗り込み、第4アイランドのジャングルの中でジェダイを追い回した。カリファがトランドーシャンの攻撃で足を挫くと、ガーナックは息子のダーにジェダイ狩りの名誉を譲り、止めを刺すよう命じた。しかしダーはタノとの格闘戦に敗れて樹上から落下し、地面から突き出た植物に胸を貫かれて死んでしまった。怒ったガーナックはカリファを狙撃して撃ち殺し、タノを執拗に追い回した。しかし若きジェダイたちはウーキーの囚人チューバッカを味方につけ、狩猟ギルドの本拠地であるユブリキアン浮遊要塞に攻め込んだ。数で勝るトランドーシャンは最初のうちこそ優勢だったが、賞金稼ぎスギとウーキーの戦士が乗る＜ヘイロー＞が到着し、形勢が逆転した。ガーナックはタノとの一騎打ちに敗れて要塞のブリッジから突き落とされた。
やがてガーナックはドウーティンのギャング・グリニ・ミルレギの手下となった。[4][5] 帝国時代初頭、ミルレギはライオット・レースの開催地である惑星セロロニスのサファ・トーマ・スピードウェイでガモーリアンの衛兵とともにミルレギの用心棒を務めた。ミルレギのレーサーであるジェット・ヴェニムがチャレンジャーのテイ＝オーに勝利した後、ガーナックとガモーリアンはミルレギとの賭けに敗れたシダリン・スケールバックの前に姿を現し、彼女の用心棒であるクローン・フォース99のメンバーにブラスターを向けて牽制した。[4]
人物[]
ガーナック
- 「お前は俺の息子を殺した。お前だけは許せん、償いをさせてやる」
- ―アソーカ・タノに対し、ガーナック[出典]
ガーナックは血に飢えた冷酷なハンターで、仕留めた獲物の頭部や毛皮を勝利のトロフィーとして要塞に飾っていた。彼は知的生物であっても容赦なく狩り立てたが、息子のダーにだけは深い愛情を見せ、ダーを殺したジェダイ・パダワン・アソーカ・タノを逆恨みした。
技術と能力[]
ガーナックはトランドーシャン・ブラスター、スナイパー・ライフル、手斧、ナイフなど、様々な武器を使って戦った。ガーナックは格闘戦にも熟練していたが、フォースを駆使するアソーカ・タノには敵わなかった。
制作の舞台裏[]
ガーナックはTVアニメ・シリーズ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』のために制作されたキャラクターである。2011年3月19日公開のシーズン3第21話『囚われのパダワン パート1』で初登場を果たした。声優はザック・ハンクス。[3]
生死を巡る矛盾[]
『囚われのパダワン パート2』のラストで、ガーナックはアソーカ・タノによってプラットフォームから突き落とされ、倒れたまま動かなくなる。この場面について StarWars.com のエピソード・ガイドは「ガーナックが最後の攻撃を試みたため、アソーカがこのトカゲ男を死に追いやった」と解説しており[6]、2021年発売の『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ キャラクター事典』でも死亡したと明言されている。[2] しかしガーナックは2023年に『囚われのパダワン』より後の時代を描く『スター・ウォーズ：バッド・バッチ』のエピソード『ライオット・レース』にて、グリニ・ミルレギの手下として再登場した。本作でガーナックに台詞は無く、名前を呼ばれる場面も無いが[4]、ウォルト・ディズニー・カンパニーが発行した公式スクリーンショットのキャプションでミルレギの手下の一人がガーナックであることが明言されており[5]、矛盾が生じている。
登場作品[]
クローン・ウォーズ – 囚われのパダワン パート1 （初登場）- クローン・ウォーズ – 囚われのパダワン パート2
- バッド・バッチ – ライオット・レース
参考資料[]
- "Padawan Lost" Episode Guide - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
- "Wookiee Hunt" Episode Guide - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
- Garnac - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- スター・ウォーズ ビークルのすべて
- スター・ウォーズ：エイリアン・アーカイブ
- スター・ウォーズ クローン・ウォーズ キャラクター事典
- Garnac - 公式データバンク
